オイコノミア「オイコノミア流 ニュースはこう読め!」(後編) 2015.03.25


(テーマ音楽)
(又吉)「オイコノミア」も今年度最後の放送らしいですよ。
(大竹)そうですね。
はい。
実はね番組の最後には重大な発表もあるんですよ。
えっ!何ですか?えっ!?本当ですか?はい。
それは大きなニュースですね!そうですね。
はい。
まあ私たちにとっては一番大きなニュースかもしれないですね。
そうですよね。
う〜ん。
2人のないしょ話も気になりますが…この1年間で話題になったさまざまなニュースを経済学の視点からぐるぐると掘り下げます!注目するキーワードは…。
ナハァ!前回も話をしましたけれども少子化というのは負の側面ばかりじゃないんですよね。
はい。
で少子化で日本が衰退するようなイメージを持つ人は多いと思うんですけど人口が減ることとそれから豊かさっていうのはあんまり関係ないんですよ。
はい。
むしろ人口が減るほうが一人当たりの資産って増えますから豊かになる可能性というのがあるんですよね。
はい。
ただね幾つかの懸念があるんですよ。
はい。
でそのうちの大きなものは人口が減るだけじゃなくって高齢化が進むという事なんですね。
はいはい。
高齢化っていうとどうして困るかというと高齢者の方って働いてない方が多いじゃないですか。
はい。
そうすると人口が減る以上に働く人が減るということなんですよね。
なるほど。
働いてないで社会保障の受給者になるということはそれだけ負担する側にとっては養っていく人が増えるということですから大変になりますよね。
そうですね。
国の一般会計予算のおよそ3分の1に上る社会保障費。
年金や医療費などがこれに当たり働く世代が負担しているのです。
今年度の3大ニュースって何でしたか?僕はこちらですね。
はい。
え〜1番が母が看護師を引退。
はい。
2番が小説発表。
3番が初アフリカですね。
これはどれも大きなニュースですね。
そうですね。
でも1番又吉さんご自身のことじゃないですね。
そうなんですよ。
でもまあ又吉さんらしいですね。
僕からするとずっと働いていた母親がようやく仕事を引退した。
これは結構大きな出来事でしたね。
そうですね。
又吉さんの3大ニュースには実は日本の高齢化の特徴が隠れているんです。
(テレビから流れる音楽)あれ?ニュース始まりましたよ。
はい。
(大竹アナ)「ニュースです。
又吉直樹さんのお母さんが長年勤めた看護師を65歳で引退しました。
OECD経済協力開発機構によると日本人の平均実質引退年齢は男性が70歳女性は67歳。
世界に目を向けるとドイツは61歳フランスは59歳。
日本は先進国の中では引退の年齢が高い事が特徴です」。
先生これ何やってるんですか?いやいや一遍アナウンサーやってみたかったんですよ。
そうなんですか。
いやすごい様にはなってましたがびっくりしましたよ。
へぇ〜!でもこの…実質引退年齢にはちょっと驚きましたね。
そうですね。
まあ確かにね高齢化によって一番問題なのは人口に対して労働力人口が減少することなんですよね。
はい。
でも実は日本は他の国に比べると高齢者が引退する年齢というのは高いんですよね。
はい。
ですから日本の高齢者はやっぱりよく働いているということなんですよ。
そうなんですね。
しかたがないのかもしれないですけどねえ働ける方と働けない方がいますからね。
働ける方はできるだけ働いていただいたほうがまあ助かるということなんですかね。
働いていただく人が多くなると生産性も高くなる。
生産性が高くなるだけじゃなくって働いてもらうとそこから税金も払ってもらえるし社会保険料も払ってもらえるかもしれない。
大竹ポイント!ワハハッ。
又吉さんは何歳まで働きたいですか?いやあ僕は…なんとなくのイメージですけどずっと60歳ぐらいだと思ってました。
60歳ですか。
ただ母親を見て65まで働いてたのでう〜んそうっすねでもまあ6065ぐらいじゃないですかね。
じゃあ65までできるお笑いを考えていかないと駄目ですよね。
それだからすごい現実的じゃないですよね。
いやいや。
僕らのだって同世代の芸人いっぱいいますよ。
ってことは僕が65歳までやるということはみんなもやってたらテレビで60代の人たちがみんなでワチャワチャしてるという。
アハハハッ。
そういう時代が来るかもしれないという事ですよね。
そうですね。
