花嫁のれん #59【出演:羽田美智子 矢田亜希子 野際陽子】 2015.03.26


そしていよいよ金沢女将塾の卒業試験の日がやって来たのでございます
(志乃)ほれではこれから金沢女将塾の卒業試験を行います。
(奈緒子)課題は自分らしいおもてなしです。
塾生の皆さんは工夫を凝らしたおもてなしを精いっぱい披露してください。
(一同)はい。
(奈緒子)板長をはじめ板場の皆さんもご協力よろしくお願いします。
(一同)はい。
(辰夫)塾生の皆さんの献立はそれぞれしっかり打ち合わせ食材も揃え味も飾りつけも確かめさせていただいております。
(奈緒子)ありがとうございます。
(奈緒子)それでは塾生の皆さん。
早速準備に取り掛かってください。
(一同)はい。
(辰夫)できましたよ。
香さん。
(香)板長。
ありがとうございます。
(辰夫)はい。
和代さん。
よろしくお願いします。
(和代)はい。
(香)じゃあいってきます。
(真知子)頑張ってね。
香。
(佑美)しっかりね。
(綾)うん。
(香)はい。
(村田)ほう。
掛け軸を額に変えそして花はランの花。
(陣内)何か洋風な感じがしますね。
それがテーマかと。
1番目は香さんですので。
(村田)ほう。
元キャビンアテンダントだった。
(菊)あの英語が達者な?はい。
外国で暮らした経験もありますので自分らしさを出すために洋風なものを取り入れたのだと。
(志乃)香さんらしい演出です。
ええ。

(香)失礼いたします。
お料理をお持ちいたしました。
お料理は前菜とメーンの2品です。
このお料理は素材選びから味付け盛り付け器選びまで全て塾生たちに考えてもらいました。
(村田)これは?
(陣内)キャビアとホタテですね。
(菊)普通ならイクラというところですやろか。
(香)はい。
それに季節のあしらいとしまして食用の花で飾ってみました。
メーンの方は鹿肉のワイン煮にさんしょうを合わせました。
2つとも洋の中に和を取り入れたお料理ね。
(香)はい。
私の自分らしいおもてなしのテーマはワールド・ワイドです。
香さん。
せっかくですから英語でご説明したら?はい。
(英語)「外国からいらしたお客さまにとって和食の中にもなじみのある食材が入っていた方が喜ばれるのではないか」と。
(村田)うん。
(村田)じゃあ頂きましょうか。
はい。
(一同)いただきます。
(村田)うん。
いや。
これはなかなか。
何や。
相性がよろしいわ。
キャビアとホタテ。
(志乃)この鹿肉もワインの香りがいいですね。
(陣内)これは外国のお客さまに喜ばれるお料理ですね。

