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韓国ロッテ、また事故 商業施設で安全祈願の直後
韓国のロッテ建設が請け負うソウル郊外の道路工事現場で、25日に橋が崩落し作業員1人が死亡する事故が発生、同社社長が現場を訪れ謝罪した。ロッテグループは、昨年事故などが相次いだソウルの高層商業施設「第2ロッテワールド」の建設現場で安全祈願の行事を開いたばかりだった。
ソウル郊外、京畿道竜仁市の現場では25日夕、幅約15メートルの橋が崩落、上で作業していた9人が転落し1人が死亡した。韓国メディアによるとコンクリートを流し込む作業中、橋が重さに耐えきれなくなったとみられる。
同社などが手掛け、昨年、作業員の死亡事故や地下の水族館での水漏れなどが続いた第2ロッテワールドでは24日、建設が100階を超えたことを記念し、工事の安全祈願の式典が実施され、グループの辛東彬会長は「安全最優先で韓国を代表するランドマークをつくる」と誓っていた。(共同)