デザインの仕事をしています佐藤卓です。
今日もデザインの勉強をしに来ました清水富美加で〜す!助手を務めますアンガールズ田中です。
(一同)よろしくお願いします。
どうも。
どうも。
いや〜異常にどうしたの?テンション高く…。
いや元気にやってくれって言われたので。
それ言わないでよ。
スタッフさんに釘さされてるみたい。
楽しみにしてるんです本当に。
もう学ぶのが楽しすぎて?そうなんです。
たぎり過ぎてこうなるんです!
これは…
バーバーサインを観察して目印のデザインを考えたり…
えっそれ価値ないでしょう!
その日持っていたものから価値とは何かを見つめ直したり…
ほら。
うわっ大丈夫?
身近なものを入り口にデザインの目線で世の中を観察してきました
これをよく知ると好きになるかもしれません。
見えてきたのは日常に潜む人の知恵や工夫です
当たり前だって思ってるものが実は当たり前じゃないんだという事に気が付ける訳ですよ。
という訳で今日も梅干のように五感を刺激するデザインマインドのエクササイズを始めます
3つのステップを通して生活を豊かにするデザイン的な思考を活性化していきましょう。
スタジオにはさまざまなジャンルで活躍する若者たちにも集まってもらいました。
佐藤さんの生徒としてエクササイズに参加してもらいます。
佐藤さん今日考えるデザインのテーマは何でしょうか?
今日は「おさめるデザイン」です。
(2人)おさめる?おさめるでございます。
おさめるデザイン?例えば靴を靴箱におさめる。
引き出しの中に文房具をおさめる。
いろんな一枚の紙に。
文字数を?おさめる。
おさまんなかったらはみ出ちゃう訳ですから。
実は普通に日常生活してると意外とやってるんですよみんな。
入り口は本です。
本?よく手にする本っていうのは実はねいろんな文章がおさまってるし写真がおさまってるし。
それによっていろんな情報がね非常に多くの情報が本っていう塊の中にいっぱいおさまってる訳ですね。
最近はね電子書籍とかねこうやって本を読むような時代だったりしますけどここではいわゆるページをめくる本っていうものを解剖してみようと。
改めてそこからいきたいと思いますね。
人はこの書物にさまざまな情報をおさめ多くの知識を共有してきました。
今日は本を入り口におさめるデザインについて考えます
最初は…
まずは…
スタジオに用意したのは宮沢賢治作の「銀河鉄道の夜」。
この本の中におさめられた情報を見た目から読み解いていきます
本っていうのは文字があってそれを読む訳だから文字もとてももちろん重要な情報ですよね。
でもそれ以外にもいろんな情報がありますよね。
え?え…絵でしょ。
絵も情報でしょ。
あっバーコード。
バーコードも情報。
そうです。
本当にそうです。
ほかに何かあります?あらすじ。
あらすじも情報ですよね。
出版社名とか。
出版社名ももちろん情報ですね。
重要な情報ですよね。
値段。
値段も情報ですね。
あっそっか書いてあるのか。
値段もこういうふうに数字になって書いてあってこれも一つの情報。
え〜それ値段なんですか?初めて知った!430円。
あっすごい!それじゃ本棚から本を選ぶ時にもういくらか分かるって事なんですね。
生徒から挙がった本の情報です。
あらすじから値段まで文字や絵柄でたくさんの情報がおさめられています。
更にほかの本と見比べると細かな違いも見えてきます。
用意したのはそれぞれ見せ方の違う「銀河鉄道の夜」
これなんかほら横長のね絵が入ってる訳だ。
本当だ。
絵本みたいだ。
すご〜い!こうやってアーティストの絵を併せてイメージを膨らませてもらうっていう手法を本にしてる。
いろいろありますよね。
こういう文字なんかこれ大きい。
大きいですね。
小学校の教科書みたいな。
小さな子どもから場合によっては年配の…。
文字の大きさなんかこんなにも違うと随分印象が変わってきますよね。
私これで読みたいな。
分かる分かる。
