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統一地方選 10道県知事選告示 25人が立候補
3月26日 18時10分

統一地方選 10道県知事選告示 25人が立候補
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統一地方選挙のトップを切って、10の道と県の知事選挙が26日に告示され、合わせて25人が立候補しました。
北海道と大分で自民・公明両党と民主党が事実上対決する構図となっていて、人口減少が大きな課題となるなかで、地方の活性化策などを争点に、17日間の選挙戦に入りました。
統一地方選挙は、26日、北海道・神奈川・福井・三重・奈良・鳥取・島根・徳島・福岡・大分の、合わせて10の道と県の知事選挙が告示されました。
立候補の受け付けは午後5時で締め切られ、大分で5人、奈良で4人、残る8つの選挙に2人ずつの、合わせて25人が立候補し、17日間の選挙戦に入りました。
内訳を見ますと、現職が10人、新人が15人で、女性の候補者は4人となっています。
政党別では、自民党が、10のすべての選挙で現職を推薦しています。
民主党は、5つの選挙で現職を推薦し、1つの選挙で新人を支持しています。
公明党は、9つの選挙で現職を推薦しています。
維新の党は、1つの選挙で現職を推薦しています。
共産党は、9つの選挙で新人を単独で公認または推薦・支持しています。
社民党、日本を元気にする会、新党改革は、それぞれ1つの選挙で現職を推薦しています。
これに、実質的な支援状況を含めると、北海道と大分で自民・公明両党と民主党が事実上対決する構図となったほか、神奈川、福井、奈良、鳥取、徳島、福岡の6つの県では、自民・公明両党と民主党がともに現職を支援する形となっています。
今回の統一地方選挙は、去年の衆議院選挙のあと行われる初めての全国規模の選挙で、人口減少が大きな課題となり、政府が「地方創生」の実現を掲げるなかで、地方の活性化策などを争点に論戦が行われる見通しです。
統一地方選挙は、今月29日に5つの政令指定都市の市長選挙、来月3日に41の道府県議会議員選挙と17の政令指定都市の市議会議員選挙も告示され、知事選挙とともに来月12日に投票が行われます。
さらに、それ以外の市区町村長や議員の選挙は来月26日に投票が行われます。

各党の訴えは

自民党の谷垣幹事長は奈良県生駒市で街頭演説し、「東京にばかり人が集まって、東京ばかり経済が栄えていいのか。どうしたら地域が豊かになれるのか、それぞれの地域にきちんと発信するものがなければ、地方は元気にならない。それぞれの地域に仕事がなければならず、そうでなければ若い人がその地域にとどまることもできない。アベノミクス、そして『地方創生』を実現させて、景気回復の波を全国に押し及ぼしていきたい」と述べました。

民主党の岡田代表は国会内で記者団に対し、「地域が起点という基本的なスタンスを、民主党として、しっかり訴えていきたい。予算をばらまく上からの目線では、本当に地域を元気にすることはできない。厳しい状況だが、現有議席を1議席でも上回ることができるように戦ってほしいし、党としても、しっかり後押しをしていきたい」と述べました。

公明党の山口代表は党の中央幹事会で、「日本の社会構造の変化にどう対応するかという意味で、地方創生を担う人を選ぶ大事な選挙だ。わが党は、地域密着でさまざまなニーズをくみ取り、政策を実現することをモットーにしてきており、党のネットワークを強化すべく、全員当選を目指して力いっぱい頑張りたい」と述べました。

維新の党の江田代表は国会内で記者団に対し、「いわゆる『大阪都構想』の住民投票の勝利のための前哨戦だ。議員が率先して身を切り、そこで出たお金を福祉や教育や子育て支援に回す、身を切る改革の断行を訴えていく。地域主権改革の役目を担う候補者の全員当選を目指して闘い抜きたい」と述べました。

共産党の志位委員長は横浜市で演説し、「あらゆる分野で民意に背く暴走をしている安倍政権に対して、地方からノーの審判を突きつける絶好のチャンスがやってきた。とりわけ訴えたいのは、海外で戦争する国づくりにストップの声を突きつけようということだ」と述べました。

次世代の党の松沢幹事長は国会内で記者団に対し、「国民の健康を守ることをテーマに戦っていきたい。多くの国民が悩んでいる花粉症を撲滅することや、受動喫煙を防止するキャンペーンを行いながら、1人でも多くの地方の仲間を増やしたい」と述べました。

社民党の吉田党首は東京・新橋で演説し、「少子高齢化が進むなかで、疲弊する地方をいかに元気にするか、そして、国民に背を向けた安倍政権の暴走政治をいかに止めていくかが問われている。『平和と福祉はやっぱり社民党』をスローガンに戦っていく」と述べました。

生活の党と山本太郎となかまたちの玉城幹事長は国会内で記者団に対し、「脱原発や政治主導の実現には、政権交代が必要だということを訴えていきたい。地域での足がかりを広げていくためにも、候補者全員の当選を目指して頑張りたい」と述べました。

日本を元気にする会の松田代表は東京・有楽町で演説し、「われわれの理念は、国民の皆さんと一緒に政治を作ることに尽きる。しがらみなく、組織団体に頼らずに日本の政治を変えることができる。政治を皆さんの力で変えていこう」と述べました。

新党改革の荒井代表は奈良市でNHKの取材に対し、「本当に豊かな社会は、家庭や地域からつくられていく。『市民住民参加型経済』というものをつくっていきたい」と述べました。

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