ここから本文です

「副操縦士が1人で意図的に墜落させた」 仏検察当局が発表 ドイツ国籍の28歳

withnews 3月26日(木)21時32分配信

 フランスの山中に、乗客乗員計150人を乗せたドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの旅客機が墜落した事故で、仏検察当局は、副操縦士が1人で操縦し、意図的に墜落させたとみられると説明しました。

【動画】ドイツ機、8分間で1万メートル急降下の謎

 英紙テレグラフなどによると、検察当局は、当時コックピット内にいたアンドレア・ルビッツ副操縦士が、飛行監視システムの降下ボタンを押したと説明。「この行為は意図的でしかありえない」と指摘しました。

 機長はコックピットの外からインターホンを通じて副操縦士に呼びかけましたが応答はなく、副操縦士と見られる呼吸音だけが記録されていました。そのため、検察当局は「衝突までは副操縦士は生きていた」と見ており、突然の発作や気圧の急変などで意識を失ったとの見方を否定しています。

 副操縦士はドイツ国籍で、民族など詳細はいまのところ明らかになっていません。検察当局は「テロリストとしてリストアップはされていなかった」としています。副操縦士の年齢は28歳と伝えられています。

最終更新:3月26日(木)22時14分

withnews