何かちょっととっつきやすいっていうか。
ページもバンバン進むから。
進むからすごい読んでる感。
爽快感ね。
分かる分かる。
それからあとね文字。
文字って一文字一文字これね誰かが作ってるって意識した事ありますか?フォントって事ですか?そうです。
これ。
これね明朝体っていうんですね。
これは横が細くて縦が太い。
これはゴシック体っていうんですね。
同じ太さで。
基本的には同じ太さで出来てる。
じゃあこれは?明朝体。
じゃあこれは?ゴシック体。
大きくゴシックと明朝っていうのがすごく流通してるというか使われてるんですよね。
それを選ぶ。
文字一個一個ね作ってるんです。
今コンピューターだけど。
こんなに拡大してはねの所をどこまで伸ばすかって。
じゃあ今も新しい何々体っていうのが開発されてるって事ですか?毎日文字を作ってる人たちがいっぱいいます。
へえ〜。
考えた事なかった。
その恩恵で我々は当たり前のように選んで組んでやってる訳だけど。
いろんな書体で組まれた「銀河鉄道の夜」
文字の形の違いで言葉の印象も変わります
基本的に人が作った文字を組んでどんなニュアンスにね言葉の意味を考えた上で縦なのか横なのか書体をどうするのかそういうのも全部考えてる人がいる訳だよね。
そういう情報が実はこの一冊の本の中に…。
まあ入ってる。
現在はコンピューターで書体を選び誰でも自由に文字を組む事ができます。
しかしこの文字組みかつては全て手作業でした。
活版印刷といいます。
一つ一つ鋳型で作った金属の活字を職人さんが棚から選び出し文章を組んでいきます
言葉一つそして文字間や行間も手作業。
1ページ分を一つの型枠におさめこれを紙に刷って印刷するのです
活版っていうのはねグッと押すので紙がちょっとこうへこんだりする訳ですね。
文字がちょっとへこんだりする。
その分ニュアンス。
言葉の意味を伝える時にそういう質感も大切にしたいって我々も思ってます。
そういう事を残していこう。
仕事として残していこうと実際に実行してる人たちも結構いてそうやって見てみるのも面白いと思いますね。
本には人が感覚的に受け取る情報が文字のほかにもおさめられています
例えば重さ。
何気なく本買うけど時々大きさの割には軽い本とかあるじゃない。
見た目よりも持ってみたらあれ?これ軽いなって。
持ち歩くためだったらねあんまり重かったら使いづらい。
あっじゃあ紙質!ね?イエス!すごく重要な情報。
超悔しい!これってねうれしいんっすよ。
佐藤さんが「あ!」って言った時。
言わせたいんですよね。
育んでるな!育んでるねやっぱ。
いやものすごくね今いい事言ったんだけどこの紙質ね。
これね文庫本によって紙が違う訳ですよ。
いわゆる文庫本ってね薄いでしょ。
そうすると薄くて透けない紙。
しかもページをめくってる時に気持ちよくめくれる。
めくって置いたら跳ね返ってこない。
重要な情報なんですよ。
へえ〜。
ああ確かに。
ここで佐藤さんあるものを取り出しました
これ本ですよね?本ですね。
形は本ですね。
真っ白だ。
白い本。
あら。
あらあらあら!白紙?白紙?全部?うそ!あっ本当だ。
何ですか?これ。
これは束見本といいます。
実際に本を作った時の紙質厚みなど質感を検討するためのものです
文字がない状態で検討するって事ですか?そうですね。
文字原稿は文字原稿でもちろん読んで確認する。
それがこういう形の大体こういうサイズの質感の本になる。
それを確認するための実はものなんですね。
こうやって出版する時にどのタイミングで確認するんですか?いい事聞きますね。
お!あっ出た。
実は決まってないんですね。
言ってみれば必要な時にそれを作ればいい。
最初に作っちゃう場合もあれば比較的後半にそれを確認するっていう事もあると。
例えばちょっと私が作った束見本でこんなのもあります。
えっ佐藤さんが作った束見本とか!あらっでかい!「六法全書」みたいですね。
本当だ。
立っちゃいます。
