興毅 日本のリングに立てない状況への思い吐露
2015年03月26日 16時00分
久々に亀田節が炸裂した。日本ではボクサーライセンスを剥奪された形となっているWBA世界スーパーフライ級2位の亀田興毅(28)が25日、WBA世界同級王者・河野公平(34=ワタナベ)とのタイトルマッチに向けて渡米。交渉はまだまとまっていないが「5月中に米国でやることになると思っている」と話し、機上の人となった。
WBAは今月5日、両者の対戦を指示。だが興毅は日本で試合ができないため、日本人同士の世界戦の海外開催という異例の事態が迫っている。「日本ボクシング界にとって歴史的な出来事だし、それが亀田だというのが面白い」。この状況を逆手に取り、歴史に名を残す考えだ。
興毅はデビュー以来、リングの内外で良くも悪くも話題を集めてきた。「それを含めてカリスマだし、スター。なんもない地味なボクサーになりたくてボクシングを始めたわけじゃない。引退するまでおとなしくはしないよ」
日本で試合ができない状況にも不満を漏らし「なんでできないのか理解できない。俺たちが事件でも起こしたなら、今こうしてボクシングができる状況じゃない。間違っていないものはいつか評価される」とまくし立てた。
河野についても「昔からスタイルは変わっていない。前に出て打つだけ」とバッサリ。日本人初の4階級制覇への自信は揺るぎない。
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