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日本は危機的な状態です!

2015-03-26

「いずも」より欲しいもの


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 海自最大の護衛艦「いずも」が就航、横須賀に入港して特別公開も予定され人気が高まっている。

海上自衛隊史上最大の護衛艦「いずも」(1万9,500トン)が3月25日15時過ぎ、横須賀本港に入港した。巨大艦船の入港風景に驚いた市民らが大勢集まった。

 全長248メートル。ヘリポート5基を備え、対潜哨戒ヘリコプター・輸送へリなど9機を同時に運用できる。乗員470人。海自第1護衛隊群に所属。ジャパンマリンユナイテッド磯子工場(横浜市磯子区)で建造され、総工費は約1,200億円。

 長い飛行甲板をもつ「空母型」で、海自では「ヘリ搭載護衛艦」と呼ぶ。2009年に就航した「ひゅうが」(1万3,950トン)以来3隻目の建造。同艦は舞鶴に転属し、最新鋭艦が横須賀に配備された。

 「ひゅうが」型より51メートル長く、燃料や水など搭載量も増え、長距離・長期間の作戦行動に対応。情報通信能力が高く、離島防衛や災害救援などで司令塔の役割を担うという。

 同港で軍港めぐりを運航する船舶会社には、「クルーズ予約や問い合わせの電話が相次いでいる」(トライアングル)という。

 横須賀地方総監部は4月11日、「いずも」就航を記念して特別公開(9,000人限定・事前応募)を予定。詳細は同サイトで確認できる。(2015年03月25日 横須賀経済新聞)』(http://yokosuka.keizai.biz/headline/1180/

 いずもフィーバー!! 


 護衛艦の人気が高まるのは大変良いことだ。

 まあ、こういうのが日本にあってもいい。

 但し、私はこうした空母型の艦船に、余り大きな期待はしていない。空母など時代遅れだと思うのだ。

 現代は、ミサイル潜水艦と衛星の時代である。

 全ての洋上目標が軌道上の偵察衛星によって正確に把握されている。そして、超音速ステルスミサイルが、遥か遠隔地にある目標を精密に打撃出来る今の時代。一体、空母は、のそのそと海の上で何をやっているのか?、ミサイルから見れば、空母は停止目標と同じなのだ。


 はっきり言って、空母など巨大な標的に過ぎない。

 堂々たる威容を誇らしいとは思うが、それだけの代物だ。災害時の救助や平時の輸送艦としては役立つから、存在意義はある。艦載機を乗せた空母ではなく、シーレーン防御の対戦ヘリ空母として運用するのは、その意味で正解である。

 ただ思うに今、日本に最も必要なのは、長距離ミサイルである。そして長距離爆撃機。それから核弾頭。戦略潜水艦空母が欲しいのならば、それより無人機を発射できる潜水艦の方が良いと思う(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130210/1360486238)。

 戦後70年。悲願の空母艦船を、やっと持てたという象徴的な意味では、素直に嬉しいさ「いずも」。でも何隻も要らないな。

 それよりも我が国に戦略ミサイルと核弾頭が欲しいのだ。


D

(憲法上、空母保有は許されないというキャプションは共同通信のウソです!)


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ぴょこたんぴょこたん 2015/03/27 00:19 いやはや、ちょっと驚きです。

空母が時代遅れで、現代はミサイルと潜水艦と衛星の時代ですって?

あのですね、現在の日本に空母が必要かという話は一旦置きますが、空母自体は現代でも有効な兵器ですよ。貴方の説が正しいならば、米海軍は時代遅れということになりますが?

>全ての洋上目標が軌道上の偵察衛星によって正確に把握されている。そして、超音速ステルスミサイルが、遥か遠隔地にある目標を精密に打撃出来る今の時代。一体、空母は、のそのそと海の上で何をやっているのか?ミサイルから見れば、空母は停止目標と同じなのだ。

まず、貴方は偵察衛星がどんなものであるかを理解していません。基地と言った地上目標ですら、一個の偵察衛星が偵察できるのは一日にわずか数分間だけです。それも、移動によって角度が変化しますから、高い解像度を維持できるのは数分間の中でも更にわずかな時間になります。また、天候の影響も受けることがあります。つまり、目標上空に分厚い雲がかかってしまえば偵察は困難ということ。まして、海上を移動し続ける艦船の位置を全て正確に把握するなんて出来ませんよ。

次に「超音速ステルスミサイル」なるものですが、貴方の言うそれは何処の国が開発した何と言うミサイルですか?そして何処から発射するのですか?おそらくОникс(Kh-61)のような超音速対艦ミサイルなどを指しておられると思いますが、これらは主に艦船や航空機をプラットフォームにしています。何故なら、射程が短いからですよ。もちろん地上から発射することも出来ますが、射程の関係で近場の目標に限られるのです。さて、飛来する対艦ミサイルをイージスなどで撃墜することも出来ますが、飽和攻撃をされたらどうなりますか?

ですから、空母の艦載機が敵のプラットフォームである艦船や航空機を叩くわけですね。また、米海軍が何をやっているのかを見ればわかりますが、シーレーン防衛などに空母が有効であることは疑いようがありません。「空母は、のそのそと海の上で何をやっているのか?」と仰いますが、空母は航空機のプラットフォームとして
だけでなく、整備や休息場所といった兵站としての機能も担っているのですが。それに、空母は単体で行動するわけじゃありませんよ?護衛艦などと一緒に行動するのです。意味がわかりますか?

>今、日本に最も必要なのは、長距離ミサイルである。そして長距離爆撃機。それから核弾頭。戦略潜水艦。空母が欲しいのならば、それより無人機を発射できる潜水艦の方が良いと思う

過去の記事でも貴方は日本が核武装すべきと主張しておられますが、日本が核武装する場合のメリットとデメリットを理解しておられませんよね?そもそも、核武装につきものである核実験をどこでやるのですか?核弾頭を運搬する長距離ミサイルはどうやって開発するのですか?戦略潜水艦(戦略ミサイル潜水艦)の建造ノウハウは何処から持ってくるのです?無人機を発射できる潜水艦?記事を読ませていただきましたが、何の具体性も無い夢物語ですね。

おまけに「長距離爆撃機」ですか。それを言うなら「戦略爆撃機」でしょうが、仮に日本が保有して、どう使うのでしょうか?それこそ、戦略爆撃機なんて現代では時代遅れとも言うべきで、米軍ですらB-2を21機(試作機含む)で生産中止しているんですよ?


もう一つ。こちらの記事(潜水艦発射型ステルス無人機を日米共同開発せよ! http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130210/1360486238)に

「しかし、政治的にではなく軍事的に考えれば、空母など時代遅れの兵器である。日本は既にその可能性を、前の戦争で試した」とありますが、先の大戦では巨艦・巨砲主義が否定され、航空母艦の有効性が証明されたわけで、貴方の仰ることと事実は真逆ですよ。

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