これなんかは内容がまだはっきりしてないのに先に作っちゃったりしてる訳ね。
例えば山で言うとあの頂上に登ろうって決めてそこに向かうっていうね。
こういうのを作るべきなんじゃないかっていう。
ここを目指しましょうっていう場合にねこんなのを先に作っちゃう場合もあるんですよ。
やりづらくないんですか?先に決めちゃうと。
その方が逆に言うと目指すものへねあるんであれば到達できる確率が上がるというのがあると思うんだよね。
だから本当にこういう本だとしてもねこういうのを先に作ってねこういう感じの本を目指したらどうですかねと言って中身も含め検討する場合もあれば中身が先にず〜っと進んでいて最終的にこんな感じになるかなというのがだんだん浮かび上がってくるというやり方もあって。
それはこうじゃなきゃいけないという事はないんですよね。
そして本のとじ方にもそれぞれ違いがあります。
こちらは本の背に紙をのりで貼った無線とじ。
つなぎ目の奥まで開くのが特徴です
これ少年の漫画雑誌とかここら辺まで絵が描いて…。
そうなんですそうなんです!少年の漫画雑誌。
すっごい開くから見れるんですよここまで。
ページをフルに活用できる。
もうノドの所にちっちゃく文字が入ってたりする漫画本とかあるじゃない。
そういうのがここがとまっちゃってたらなかなか丈夫だけどこのノドの奥までは文字とか入れられないっていうね。
ちなみに週刊誌に使われるのは中とじ。
重ねた紙の中央を針金で留めます。
ハードカバーの本には紙の束を糸で縫う糸かがりとじ。
丈夫で長もちするように工夫されています
普通に読んでるけど読んでるんじゃなくて読みやすいんだなって思いました。
本に情報がおさまってるってそりゃもうこんだけ文字があるから見りゃ分かるわと思ったんですよ最初。
最初見りゃ分かるわと思ったんですよ。
だけどまさかそこから紙とか字体とかに行くと思わなかったんでそう考えるととんでもない量の情報が詰まってますね。
そう。
だからその情報をどういうふうにおさめるのかという事が編集というふうに言ってる訳ですね。
そのおさめかたによって全然違って届いていくっていう。
紙で組み立てられてる本っていうのはそういう質感とか重さとか紙のしなりとか。
場合によっては紙の香りとか。
そういうのも情報として実は私たちって受け取ってる訳ですよ。
だから電子メディアはそれはない。
少なくとも今のところはない。
これからテクノロジーが進化していくとどこまでねそれは変化するかそれまた面白いとこですけど。
こういう紙の当たり前の本から受け取ってる情報っていうのがものすごい情報量だって事なんですね実はね。
情報をおさめるための編集。
実は私たちの暮らしの中でも行われています
次は…
さあここに並んでるのが生徒3人の方が持ってきたカバンとその中身なんですね。
3人の生徒が今日持ってきていたカバンの中身。
一つ一つ分析してみます
ふだんカバンの中にねいろんなもの入れてんだけどそれも一つのおさめる。
ああ確かに。
だから意識しておさめてるかもしれないけどもしかするとカバンの中はどうおさまってるのかっていうね。
多分本人も知らないかもしれない。
ちょっとねカバンの中身を見て検証してみましょう。
まずはこちらのカバンの中身。
外出先で使う化粧道具など日用品がいくつもおさまっています
これは何?これは簡易充電器でこれをこっちに差して…。
あ〜。
女子はすぐ充電切れるからね。
はい。
もう絶対切れちゃうんで。
夕方5時ぐらいになると20パー切っちゃうんで。
え〜マジか!私結構身軽が好きなんで。
何だか説得力ないんですけどいつもは本当に化粧品と携帯ともうお財布があればいいやという感じなんですけど気付いたら何かいろいろあったって感じです。
こんなに持ってたんだって広げてみて初めて気付きました。
結構底の底面積が広いといろいろいっぱい入るじゃない。
何となくカバンの形でものが増えていくなんて事もあるのかな。
ありますね。
