(cache) サーチナ|護衛艦「いずも」が小型車ならば・・・中国空母「遼寧」は大型トラック=中国メディア  



護衛艦「いずも」が小型車ならば・・・中国空母「遼寧」は大型トラック=中国メディア


 海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」が25日に就役したことについて、中国メディアの環球網は26日、「大日本帝国の名艦と同じ名を持つ護衛艦が正式に就役した」と伝え、「戦後最大の軍艦が海上自衛隊に加わった」と報じた。  記事は、中国の複数の軍事専門家に対し、いずも就役について取材を行ったことを紹介し、中国海軍軍事学術研究所の張軍社研究員が「戦略上で見た場合、いずも就役は中国に対する牽制にはならない」と述べつつも、戦術的に見た場合、「中国の潜水艦隊に対する一定の影響を与え、自衛隊の海上作戦能力の向上に資する」と述べたことを紹介した。  また、いずもが「軽空母と大差ない能力を有する」との指摘もあると紹介したうえで、軍事専門家の李杰氏が「いずもの存在は日本が空母を保有するうえでの必要性と能力を持つことを示すもの」と主張したことを紹介。  一方で、いずもには戦闘機が離着艦できるだけの広い甲板があるとしつつも、「甲板には耐熱性が求められ、実際に空母として運用するには改造が必要」と論じたことを紹介した。  さらに記事は、日本のメディアが「F-35戦闘機を配備したいずもの実力は中国の空母・遼寧を超える」と報じたと紹介し、一部の軍事専門家の発言として「いずもと遼寧の排水量には大きな差があり、いずもが小型車ならば遼寧は大型トラックだ」と主張した。  また、いずもが2013年8月に進水した際、一部で「日本が軍国主義への第一歩を踏み出した」との声があがったとし、中国においても「大日本帝国の装甲巡洋艦と同じ名であったことなどから反感を招いた経緯がある」ことを伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は環球網の26日付報道の画面キャプチャ)