どうですか?でもそういう世界になるとやっぱり若手は活躍できないですか?いやそうですね。
だからその1つしかないものをみんなでこう。
うん。
その先輩たちが卒業してくれたらそこに行くというよりは理想を言えば仕事が増えればいいですけどね。
うんうん。
横に。
うん。
少ない席を取り合うんじゃなくて席自体が増えるようになればみんな仕事ができるんじゃないかと。
どのジャンルにおいても。
そう思いますけどね。
若い人のメリットというのはどういうところにあります?元気さじゃないですか。
元気さ。
お笑いの新しいアイデアとかはどうですか?ああそうですね。
若い人の方が新しい何か価値観みたいなもの持ってるかもしれないですね。
そうですね。
だけどそういう人たちがうまく活躍できないというとやっぱり社会にとって損失ですよね。
そうですね。
それを研究した人たちがいて高齢化が進むと起業ですね。
新たに会社を作って独立する人たちというのがそういう人の割合が減ってしまうという研究があるんですよ。
はい。
アメリカと中国の経済学者の研究では…そのため……と考えられているのです。
これはやっぱり管理職の方がそこを理解した上で若い人の発想をその活用する場を与えるということなんですかね。
そうですね。
だから1つはえっと…若い人にもそういう管理的な仕事をあえて与えるというふうなことが必要だと思うんですよね。
はい。
もうひとつは若い人たちが新しいアイデアを持ってて年を取った人たちが管理職のノウハウがあるんだったら一緒にやると。
はい。
それぞれ得意とするものを持ち寄ってビジネスをするっていうのもあると思いますよね。
なんらかの工夫をしないと若い人たちのアイデアを生かした技術革新というかイノベーションというのが社会に浸透しなくなってくるというのが高齢化の問題という事は私たちやっぱり気をつけておかないと駄目ですよね。
そうですね。
こんにちは。
(パルロ)はい。
こんにちは。
今日もお元気そうですね。
ヘヘッそうですか。
エヘヘッ。
ああすごい。
「オイコノミア」にお招きいただきありがとうございます。
おお。
又吉さん大竹先生はじめまして。
僕の名前はパルロです。
へぇ〜!僕はコミュニケーションロボットです。
実際に…あなたに僕の好きなお花や果物の名前であだ名を付けちゃいました。
(笑い声)エヘヘッ。
なんでそんな勝手なことするんですか?さくらさん。
さくら?すてきなあなたはさくらさん。
そう呼ばせてもらおうと思います。
ありがとうございます。
気に入ってもらえるといいんですけど。
ああうれしいです。
さくら僕も好きなんで。
あれ?大竹先生どこ行ったんですかね?・又吉さん。
あっ大竹先生。
あれ何してるんですか?いやこれね介護をする介護者を補助するスーツなんですよ。
先生強そう!これすごい未来的な感じですけどこれは何ですか?お米ですよ。
米。
30kg。
ちょっと重たいですよ。
30kgもあるんですか。
はい。
いやこれ持てないですね。
でしょ。
全く持てないですよ。
でもねこれだとねこう。
え〜っ!?持てるんですよ。
すごい!高齢化社会いろいろね問題が起こってきますよね。
高齢者こういう重たいものを持ったりなかなかできない。
で介護にも力が要りますけどそういうのもこういうテクノロジーで解決できる部分というのがあるんですよね。
へぇ〜!へぇ〜!こうまた持つこともできますよ。
ハハハッ。
どういうシステムなんですか?これ…。
これは先生操られてるんですか?自分の意思ですか?自分の意思じゃないです。
じゃないんですね。
はい。
アハハッ。
こう持ったらあっと。
操ってんのディレクターなんですけどね。
ああそういうことなんですね。
(アナウンサー)「人口減少や高齢化でさまざまな分野での活用が期待されている最新のロボットの展示会が始まりました。
この展示会は医療や介護サービス業などの分野での最新のロボット技術を紹介しています。
今回は介護現場で使われるロボットの出展が多く話し相手に顔を向けながら会話できるというロボットや入浴やトイレを支援するロボットも紹介されました」。
介護っていうの大きな問題ですよね。
そうですね。
高齢化で例えば老人が老人を介護するというまあ「老老介護」と言われてますけどそういう問題も出てきてますよね。
はいはい。
でもねやっぱりああいうロボットスーツがあれば年を取っても介護労働ってできそうですよね。