今日のカバンは結構大きいから折り畳み傘も入れちゃおうとかカバンに左右されてる感じがありますね。
ありますよね。
自分で好きなものを持っていきゃいいんだけど実はこういうものとか器にねいわゆる入れ物に影響を知らないうちに受けてる事って実はありますよね。
ありますね。
次行きましょうか。
あ〜ら一気に!これはスタイリッシュですね。
スタイリッシュでかっこいいっすね。
まあだよね。
いや男ってこんなもんよ。
そうなんですね。
少な!iPodとお財布。
鍵と携帯をカバンに入れる。
今日ちょっと電車乗ってる時間が長いんでPocketWiFiで動画見ながら来てました。
何か意識してね編集しているな。
持つものをきちっと決めて必要以外なものは持たないで。
時々本当に手ぶらな人もいるよね。
スマホだけ持ってて全部あとカードとかで。
ほとんど何も持たないっていう人もね。
それも一つの編集のしかたっていうか。
両手を常にっていうか体を軽くして両手を自由にしとくというのが優先される人はねそういうふうにしてる。
次はこちらのカバンの中身です。
パソコンやその周辺機器も一式常に持ち歩いてるそうです
パソコンはないと…。
いろいろやるので何か常にないと不安なんです。
私ジェットコースター乗る時も絶対パソコン持って…。
え〜!逆に危険。
危ないよ。
放せないんですよね絶対。
絶対パソコンと一緒に乗ってんの?そうなんです。
のり2本絶対使わないですよね。
なかなか無くなんないからねこのスティックのり。
筆箱に1個入ってるのを忘れててもう一個買っちゃってまあ筆箱に入るし2個あったらまあ便利。
人に貸したりとか。
人にのりを自分も使ってる時に人?みたいな。
リップも2個。
リップはすぐ無くなるんですよ。
多分女子あるあるだと思う。
いやいやいや。
どうですか?みんなピンと来てないじゃない。
1本でいいかな。
すごい減る訳じゃないでしょ。
1〜2ミリでしょ1回で。
だから必需品と保険のために入ってるものというのがあるよね。
もしかしたらっていうものも入ってたりする。
すごいいっぱい保険をかける方なんだね。
そうですね。
このお財布がよく表してますよね。
いわゆるこういう領収書やその他も…。
原形こういう財布じゃないでしょこんなん。
ワ〜ッてなってる財布が。
やめてよ〜みたいな。
こんなに入んないからみたいな。
性格出ますねほんま。
でもそういうさ別に必要最低限にしなきゃいけない訳じゃないからね。
それぞれの生活のスタイルや考え方に沿っておさめ方を変えるカバンの中身。
これも一つの編集です
カバンの中の情報っていうのはいつの間にか増えてるとか減ってるとかって事があるっていう。
だから全て意識してやってるだけではないっていうかね。
これによってまた自分なりの編集っていう事に対してちょっと意識を持っていくともしかすると自分にとってもっといい方向に向くかもしれないっていうね。
そのままでよければいいんだけどももしかすると暮らしやすくとか機能的になるとかって事があるかもしれないじゃないですか。
それに一度気が付いてもいいんじゃないかと思いますよね。
ここでもう一つ編集をキーワードに佐藤さんが考えたワークショップを行います
みんなスマホとか携帯でよく写真に撮りますよね。
それで写真を友達に送ったりとかインターネットにあげたりとかそういう事ってよくやってますけども一枚の写真を人に見せる時には写真一枚でもやっぱり編集といえる訳ですよね。
今日は一つテーマを設けて写真一枚におさめてもらおうと思うんですね。
その課題は何でしょうか?「デザインの梅干収録なう」。
これをテーマで今から皆さん撮影。
笑わないで下さい。
俺は書いてあるから読んでるだけなんです。
今どき「なう」かっていう問題もまあありますけれども。
あえての逆のパターンの使い方です。
あえての「なう」を今…。
それも不特定多数の人に見てもらうっていう目的を持って改めておさめてもらおうと思うんですね。