(佑美)失礼します。
おう。
やはり佑美君だったんだね。
華やかで女性的な掛け軸にあでやかなボタンの花。
いや。
そうじゃないかと思ったんだよ。
いやぁ。
実に素晴らしい。
(佑美)ありがとうございます。
村田さま。
(菊)この器もまあ色鮮やかな九谷焼。
(陣内)朱色の伊勢エビにマグロの赤。
ホントに鮮やかな彩りですね。
ほやけどほれが嫌みにならず品よくまとまっております。
ところで佑美君のテーマは?はい。
ひがし茶屋です。
(村田)ほう。
この金沢の茶屋街がテーマかね?
(佑美)古都の風情のあるひがし茶屋のお座敷で芸妓さんたちにもてなしを受けているようなそんな気分を味わえるおもてなしをと考えました。
自分が殿方好みであることを弱点にせず強みにしましたね。
大女将。
おっしゃるとおりです。
佑美さんらしいわね。
(房子)次はお嬢の番です。
私がお手伝いさせていただきます。
(綾)はい。
よろしくお願いします。
(房子)はい。
では。
(真知子)頑張ってね。
綾さん。
(綾)はい。
(菊)「しきしまのやまと心を人とはば朝日ににほう山桜花」
(村田)本居宣長が詠んだ有名な歌。
(綾)はい。
(陣内)さすがは綾さんですね。
(菊)老舗の旅館の格調が感じられます。
それで綾さんのテーマは?
(綾)長閑な春です。
来ていただいたお客さまに春の日差しの中くつろいでいただけるようなそんなおもてなしをテーマにしました。
こちらは加賀野菜を使ったおひたし。
メーンはフグの白板昆布巻きにしました。
金沢金箔をあしらって。
加賀野菜というじわもんの食材と伝統工芸の金箔。
金沢ならではの料理ですね。
そして掛け軸は春の山とヤマザクラの組み合わせ。
心をのどかにしてくれるおもてなしですね。
(村田)うむ。
まったく非の打ちどころがないね。
ありがとうございます。
(房子)どうしたの?
(弘美)それが真知子さんが自分で料理を。
(房子)えっ!?
(辰夫)見事なタイや。
(真知子)はい。
父が取った能登のタイです。
(真知子)塩加減もばっちり。
真知子さん。
それは…。
あっ。
房子さん。
どうして?そのたい料理は。
もう一度挑戦したいそうや。
(房子)えっ?失敗で終わらせとうない。
もう一度作り直してまたお出ししたいそうや。
はい。
今度こそこの能登のタイのおいしさをお客さまに味わっていただきたいんです。

(村田)掛け軸は日本海を描いたもの。
(菊)ほして花はスイセンとヤマブキ。
(村田)スイセンといえば日本海の海沿いの丘によく咲いてる花だね。
ええ。
素朴な花です。
ということは真知子さんのテーマは?・失礼いたします。
お料理をお持ちいたしました。
(村田)それは?はい。
能登で取れたオオダイの塩こうじ焼きです。
この前そのタイで大失敗したというのにまた同じものを?はい。
今回は塩加減もしっかりと確かめてあります。
最後まで私が責任を持って調理いたしました。
今度も真知子さんが自分で調理したんですか?はい。
板長のお許しを得て前菜からメーンまで私が作りました。
(陣内)前菜はかぶらずしですか。
女将に教えていただいたんです。
どうぞ。
まずはかぐらや名物のかぶらずしをお召し上がりください。
(村田)では。
(村田)うん。
これはなかなか乙な味がしますな。
奈緒子さんの味と似とるけどどこか違うような。
うーん。
これは。
真知子さん。
コンブを使いましたか?はい。
取れたてのコンブをぬか床の中に入れました。
なるほどね。
だからぐっとうま味が増してます。
おいしいですよ。
私は口に合います。
ありがとうございます。
タイの方は今取り分けさせていただきます。
(村田)口に合わなかったらそれで不合格だ。
いいね?はい。
いかがですか?うまい。
まさに能登の海の味だ。
厳しい冬を過ごしたタイの身がよく締まってる。
それに今回は塩加減もちょうどいい。
タイの甘味と塩がいい具合に合うとりますね。
(菊)いいお味や。
(陣内)見た目も豪快な料理です。
お客さまも喜びますよ。
ありがとうございます。
皆さまにそう言っていただけるなんて。
よかったわね。
真知子さん。
はい。
皆さまももうお分かりかと思いますが。
真知子さん。
真知子さんのテーマを。
はい。
私のテーマは私を見守り育ててくれた故郷の能登の海です。
能登の自然や海。
一緒に暮らしていた町の人たち。
仲間。
それに漁師をしている父。
民宿をしていたおばあちゃん。
そんな故郷の全てに思いを込めておもてなしをさせていただきました。