確かにそうですね。
うん。
1人で持ち上げたりもできるということですもんね。
だからまあそうやって機械で代替できるものというのは機械に任せていくと。
それから外国の人に任せられるものは外国の人に任せていくというふうなそういうふうにしていって私たちは得意な仕事に集中していくということがますます人口も減って高齢化が進んでいくと大事になってくと思うんですよね。
はい。
こういう考え方何ていうかご存じですか?これは「比較優位」ですね。
そうですね比較優位ですよ。
先生気になってたんですけどそれ書けるんですね。
その白い壁…。
書いていいんですよこれは。
…という経済理論ですよね。
すごく勇気が出る考え方だと思いません?そうですね。
何やっても負けるわというふうに思わんでもいいんですよ。
はい。
どちらか自分がやったほうが全体としてうまくいく事があると?そうなるんですよ必ず。
うん。
なるほど。
だからこれは一番勇気づけられる考え方だなと思ってるんです。
経済学の中では。
高齢化社会で介護が問題になったとしてもロボットに任せられる部分というのが出てくればロボットに任せて人間でないとできない部分というのに集中していくということができるんですよね。
しかもこうコミュニケーションというのも先ほど又吉さんコミュニケーションしてましたよねロボットと。
はい。
ロボットでもある程度やってくれるようになってきますけどね。
まあまだまだ又吉さんのコミュニケーション能力の方が高いですけどね。
ホントですか。
よかったです。
だとしたら。
社交性ありましたけどねかなり。
そうですね。
大竹ポイント!…なのかもしれませんね。
2014年というのは年末に衆議院選挙がありました。
で選挙というのは高齢化というのがかなり結果に影響するんですよね。
はい。
(アナウンサー)「衆議院選挙の最終投票率は52.66%で戦後最低だった前回おととしの選挙の59.32%を6.66ポイント下回って戦後最も低くなりました」。
昨年末の選挙ではね衆院選で過去最低の投票率だというわけですね。
特に若年層の投票率が低かったと言われてるんですよ。
でまあ高齢者の多い人口構造で若者の選挙離れということだとますます高齢者に有利な政策を掲げる政治家というのが多くなる。
そうするとまあ世代の格差というのが出てくるんですよね。
こういうの何ていうか覚えてます?え〜ありましたね。
ありましたね。
はい。
お年寄りとなるとどんな色を思い浮かべます?あっシルバーですよね。
シルバーですね。
ええ「シルバー民主主義」ですね。
そうですね。
はい。
高齢化社会では選挙において…これを「シルバー民主主義」と言いましたよね。
覚えてます?若者に不利になってきたりあるいはなかなか少子化対策ができないということになると困りますよね。
困りますね。
何か解決するアイデアないですか?これはやっぱりそうですね。
まあ若者が選挙にまず行くというのはもちろんですけど比率。
うん。
世代間の。
で合わすというのもあるかもしれないですね。
なるほど。
だから今1人1票だから高齢者の数が増えてくると高齢者向けになってしまう。
はい。
そうすると少しこう人口比が少ない人には有利な選挙制度にするということですか。
そうですね。
まあ確かにねえっといろんなアイデア出てるんですよね。
例えば余命別選挙というのがあるんですよね。
はい。
若い人は平均余命が長いですよね。
はい。
でお年を召された方は短いと。
だからその長さによって1票の重みを変えてあげると。
だから寿命が平均余命が長い人若い世代は若い年齢の人は重い1票。
短い人は軽い1票というふうにすることで将来これから長く生きる人たちの意思決定を尊重するという考え方なんですよね。
う〜ん。
1票の重みってただ今でもまあ平等じゃないって言われてるじゃないですか。
はい。
都市部の方が軽くてえ〜地方の方が重いと。
それを…それは1票の重みが平等であるべきだという考え方。
でも世代を超えた意思決定をするときにはこれから長く生きる人たちの意見を尊重しなきゃいけないんだということでそういう考え方もあるんです。
もうひとつは子どもの数だけ親に投票権を与えるというアイデアもあります。
だから子どもを2人持っている親は自分の分と子どもの分。
はいはい。
それはどうですか?それもやっぱりお子さんがいる方は多分子どもの未来考えると思うんで。