是非それを考えて伝えてみて下さい。
ちょっとやりましょうかじゃあ。
スタート!どうしようどうしよう。
急げ!5分5分!急げ…。
お題は「デザインの梅干収録なう」。
この収録の現場で何を撮っても構いません。
ただし最終的に選ぶ写真は一枚です。
生徒の皆さんはどんな風景を写真におさめるのでしょうか
梅干落っこちてないかな昼のお弁当の。
うわ〜。
こんなに撮ったか。
1枚ずつ見ていきましょうか。
はい。
じゃあいきま〜す。
トゥン。
あっまずこのスリーショット。
嫌ですねポーズとってて。
一番佐藤さん粋がってますね。
やばいですねこの決め顔。
これを選ばれるとは思わなかった。
ちょっと最悪ですね。
これは誰の?はい。
あっ長谷川君。
撮りました。
何かすごいやっぱ助手と教授が3人そろっていい写真だなと思って。
やっぱ「デザインの梅干」っていうのも分かりやすいかなと…。
何かタイトルが…佐藤さんのポーズが「なう」って感じで。
これ何のポーズなんですか?いやすいませんすいません。
本当すいませんって言っちゃいますもう。
すいません。
もう謝っちゃいます。
いわゆるスナップとして奇をてらってない。
そういう感じがありますよね。
奇をてらってないのも別にいいですか?それは。
いやそれはそれでもちろん。
いい悪いではないと思いますよ。
これで伝えたかったのね。
「デザインの梅干なう」。
なう。
この写真で伝えたかった。
続いてこちら。
おっ光の感じもいいですね。
これは誰ですか?どうですか?どの辺を意識して?私が自分で映画撮ったりするんでふだん裏側が好きでだからスタッフさんをいろいろ撮ってたんですけど。
カメラマンさんを後ろからとか。
やっぱ全体が入ると臨場感出るかなと思って。
この人は多分こういう役割の人なんやなって想像できたら面白いなと思って。
一番気に入ってるのが後光がさしてる佐藤さん。
いやもう先生ですからね。
確かに。
佐藤さんの後ろからピカ〜ッと。
大体さ普通ね逆光でこういうシラ〜ッとした光をいっぱい撮った中から選ばないよね。
確かにそうですね。
はっきりしてるのとか選んじゃいますけど。
でもこれで何か臨場感とかさ空気感とかね伝わってくるし実はもうカメラマンがいたりね一緒に出てる方がいたり向こうで奥で見学してる人がいたり。
実は意外といろんな人がさりげなく写ってるのね。
情報が詰まってる。
ふだん写らない収録現場の裏側。
楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
続いては椅子の写真です
これは…私。
おしゃれな椅子がよくセットに使われてるから。
椅子がこれ注目してほしいポイントだったんですよこの番組で。
座っちゃうと見えないんですよねかわいいのに。
確かにこの番組ではねそれ意識的にやってんですよ。
きれいにそろえるって事をやめちゃおうっつって。
そこをねさりげなく見て抽出してくれた訳だよね。
言ってみればね。
うん面白い面白い。
ただこれの撮ったあと思ったのが収録後感が出ちゃうという。
「なう」じゃなくなっちゃう。
アフターになっちゃってるから「あ〜!」と思ったんだけどまあしょうがないわと思って。
難しいなそう考えると。
じゃあ続いていきます。
あら!これは誰のお尻ですか?垂れてます。
こんなところを誰が撮ったんだ?一体っていう。
あっ名前書いてありますね。
佐藤卓様!様!さすが先生ですから。
これは誰ですか?はい。
富美加ちゃん!誰と撮影してるのかっていうのをこの人ですよっていうのプラス名前がマイクに書いてあったのであっラッキーと思って後ろにスッと入ってパシャッといかせて頂きました。
本当はもうちょっと寄り撮ったんですよ。
この人と撮影してますよというのを表すために。
だけどそうするとちょっと本当にその人がマイクつけてるというのが分からなかったんで脚まで入れてちょっと引きました。
もうそれ明らかに編集ですよ。