(香)どうだった?
(佑美)真知子?
(綾)真知子さん?私もみんなと同じ。
やれることは全部やりました。
いかがでしたか?塾生のおもてなしは。
(村田)掛け軸に生け花。
前菜にメーン料理と。
それぞれ趣向を凝らした自分らしいおもてなし。
いや。
楽しませてもらいましたよ。
(陣内)十人十色とは言いますが本当に一人一人違うテーマでよく考えられてました。
はい。
香さんはワールド・ワイド。
佑美さんはひがし茶屋。
綾さんは長閑な春。
そして真知子さんは能登の海。
皆さん自分らしいおもてなしをしてくれたようです。
私は全員合格だと思うがね。
(菊)私もです。
私も異存はありません。
皆さんがほうおっしゃってくださるんなら私も喜んでこのかぐらやのお墨付きを全員に与えたいと思います。
皆さん。
ありがとうございます。
ほやけど1番を決めなければいけません。
(村田)ああ。
そうだ。
1番で合格した塾生が陣内君の和風旅館の女将になる約束だったよね?はい。
(菊)どなたがいいんか?
(村田)うーん。
私はここはやはり綾君だと思うな。
綾君のおもてなしこそ老舗旅館王道のもてなしだ。
(菊)ほれに実家の旅館ですでに若女将として努めておったという経験もあります。
(村田)うむ。
大女将は?うん。
私は正直迷っております。
綾君と真知子君か?はい。
伝統を大切にすべきか?素朴さを大切にすべきか?私はまだちょっと決めかねておりますので。
(村田)陣内君はどうなんだね?君の経営する旅館だ。
(陣内)私は大女将をはじめ皆さまのご意見に従うつもりでおりました。
ですが…。
(村田)君が真知子君のことを気に入っとるのは分かってる。
だがここは私たちの意見を聞き入れた方がいいんじゃないのかね?
(菊)ほうです。
(村田)陣内リゾートの和風旅館の計画は陣内君の会社だけのものではない。
この金沢の観光の未来が懸かってるんだよ。
あのう。
少しよろしいでしょうか?奈緒子さん。
あなたは塾生を指導する立場の人。
合否や1番を決める立場ではありませんよ。
はい。
分かっております。
けれど一つだけ言わせていただきたいんです。
(村田)何だね?はい。
陣内さまが目指すのは故郷に帰ってきたような懐かしさを感じさせる旅館。
そうですよね?
(陣内)はい。
そうです。
例えば田舎に帰ってきてほっこりくつろげるような。
縁側でひなたぼっこをしてるうちに眠ってしまうような。
そのとおりです。
村田さま。
菊さま。
そして大女将。
今回はそのような基準で選んでいただくことはできないでしょうか?きっとこの金沢に新しい風が生まれると思います。
今から金沢女将塾の卒業試験の結果を発表します。
綾さん。
佑美さん。
香さん。
そして真知子さん。
全員合格です。
(一同)わあ。
(拍手)そして試験で1番となり陣内リゾートさまの和風旅館の女将になるのは…。
真知子さんです。
私?そうよ真知子さん。
審査員の皆さまも全員あなたがいいと。
奈緒子さんの言うとおりです。
皆さん。
あなたに新しい旅館を任せてみようということになりました。
期待してるよ。
真知子君。
私も期待しています。
おめでとう。
真知子。
(佑美)よかったじゃない。
おめでとうございます。
真知子さん。
綾さん。
何も悔いはありません。
私は心から喜んでいます。
(増岡)房子さん。
お気を悪うなさっとるんでは?全然。
(増岡)えっ!?正々堂々と勝負をした結果です。
それにお嬢もみんなと一緒になってあんな喜んでるんです。
(増岡)ほうでございますね。
ありがとうございます。
村田さま。
菊さま。
陣内さま。
大女将。
女将。

