「私のせいで被害者が続出しているというが、だまされないよう気を付けてください。私はお金を要求するような人ではありません」。与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表が25日、同党の最高幹部会議の最中「私と声が似ている人が、主に女性たちに電話をかけ、もっともらしい内容を告げて金を要求し、実際に送金した人たちがいる」として、冒頭のように述べた。金代表は会議の直後、記者たちに「(親交のある)何人かの方が私に恐る恐る尋ねてきて、このような詐欺行為が行われていることを知った」と話した。金代表は警察にも届け出たという。ある被害者は、金代表の声をまねたフィッシング詐欺にだまされ、1000万ウォン(約108万円)を送金したという。
一方、金代表はこの日午後、母校の漢陽大学で講演を行った際、近現代史について言及する中で「日本人たちが、日本のやつらが、東海(日本海)でロシアと戦争したとき、その橋頭保にするため独島(日本名:竹島)を奪った。この事実を忘れないでほしい」と述べた。さらに金代表は「力を得るためには、自由を制限してでもまず経済基盤を固めなければならないが、それがまさに朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の5・16革命(1961年の軍事クーデター)だった」と主張した。