おっ編集してる!瞬間的にそれ考えてるそういうふうにしてるというのはまさに編集してる訳です。
どういうふうにトリミングするかというのは編集ですから。
そっか。
簡単に写真がね撮れる時代になったんであんまり考えないでねバシャバシャバシャバシャ撮る訳です。
考えないで撮れるよさもあるんだけどもだからやっぱり客観的な視点に一度なってみて他人に伝える時にどういう写真で伝えたらいいんだろうかっていうのをちょっと考えてみるっていうのもいいんじゃないかと思うんですね。
同じテーマ決まった枠の中におさめる事でそれぞれの個性がより際立ってきます。
皆さんもちょっと試してみてはいかがでしょうか
佐藤さんが選ぶグッドデザインを紹介します。
今日紹介する梅干なデザインは機能的に紙をおさめるミウラ折りです
紙の端を持って引っ張ると…パッと広がります
縦のラインを斜めに少しずらして折る事で折り目が全て一度に開くのです
この不思議な折り方宇宙構造物の設計家三浦公亮さんが人工衛星のパネルのために考案したもの
最小限のエネルギーで宇宙空間に大きなパネルを開閉する仕組みとして採用されました
現在は登山地図などさまざまな製品にも使われ私たちの暮らしの中に広まっています
大きな平面と優れた機能性を小さくおさめたミウラ折り。
これが今日の梅干なデザインでした
私たちの身近な場所で行われているおさめるデザインについて考えてきました。
最後はもっと大きな視点でおさめるを捉えてみたいと思います
未来のデザインのヒントをくれる梅干な人にお話を伺います
今回の梅干な人は天文学者の小久保英一郎先生です。
お願いします。
(拍手)
(一同)よろしくお願いします。
国立天文台で惑星が誕生する仕組みを研究しています
「おさめる」というテーマでこの回があるんですけどもそもそも私たちの日常はどういうところにおさまってるんだっていう。
あ〜なるほど!非常にマクロなねこれは大変大きな課題ですけども今日ねその辺ちょっとお聞きしてみたいと思います。
よろしくお願いします。
宇宙って聞くと多分皆さんお聞きになった事あると思うんですけど膨張していると。
宇宙おさまるっていう感じじゃない。
広がっていくイメージですよねどっちかっていうと。
なのにバラバラにならずにここだったら地球があるしそこで我々が生きていけるような環境があると。
そういう広がってる宇宙の中でじゃあなぜこういう世界が今出来ているのかっていう。
実は皆さん重力って聞いた事あるかと思うんですけど基本的にはこの地球上にあるもの全て地球の重力が及んでいると。
重要なのは広がっている中で僕らの体とか地球をつくっているいろんなそういうものが重力でお互いに引き合う。
そういう事によって実は天体が生まれるんですね。
僕が研究している惑星とか天体がどうやって出来るかっていうコンピューターでシミュレーションして研究してるんですがその例で今日は地球のお月様ですね月がどうやって出来たかというのを我々のグループで研究したものがあるのでちょっと見て頂きたいと思います。
見た〜い!大きい方が出来たばかりの地球で…。
うわ〜ぶつかっちゃった!そこに火星ぐらいの大きさの原始惑星と呼ばれる天体がぶつかってきました。
その時に重力で引き合ってぶつかってくる訳ですけど真ん中じゃなくてちょっと端っこにぶつかったんで勢い余って周りにぶつかってきた天体の破片が散らばっています。
やっぱりぶつかる時熱くなるんで蒸発していて今雲のようになってますけどこれ石です。
吹き飛んでいかないのはやっぱり重力で引っ張られてるから地球の周りにとどまってる訳ですね。
やがて地球を周回する散らばった破片もお互いの重力で引き合い大きな固まりにまとまり始めます
重力で集まってどんどんどんどんまとまっていくという。
これも計算してるとこですね。
これすごい時間早回ししてる訳ですからね。
この計算っていうか実は起きてるのはぶつかって破片が散らばったあと大体1か月から1年という天文学的にはすごい短い時間で一つにまとまっていくっていうのがこの研究で分かった事なんですね。