(陣内)真知子さん。
そうと決まったらすぐにでも女将として新しい旅館の仕事を手伝ってもらいたい。
陣内さま。
すみません。
えっ?私…。
陣内さまの旅館の女将にはなれません。
本当に申し訳ありません。
いったいどういうことなんだね?1番になれたというのに。
えっ?断るだなんて。
こんなにいいお話を信じられません。
誠に申し訳ございません。
(村田)さあ菊さん。
帰りましょ。
(菊)はい。
本当に申し訳ありません。
奈緒子さん。
どうしてなの?真知子さん。
私が女将塾に入ったのは能登に帰っておばあちゃんの民宿を再開したかったからなんです。
そのためにかぐらやで女将修業をしたかったんです。
最後まで修業するのは無理なんじゃないかって思ったこともありました。
でも奈緒子さんや大女将。
房子さん。
そして塾生のみんな。
かぐらやの皆さんに助けられながらようやくここまでこられてお墨付きまで頂けて。
正直結果を聞いたときは一瞬夢のようでした。
でもやっぱり私は能登に帰ってあの民宿でお客さまに笑顔の花を咲かせたいんです。
本当に勝手なこと言って申し訳ありません。
顔を上げて真知子さん。
ですが…。
いいの。
私は真知子さんがそう言うんじゃないかって思ってましたから。
えっ?あなたがここで女将塾の面接を受けたときのこと。
《10年前までおばあちゃんが魚釣りを楽しむお客さんのための漁師民宿をやっていたんです》《その民宿をもう一度やりたいんです》《そのために女将になるためにここで修業をさせていただけたらなと》その気持ち真知子さんなら決して変わらないんじゃないかって。
奈緒子さん。
私は旅館と民宿。
呼び方が違ってもそのおもてなしの心は同じだと思ってる。
笑顔の花はどこにでも咲かせられるはずだから。
じゃあ。
あなたがその道を選ぶなら私は何も言うことはない。
思ったとおりしてみなさい。
奈緒子さん。
ありがとうございます。
2015/03/26(木) 13:30〜14:00
関西テレビ1
花嫁のれん #59[字][デ]【出演:羽田美智子 矢田亜希子 野際陽子】

女将塾の卒業試験をどうするか悩む奈緒子(羽田美智子)に志乃(野際陽子)は…。一方、陣内(須賀貴匡)は真知子(矢田亜希子)に想いを告白!やがて卒業試験が行われ…。

詳細情報
番組内容
 いよいよ『金沢女将塾』の卒業試験が行われる当日。塾生だけでなく、「かぐらや」の誰もが全員の合格を願う。大女将の志乃(野際陽子)も尊敬する前田利家の妻、おまつ様の掛け軸に全員が無事合格するよう祈る。真知子(矢田亜希子)たちは女将らしく和装に身を包み、「気合入れるっちゃ!」と試験に向かう。
番組内容2
 香(広澤草)も佑美(川村ゆきえ)も自分の個性を大事にしながら、奈緒子(羽田美智子)を始めとする審査員をもてなす。綾(原田佳奈)の優雅なもてなしは、誰もがうなるほど完璧。真知子は自分の育ってきた故郷を思い、もてなしを準備。そこで出した料理は一度大失敗をした大鯛の料理で…。
 やがて卒業試験が終了。全員合格できるのか?誰が一番で合格し陣内リゾートの女将になるのか? 審議が始まった…。
出演者
神楽奈緒子:羽田美智子
神楽志乃:野際陽子
片瀬真知子:矢田亜希子

宮崎 綾:原田佳奈
白山 香:広澤 草
石野佑美:川村ゆきえ
神楽翔太:草川拓弥
神楽 幸:木村真那月
 ・
神楽宗佑:津田寛治
小島房子:沢田雅美
神楽辰夫:山本 圭 ほか
スタッフ
原作・脚本:小松江里子
演出:村田忍
プロデュース:市野直親(東海テレビ)
伊藤一尋(テレパック)
沼田通嗣(テレパック)
東田陽介(テレパック)
音楽:富貴晴美
主題歌:東方神起「サクラミチ」(avex trax)
エンディングテーマ:東京カランコロン「夢かウツツか」(avex trax)
制作著作:テレパック
制作:東海テレビ
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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