ただ子どもの未来を考える余裕があるかどうかですよね。
ああ。
その子どもの「今」を考える可能性ありません?そうですね。
ただそうであっても一応まだ若い人のことを考えるということはありますよね。
他にはこういうアイデア何かないですか?それに近いようなことで。
又吉さんならこういう選挙制度を作る。
政策を出しますよね。
選挙の前のその政策の段階で例えば若い世代を…その政策を作る段階で入れてる。
うん。
だから若い世代の事も考慮されてえ〜選挙がもう行われる。
なるほど。
政策決定の段階で必ず若い人を入れなきゃいけないとかっていう立案の段階で若い人を中心にするとかという事をすれば何とかなるんじゃないかということですよね。
それはそうですね。
まあいろいろアイデアはあるんですけどね。
だけどこの制度を決めようっていうときに投票するのはまた元の問題に戻りますよね。
そうですね。
なかなか難しいところはあるんですよ。
だけどまあ私は思うのは誰もが自分の事だけ考えてるわけじゃないじゃないですか。
やっぱり自分のことも大事だけど将来のこととか他の人のことっていうのもやっぱりみんな少しずつは気にしてますよね。
はい。
だから例えば地球温暖化問題とかっていうのに対応するために将来世代が大変だけれどもそうならないように今何とかしなきゃとかっていうふうにみんな思いますよね。
それと同じようにやっぱり将来世代のことを私たち考えないわけじゃないんでそういうことを少しでも気にするようなことをどうにかして伝えていけばですね意思決定も変わっていくんじゃないかなと思うんですね。
だから又吉さんみたいにコミュニケーション能力が高い人はぜひ活躍してほしいですね。
高いですか僕?高くないと笑いは取れないんじゃないですか?じゃあコミュニケーション能力も伸ばしつつそうですねそういうふうにやっていきたいですね。
うん。
そういえば大竹先生。
番組の最初で教えていただいたあの重大発表発表してもいいんですかね?そうですね。
はい。
発表しましょうか。
はい。
ええ次回からですね「オイコノミア」が月曜夜10時に引っ越しします。
そして時間も43分に拡大です。
これはすごいですね先生。
すごいですよ。
だいぶ長くなりましたよ。
しかも月曜10時じゃないですか。
そうですね。
なんかライバル多そうですね。
そうですね。
いるでしょうね。
うん。
頑張りましょう。
まあ又吉さんいますからね。
えっ僕そんな戦力にならないですよ。
先生僕が言ったら駄目だと思いますけど。
又吉さん放送4年目に向けて「オイコノミア」で見つけた経済学の面白さアピールしておきませんか?どうです?今身近な問題としてみんな仕事のことであったりとかまあ将来のことにそれなりに不安を持ってる人が多いと思うんですよね。
いつの時代もそうだと思うんですけどそういうことのヒントに経済学がなるんだというのを僕もこの番組で知りましたしやっぱりもっとお金とかそういう株であったりだとかそういうイメージがあったんでね経済というのは。
でも経済学というのは身近な事を解きほぐすなんかヒントになるということがみんなやっぱり興味を持ってるんじゃないですかね。
はい。
2015/03/25(水) 23:25〜23:50
NHKEテレ1大阪
オイコノミア「オイコノミア流 ニュースはこう読め!」(後編)[字]

なにげないニュースも「経済学」で味付けすると、意外な事実が浮かび上がる!今回取り上げるのは「又吉直樹の2014年度・3大ニュース」。いったい何が見えてくる!?

詳細情報
番組内容
又吉さんにとってさまざまなことがあった2014年度。中でも一番のニュースは「お母さまの現役引退」だとか。それってどういうこと?今、どんどん進む高齢化。そこで注目されているのが「ロボット」だ。お年寄りの話し相手になったり、介護援助をするなど大活躍。経済学では、ロボットにできることはロボットに任せて、人間の得意なことを人間が行ったほうが社会全体で大きな便益が得られると考える。これを「比較優位」という。
出演者
【出演】又吉直樹,【解説】大阪大学教授…大竹文雄,【語り】朴ろ美

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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