え〜!面白いのはどんどん周りを集めて大きくなっていくんですが最初に衝突した破片がたくさん出来たんで大きな月が最初出来るんですね。
そうすると2番目に出来てきた月とかを自分の重力で大きいと強いんで集めちゃってもしくは地球に落としちゃったりして2個目の月は出来ないんですね。
(一同)へえ〜。
今残ってるのは全部地球に落ちて今地球の周りにあるものは最後月だけが残った。
すごい映像でしたね今ね。
もう宇宙的なスケールで言うと重力ってものはおさめる力になってるっていうね。
まさにそうですね。
太陽系ですよね私たちがいるの。
太陽系っていっぱい惑星がああいうふうにきれいに回ってるのは全部重力がお互いの?すごいそこが大事な点なんですけど太陽系の中ではまあ太陽が真ん中にありますよね。
圧倒的に大きいです。
重いです。
ほかに惑星水金地火木土天海って今8つありますけどきれいに円を描いて回ってるんですけど実は何できれいな円を描いてるかっていうと太陽の力がとても強くて太陽の力で決まる運動をしているんですね。
惑星同士も実は引っ張り合ってます。
ただそれが弱いので太陽に比べて。
だからあんまり軌道が乱れない。
やっぱりきれいな円のままずっといられるんです。
じゃあ今とてつもないバランスの中で生きてるっていう事ですよね。
そこに今我々がいるみたいな感じでしょうかね。
もっとマクロな視点に行くとそれ全体は何かにまた引っ張られてたりするんですかね。
皆さん天の川ってお聞きになったり見た事あるかもしれないんですが天の川っていうのは銀河系っていう我々の太陽が入っている星の大集団なんですね。
実は太陽系は全体としてはこの天の川の中心の周りを回っています。
お〜!2億年ぐらいかけて大体ですねゆっくり回ってます。
2億年ぐらいかけて!更に実は我々の銀河系も隣にあるアンドロメダ銀河っていうやっぱり同じような銀河があるんですけどそれと重力で引き合ってるんですね。
大体50億年後ぐらいに衝突するというような事が…。
(一同)え〜!予測されています。
50億年ですから。
50億年ですから気にしてもしょうがない。
でもちょうどぶつかる時に生まれ変わってたらどうします?いや生まれ変わるっていう理論はまずそれ自分の中であるの?ちょっと別のが…。
死んだら終わりかもしれないんだからね。
ちょっとこれは後でにしましょうか。
重力によってバランスがとれた世界。
私たちは宇宙の大きなまとまりの中にいるようです
だから太陽系の今の姿っていうのはそういうチリとかそういう星の周り太陽の周りにあったものがいろいろ動いてぶつかったりとかやってどんどん安定な状態に向かって変化していって今の形が自然と生まれてくるというふうに考えられてますね。
なるほど。
面白いですね。
ある意味では安定した状態にゆっくりおさまっていくという事じゃないですか。
自然界にそういう流れがあるという事が何かすごく興味深い。
日常生活ねいろいろ整理整頓したりとか集めたりとかね並べたりとかある意味では安定させるっていう自分なりの安定のしかたをつい求めるところありますよね人の営みってね。
ゴチャゴチャカバンの中身も入れ替えるけど最終的にはまあこんなもんで安定だろうみたいな形にしていくし。
逆に言うと宇宙的なスケールだともう何億年とか何十億年とかそういうような単位で徐々に徐々に変わっていくものを人間がやってる事っていうのはだから自然の力じゃなくそのスピードよりもはるかに速いスピードでまとめるとかっていう事をねやってるんですかね?そうですね。
それは自然のやり方から多分いろいろ学んでマネをしたりしながら日常スケールの中にそれをうまく持ってきてこれまでいろんな事を作ってきたりしたのかなという気はしますね。
最初本っていう身近なメディアにどういうふうに情報がおさまってるのかっていう事を確認してた訳ですけどもそもそも私たちはどういうところにおさまってるのかなって考えたらば下から引っ張られる重力だったっていう。
