仏南東部セーヌレザルプ=青田秀樹、ベルリン=玉川透
2015年3月26日21時22分
フランスの山中に、乗客乗員計150人を乗せたドイツ格安航空会社ジャーマンウィングスの旅客機が墜落した事故について、仏検察当局は26日、副操縦士が「意図的に機体を破壊しようとしたとみられる」と発表した。副操縦士は、機長を操縦室から閉め出したうえで、機体を急降下させて墜落させた模様だ。日本人2人も搭乗しているとみられる墜落事故は異例の展開になった。
仏検察当局によると、副操縦士は、機長が操縦室から出たあと、機長の再入室要請を拒んでいたという。副操縦士は操縦室に1人で残り、機体を降下させ、山中に墜落させたとみられるという。副操縦士はドイツ人で28歳で、テロリストとして手配されているわけではないという。機長が操縦室から出たあとの操縦室内は「完全な静寂だった」(仏検察当局)といい、副操縦士は何の言葉も発することなく、機体を墜落させた模様だ。
操縦士の1人が閉め出されていた可能性は25日から米欧メディアで相次いで報じられていた。このため、仏当局は26日、急きょ公表に踏み切ったものとみられる。
仏当局は事故機の操縦室の会話などを記録したボイスレコーダーを回収し、25日から本格解析に入っていた。25日時点では、ボイスレコーダーから音声データの取り出しに成功したと発表する一方、詳細な分析には時間がかかるとして中身は明かさなかった。
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