Nスタ ニューズアイ 2015.03.26


こちらの朝鮮総連トップの自宅に初めて家宅捜索が入りました。
本人は卑劣、弾圧、差別などあらゆる言葉で激しく反発しています。
容疑はマツタケの密輸でした。
異例の捜査の狙いはどこにあるんでしょうか。
午前9時過ぎです。
朝鮮総連のホ・ジョンマン議長の自宅に今、捜査員が段ボールを持って家宅捜索に入りました。
北朝鮮の事実上の大使館とされる朝鮮総連。
そのトップ、ホ・ジョンマン議長の東京・杉並区の自宅に今朝、警察の家宅捜索が入った。
ホ議長は不当な政治弾圧だとして猛反発。
家宅捜索の発端となったのはマツタケ。
北朝鮮は有数の産地として知られている。
そのマツタケを不正に輸入したとして警察は今日、東京・台東区の貿易会社東方の代表取締役で韓国籍のリ・トウテツ容疑者ら2人を外国為替法違反の疑いで逮捕した。
リ容疑者らは2010年9月、北朝鮮産の生マツタケ、およそ1200kg、金額にして300万円分を中国産と偽って輸入した疑いが持たれている。
北朝鮮からの輸入は核実験などに対する制裁措置として2006年10月から全面的に禁止されている。
リ容疑者らは北朝鮮産のマツタケを中国・上海にある空港経由で関西空港に運んでいたとのこと。
捜査に当たるのは、京都府警と神奈川、島根、山口県警による合同捜査本部警察は、リ容疑者らが朝鮮総連と関係が深いと見ていて、ホ議長の自宅を初め…10人ほどでしょうか、捜査員が副議長の自宅に入っていきます。
最高幹部の1人、ナム・スンウ副議長の自宅などを関係先として捜索した。
制裁措置がとられるまで、北朝鮮にとって貴重な外貨獲得の手段だったマツタケ。
最盛期には、日本への輸出で年間に21億円以上を荒稼ぎしていた。
小泉総理が訪朝した際には大量のマツタケをお土産として渡していたことも後に判明している。
今回、捜査の対象となった貿易会社の東方について朝鮮総連のホ議長は…しかし、朝鮮大学校の元教員で朝鮮総連の内情に詳しいパク・トゥジン氏はこう指摘する。
北朝鮮の国会に当たる最高人民会議の代議員も務めているホ議長。
北朝鮮指導部ともパイプがあるとされ、去年9月には最高人民会議などに出席するため訪朝している。
今日の捜索を受け、ホ議長は拉致被害者らの再調査に言及。
ホ議長が現在の職に就いたのは3年前。
トップに就任してから自宅が捜索されるのは今回が初めてのこと。
マツタケの不正輸入の背後に何があるのか。
逮捕されたリ容疑者らは取り調べに対し理解できないなどと語り、容疑を否認しているとのこと。
ホ・ジョンマン議長はこういう方ですね。
キム・ジョンイル総書記とは何度も面談しています。
北朝鮮では非常に重要人物とされていますね。
しかし、気になるのは今回の捜索が拉致問題に影響するのかどうか、あるとすればどんな影響なのかということなんですよね。
実は先週、韓国メディアが東京発で書いた記事が政府内に激震を走らせたんです。
東京発の記事ですから、総連側が情報戦を仕掛けているんではないか、そんな観測も出たんですよね。
そんな中で今回捜索が行われたわけなんです。
ただ本来この容疑と拉致問題は本来別物であるべきものをああやって持ち出してますけれども、影響があるとしますと、問題についてはいい影響があればいいなという感じはしますけどね。
フランスで墜落したドイツの旅客機のボイスレコーダーです。
事故の衝撃で一部が激しく壊れています。
アメリカのメディアは、このボイスレコーダーの記録からパイロットの1人が墜落の前、コックピットから閉め出されていたことがわかったと報じました。
南フランスのアルプス山中に粉々に散らばるドイツ・ジャーマンウイングスの機体の残骸。
乗客・乗員150人の生存は絶望視されている。
ドイツ・デュッセルドルフ在住の2人の日本人の名前も搭乗名簿に載っていたことが確認されている。
機械関連商社勤務の佐藤淳一さん。
スペイン・バルセロナへの出張帰りに旅客機を利用した可能性がある。
永田敏さんはデュッセルドルフにひとり暮らしで、スペインへの旅行から戻る途中だったと見られる。
事故はなぜ起きたのか。
そのカギを握るのはひしゃげたオレンジ色の装置、ボイスレコーダー。
ボイスレコーダーはコックピット内の音声を記録する装置で損傷していたものの、ファイルの一部を取り出したと言う。
調査当局は分析を進めているものの何らかの結論を導き出せる段階ではないとしている。
しかし、事故原因にかかわるかもしれない、ある重要な内容が報じられた。
これはアメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」が事故調査関係者の話として伝えたもの。
ボイスレコーダーの記録からパイロットの1人がコックピットから出た後外からノックする音が聞こえたと言う。
しかし、コックピット内からの返事はなし。
その後、さらにドアをたたく音や壊そうとする音がしたものの、返事はなかったことがわかると言う。
つまり、墜落直前、コックピット内には1人のパイロットしかおらず、ドアが開けられることはなかったと言う。
アメリカの同時多発テロ以降コックピットのドアは強化され、パイロットでさえも外から鍵を開けることはできない。
中から鍵が開かない場合にはどんな理由が考えられるのか。
事故機は墜落前の8分間に高度1万1600mから1800mほどにまで急降下している。
こちらは、事故機と同じ型のフライトシミュレーター。
高度を下げるには2つの方法があります。
1つは、こちらのレバーを使って数字を入力し、自動的に下がる方法そしてもう1つが、この操縦桿を前に倒すことによって手動で下がる方法です。
墜落直前の急降下の状態を再現してみると、つまみを動かすなど複数の操作が必要となることがわかる。
もともと1万1000m以上あったんですが、どんどんどんどん高度が下がってきているのがわかります。
アラームが鳴り始めました。
このアラームは何のアラームですか?こちらに出ていますけれども、オーバースピードのアラームになります。