だからといって答えではなくて日常生活のね情報をまとめるっていう時にそういう宇宙的なスケールにも少し思いをはせてみるっていうのもなかなか豊かな事だと思います。
今日の梅干な人は小久保英一郎さんでした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
(拍手)私ふだんから大学ではデザインとか学んでて結構堅く教えられているような事でも何だろうな今回すごい本当にあっこんな感じでいいんだみたいな。
すごい身近なところからいろいろと学べたしすごくいろんな話を聞けてとってもいい勉強になりました。
頑張っていきたいと思います。
おっおお〜。
大学やめちゃいます?大学は大学で頑張ります。
ですよね。
単純に言葉の感じだけ聞いたらあんまり正直好きな言葉ではないなと思ったんです最初。
ここからここまでしか動かないで下さいみたいなおさまるを想像していたので。
でも話聞いてたら本から始まってでもその本は本当作り手さん職人さんたちの気持ちとか技術歴史がいっぱい詰まっててカバンの中も自分の日常がおさまっててどんどん大きくなってって結局地球っていうものは今んとこ宇宙におさまってるし。
何やろちょっと感覚が今までと変わるというか。
じゃあ私はこれからどうおさまろうかなって。
どんなとこに行こかなって思いました。
すごく楽しかったです。
田中さん。
僕はですねやっぱりあれがよかったですね。
みんなで写真を撮って発表し合ったやつ。
僕の悩みがブログのコメント数が少ないっていうね。
これがちょっと悩みだったんですよ。
やっぱみんなの見ていろんな刺激もらって一個のあげる内容も写真ももっとこだわれるところあるだろうし僕のブログの内容にちょっと重力が足りないという。
なるほど!全然引き付けれてない。
うまいね言い方が!自分の努力でね引力!引力のあるブログを書きます。
それを頑張ってちょっとやってみたいと…。
おさめるっていうのは実はクリエーティブっていいますかものを発想する上でもとても重要なキーワードで例えば俳句の五七五っていうのは五七五っていう決まったルールの中に宇宙をおさめる訳ですよ。
それで無限にクリエーションが生まれる訳でしょ。
そのルールを壊すと字余りっていうね。
そのルールから壊れたものが魅力的になるっていう。
だからおさめるその器をどう作るかっていうのはクリエーションっていう意味でもね無限の可能性を生み出す方法でもあるんですよね。
第5回の「デザインの梅干」これで終わりにしたいと思います。
今日はどうもありがとうございました。
(2人)ありがとうございました。
2015/03/26(木) 00:00〜00:45
NHKEテレ1大阪
デザインの梅干 第5回「おさめるデザイン」[字][再]
「デザインで考える力」をエクササイズする番組。5回目は「おさめるデザイン」。本や写真から、鞄の中身まで「おさめる」という行為を幅広く捉え、宇宙論まで考えていく。
詳細情報
番組内容
▽デザインの解剖:本。▽デザインの体感:「編集」をテーマにしたワークショップを2つ。毎日持ち歩くカバンの中身を点検。無意識に「編集」している持ち物に目を向ける。もう1つは、1枚の画面の中に何をおさめるか?スマホで撮る写真のワークショップ。▽梅干な人:天文学者の小久保英一郎さんが登場。膨張を続ける宇宙の中で、我々はどうしてバラバラにならずに「おさまる」ことができているのか?宇宙的な視点から考える。
出演者
【ゲスト】国立天文台教授…小久保英一郎,【講師】グラフィックデザイナー…佐藤卓,【出演】田中卓志,清水富美加,【語り】BIKKE
ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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