高度を下げ始めてから4〜5分たったでしょうか、オーバースピードの表示が出ました。
スピードが出過ぎた場合には警告音が出てパイロットも異常に気づくことができる。
降下をしないようにという警報が流れました。
そして山が迫ってきました。
密室のコックピット内で一体何があったのだろうか。
フランス政府は運航の状態を記録したフライトレコーダーの捜索を急ぎ、事故原因の究明を進める方針。
墜落現場のすぐ近くに揖斐記者がいます。
事故の原因について、フランスの当局はどう見ているんでしょうか?墜落現場から一番近い村に来ています。
私の後ろに見える茶色い山の裏側の斜面に飛行機は墜落しました。
先ほどから捜索活動に当たるヘリコプターが上空を旋回しているのが見えています。
事故原因を考える上で、これまで謎とされていたのは、機体が降下を続けている間パイロットが管制の問いかけに一切答えなかったということです。
これが飛行機の中の気圧が急に下がる急減圧が起こり、パイロットが意識を失ったのではないかという仮説を生んでいました。
しかし、「ニューヨーク・タイムズ」の報道が事実だとすれば、急減圧と原因とする説は可能性が薄いということになります。
実際昨日のフランスの航空事故調査局の会見でも急減圧が原因だったという証拠はないとの見解が示されました。
さらに事故調査局のトップはパイロットの意図的な操作という可能性を考慮する必要があるとも述べました。
コックピットにいたパイロットが別のパイロットを意図的に閉め出したという可能性も出てくるのかもしれません。
消費税が8%に増税されてからもうすぐ1年となりますが、この消費税を再来年10%に上げた後、さらに10%を超えて増税しなくていいのかという議論が始まっています。
財界から10%超えも検討すべきという提言も示されました。
今の8%から再来年には10%にまで上がる消費税。
スーパーで買い物をする消費者の多くは10%は厳しいと受け止めているよう。
ところが先ほど、経済団体が自民党の会議で提言を示した。
経団連は消費税を10%に増税した上で、改めて歳入の改革も検討すべきと10%超えにも含みを残し経済同友会は消費税を17%まで段階的に増税するよう提言。
消費税10%を超えて増税もという議論。
しかし、肝心の安倍総理は…消費者たちに、ある質問をぶつけてみた。
日本の国の借金は1000兆円を超えている。
生まれたばかりの赤ちゃんも含めて国民1人当たり800万円を超す借金を背負っている。
借金まみれから抜け出そうと政府は5年後の2020年度に基礎的財政収支を黒字化するという目標を掲げている。
基礎的財政収支とは、家計に例えれば住宅ローンなどを除いた出費を借金を頼らずに給料で賄えるかを示す数字。
内閣府の試算では、再来年2017年4月に消費税を10%に増税したとしても2020年度に黒字にするには9兆4000億円足りないとしている。
足りない9兆円あまりを穴埋めするため安倍政権は今年の夏に新な財政再建の目標を決めるとしている。
安倍総理は否定しているものの政府や経済団体の一部には、5年後の黒字化を達成するためには消費税の10%超も選択肢として残した方がいいという意見がくすぶっている。
消費税が10%を超えて増税されるとしたら消費者はどう受けとめるのか。
歳出の削減を徹底すれば消費税は10%を超えて増税しなくていいのか。
財政再建の目標を達成するためには10%超えも検討すべきか、政府の財政再建目標に向けた議論は迷走する兆しが見えている。
経営権をめぐる父と娘の対立が続く大塚家具。
明日の株主総会を前に従業員の株主たちがどちらを支持しているのか、その割合がわかりました。
どちらが経営を担うのか決定する明日の株主総会を前に大塚家具の株式のおよそ3%を占める従業員持株会の会員35%程度がどちらを支持するか表明し、このうちおよそ6割が大塚勝久会長を4割が久美子社長を支持していることがわかった。
昨日、およそ3%の株式を持つフランスベッドからも支持を得た勝久会長はこれでおよそ27%の支持を、次は日本人の死因で長年トップのガンに関するニュースです。
こちらの赤い部分、つまり日本海側の地域では全国平均よりも胃ガンにかかる可能性が高いことがわかりました。
このほかのガンでも地域別の特徴があるようなんです。
日本人の死因第1位で年間30万人以上がなくなっているガン。
2011年にガンにかかった人はおよそ85万人にも上ると見られる。
国立がん研究センターは今回、初めて地域別に見たガンにかかる確率を公表した。
男性はすべての種類のガンで東北と山陰地方でかかる確率が高くなっていて女性は、東北や近畿・中国地方が比較的高くなっている。
ガンの種類別では、胃ガンの場合、男女ともに日本海側の地域でかかる確率が高くなっている。
そのワケは…厚生労働省によると、日本海側の地域の中で秋田や石川、新潟などでは一日の食事でとる食塩の量が全国の平均を上回っていて、こうした食生活が要因の1つと考えられている。
肺ガンでは、北海道や西日本でかかる確率が高くなっているが、北海道は喫煙率が高い地域でもある。
一方、ガンにかかる確率が高くても死亡する割合が低い地域もある。
長野県と広島県。
国立がん研究センターは、2015/03/26(木) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]

取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。

詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
▽番組HP
http://www.tbs.co.jp/n−st/

▽Facebook
http://www.facebook.com/TBS.nst

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:1177(0x0499)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: