事件は時を選ばない。
午前2時繁華街をパトロール中の茨城県警察水戸警察署のパトカー。
赤信号で停止。
その時…。
(パトカーのサイレン)パトカーの横を猛スピードですり抜けていく車。
パトカーの姿を見て慌ててスピードを出したのか暴走していく。
(パトカーのサイレン)前方の信号は完全に赤。
明らかな信号無視だ。
(パトカーのサイレン)
(警察官)「前の車両止まってください」「止まってください。
止まってください」
(パトカーのサイレン)呼びかけると素直に停止する車。
一体なぜ急いでいたのか?ドライバーが窓を開けた瞬間漂ってきたのはあのにおいだった。
ちょっと待ってね。
運転していたのは若い男。
降りるなりすぐに言い訳を始めた。
ふてくされた態度の男。
自分は酔っていないとしきりに言い張る。
男は7時間も前に飲み終わったと饒舌に語る。
だがその息からアルコールのにおいがプンプンしている。
2〜3杯。
えー…。
全く悪びれた様子がない。
検査キットを使い数値を測る。
そんなに出ていないと言うが数値が結果は…。
事の重大さに気づいたのか男が真剣に話を聞き始める。
いくつかの簡単な質問をし直立検査歩行検査をする。
これによって最高で罰金50万円の酒気帯び運転か100万円の酒酔い運転かが決まる。
真っすぐ歩けるのか?また車に戻ってください。
検査終了。
男に下されたのは…。
男を信号無視そして最高で罰金50万円の酒気帯び運転で検挙。
深夜の飲酒運転取り締まり。
警察官に休息はない。
現場に残された車両の痕跡。
ついに捉えた犯人の影。
女子高生80人を食い物にする下劣な生配信男との攻防。
ついに札幌と東京禁断の犯行現場に同時ガサ!高速道路で不可思議な多重事故。
謎の物体の正体を暴け!高速道路で発生する事故にいち早く対応する…。
日が暮れた午後7時過ぎ。
トラック3台が追突したとの通報。
現場の8キロ手前からかなりの事故なのか応援のパトカーも緊急走行で向かう。
この渋滞の先に一体何が?現場は愛知県と静岡県の県境にある東名高速道路。
路肩と第1車線が規制されている。
その先には…。
重なり合うトラック。
2台のトラックが複雑に絡み合いともに原形を留めていない無残な状況。
さらにその前方にも別のトラックが止まっていた。
先頭のトラックは見る限り目立った損傷はない。
だが後ろの2台のトラックは前方部分も激しく損傷している。
1台は衝撃でフロントガラスが粉々になり頑強なガードレールを押し曲げていた。
もう一台のトラックはフロントガラスがない。
それどころか助手席のドアも見当たらない。
回り込むと荷台のパネルが大きく変形している。
さらにドア部分は鉄の塊と化していた。
3台のトラックが絡む追突事故。
その原因はなんなのか?隊員によるとトラック2台が走行中に接触。
そのまま路肩に停車し車内で待機していた。
その10分後いきなり追突されたという。
路肩に止まっていた2人のドライバーは軽傷を負い病院へ搬送。
しかしドライバーは運転中ライターを探すために前方から目を離した。
次の瞬間…。
停止していたトラックに突っ込んだのだ。
気づいた時にはもう遅かった。
ドライバーはブレーキも踏めずそのままの勢いで追突したという。
(隊員)オーライ!オーライ!オーライ!はい!一瞬の油断が命取りになる。
するとまた新たな指令が…。
午後7時過ぎ乗用車が転覆したとの一報。
事故の規模は?ケガ人は?直ちに急行する。
現場に近づいていくとそこには…。
完全に転覆している乗用車。
ドライバーは救急車の中で応急処置を受けている。
ただ事ではない。
その腹を無残にさらしている乗用車。
運転席は…。
事故の衝撃で完全に潰れている。
一体なぜここまでの大事故が起きたのか?そこには誰の身にも起こりうる原因があった。
高速道路で転覆した乗用車。
なぜこうまでひっくり返ったのか?救急車で応急処置を受けているドライバーに隊員が事情を聞く。
ドライバーは30代男性。
事故の衝撃で状況を覚えていないという。
なぜ乗用車は転覆したのか?隊員が原因解明へ向かう。
わずかな痕跡も見逃さぬよう現場をつぶさに調査していく。
すると…。
白線の上に黒い跡が…。
これは一体?乗用車が横滑りを起こした事を物語っていた。
この痕跡から隊員が事故の状況を推測する。
ここでもう法面とは道路脇の斜面の事。
確かにここにも乗用車が乗り上げた跡がある。
乗用車は横滑りしたあと道路脇の法面に乗り上げそのまま転覆した。
しかしなぜ雨でもないのに横滑りをしたのか。
隊員がある事に気づく。
乗用車のタイヤは冬場に使用するさらに調べを進めると…。
ここにタイヤが…。
回り込んで見てみると…。
確かに後ろのタイヤにバーストした跡が。
普通の実はスタッドレスは横の動きに弱い。
事故の状況はこうだ。
走行中なんらかの原因でタイヤがバースト。
スタッドレスのため車が大きくぶれた。
ドライバーはハンドル操作を誤りそのまま横滑りをしながら斜面を乗り上げ転覆。
事故の原因はバーストによるハンドル操作の誤り。
乗用車を起こしてみると…。
転覆時の激しさが見て取れる。
この状況でドライバーが軽傷だったのは奇跡としか思えない。
(隊員)「パトカー左側通ります」午前1時過ぎ乗用車同士の追突事故が発生。
現場に近づくと予想外の状況が目に入った。
そして4台。
最も損傷が激しいのは最後尾に停車しているこの赤い乗用車。
激しく追突された痕跡がある。
左側面もかなり破損している。
だが状況を確認していくうちに意外な事実が浮かび上がってきた。
4台の事故車両。
まず先頭の車両を見てみると…。
フロント部分に衝突の跡。
後方部にも傷があるがよく見ると壁でこすれた傷。
後ろから追突されたものではなかった。
2台目の乗用車も追突された形跡はない。
3台目も同じく後方部は無傷。
つまり前に止まっている3台はどれも追突されていない。
なぜか一番後ろに止まっている赤い乗用車だけが激しく追突されているのだ。
この残っていた3台目のドライバーに話を聞くと…。
事故の衝撃で何が起きたのか覚えていないという。
隊員が現場を調べ始める。
すると…。
中央分離帯に傷が…。
そこには赤い乗用車の塗料が付着していた。
しかし赤い乗用車の傷は左側。
通常の走行ならば中央分離帯に左側の塗料が付くはずがない。
そこで隊員は1つの仮説を立てた。
隊員の仮説はこうだ。
赤い乗用車はなんらかの形でいずれかの車とぶつかり反転。
中央分離帯に接触して止まった。
後方部の傷は追突された時に出来たもの。
では一体すると隊員が驚くべきものを発見。
なんとバンパーに追突した車のナンバーがくっきりと残されていた。
「岡崎」という文字が読み取れる。
1台目と2台目は岐阜と豊橋ナンバー。
3台目のナンバーを確認すると…。
「岡崎」の文字が!間違いない。
追突したのは3台目だ。
さらに他の乗用車の事故の状況も残された痕跡から判明した。
赤い乗用車が走行中3台目の車に追突されスピンして中央分離帯に激突。
その後1台目の車と2台目の車がよけるために急ハンドルを切りスリップ。
中央分離帯に衝突した。
そうです。
追突したドライバーは運転中ボーッとしていたという。
事故の謎を解明した隊員。
だがまたしても不可解な事故が。
高速道路上で…。
突然目の前に現れた散乱物。
視界を塞いだのは謎の物体。
事故に巻き込まれたドライバーたちが語った不可解な証言。
高速道路上で浮遊していた謎の物体。
その驚きの正体とは…!?東名高速道路で事故発生。
神奈川県警察高速道路交通警察隊が急行。
(パトカーのサイレン)時刻は深夜11時半。
現場は上りの横浜町田インターチェンジ付近。
到着すると1台のトラックが停車していた。
その前に…。
横転している乗用車が!近づいてみるとそれは軽自動車だった。
フロント部分が激しく大破し原形をとどめていない。
割れたガラスの無数のヒビが衝撃の強さを物語っていた。
一体なぜこんな状況になったのか?現場には横転した軽自動車とトラック。
そして前方には頑丈な事で知られる外車が止まっていた。
トラックはフロントガラスが破損していた。
さらにバンパーにも衝突で付いたと思われる傷があった。
だが横転した軽自動車には衝突された形跡がない。
これは何を意味しているのか?するとドライバーは意外な事を口にした。
トラックが追い越し車線を走っていると突然目の前に視界を遮る何かが現れた。
それが消えた次の瞬間目の前に横転した軽自動車が出現。
トラックは車底部に追突したという。
軽自動車の後ろに傷がなかったのはそれが理由だった。
続いて前に止まっていた外車の状態を確認する。
フロント部分に大きな傷はなく右のドアに軽いへこみが出来ていた。
外車のドライバーに話を聞くと…。
変な物体が浮いていた?外車のドライバーも視界を遮る謎の物体を目撃している。
外車のドライバーはトラック2台に挟まれるように追い越し車線を走行していた。
すると前のトラックが突然車線を変更。
その時目の前に謎の物体が現れた。
思わず気を取られた外車のドライバー。
慌てて急ブレーキをかけハンドルを左に切った。
その時横転した軽自動車に右のドアが接触したのだ。
しかし一体2人のドライバーが目撃した謎の浮遊物とはなんなのか?さらに現場の前方にもう1台トラックが停車していた。
その車体を見てみると…。
フロントガラスが激しく損傷している。
このトラックが横転した軽自動車に最初に追突したようだ。
ドライバーに話を聞くと…。
しかし徐々に状況がわかってきた。
まず道路上に軽自動車が横転していた。
そこへ最初のトラックが衝突。
その時軽自動車が180度回転した。
そして間髪を入れず後続の外車とトラックが次々と衝突していった。
だがまだ大きな謎が残っている。
それは2人のドライバーが目撃した謎の物体の正体。
そしてもう一つ気がかりなのはこの軽自動車を運転していたドライバーの安否。
果たして無事なのか?すると…。
軽自動車の様子をうかがう男性が…。
神に感謝を捧げる外国人の男性。
実は彼が軽自動車のドライバーだった。
あれほどの事故にもかかわらずケガひとつしていない。
軽自動車が追い越し車線を走行しているとトラックが急に車線変更をしてきた。
右によけたがハンドル操作を誤り縁石に乗り上げバランスを崩し横転。
その後窓から必死に這い出てなんとか脱出。
追突されないよう手を振って後続車に危険を知らせていた。
だが無情にも次々と車が追突。
男性は自分の車がぶつけられるのを呆然と見ているしかなかった。
残るは2人のドライバーが目撃した謎の浮遊物の正体。
その痕跡は路上に残されていた。
高速道路上に散乱したおびただしい数の草と砂ぼこり。
それは軽自動車が中央分離帯に乗り上げた際にタイヤによって削られたもの。
これが走行する車の風圧により舞い上がりドライバーの視界を遮っていたと推測された。
これだけの大事故ながらケガ人はゼロ。
しかし車はドライバー次第で走る凶器と化す。
名古屋に近い愛知県岩倉市。
閑静な住宅街で重傷ひき逃げ事件が発生した。
時刻は午後5時23分頃。
被害者は69歳の男性。
夕食の弁当を買った帰りだったという。
頭部を強く打っており意識不明の重体。
現場には被害者が乗っていた自転車があった。
衝撃でカゴがゆがんでいる。
事故直後現場に降った大雨。
事故の痕跡が消えないようブルーシートで覆った。
ひき逃げ犯は多くの目撃者がいるにもかかわらずその場を立ち去った。
目撃者の1人は交差点で信号待ちをしていたドライバー。
被害者が自転車で道路を横断していた時対向から走ってきた軽自動車と出合い頭に衝突。
ドライバーはいったん停止するも被害者を救護する事もなく逃走したという。
早朝6時。
ひき逃げ捜査の精鋭たちが現場に集結した。
捜査の指揮を執るのは…。
交通畑20年のベテラン志治正己警部。
目撃者の証言によると現場から逃走したのは白っぽい軽四のワンボックスだという。
鑑識班は現場に残されたひき逃げ車両の痕跡を捜索するための準備に取りかかった。
まず用意したのはそれを現場に横一列に並べていく。
これは事故の衝撃で飛び散ったであろうひき逃げ車両の痕跡を一つも見逃さないため頭を出来るだけ路面に近づけられるよう考案されたひき逃げ捜査独特の道具だ。
アスファルトの隙間に入り込んだ1ミリにも満たない塗膜片から事件解決に導いた事もある。
気になるものを発見したら1人で判断せず複数で確認する。
人を自転車ごとはね飛ばしたのであれば気づかないはずがない。
逃げ去った犯人を必ず捕まえる。
捜索によりライトの破片や塗膜片さらに何かの部品と思われるプラスチック片も見つかった。
志治警部はマークされた遺留品を一つ一つ確認する。
現場の捜査と同時に付近に事故の形跡がある車はないか調べる。
すると…。
目撃証言によく似た車が現場からおよそ200メートル離れたマンションの駐車場にあるという。
被害者は頭を強打している。
はねた車にも相当のダメージが残されているはず。
その場所にはシルバーのワンボックス。
白ではないが目撃証言にあった車と同じ車種。
捜査員が最初に目を付けたのはナンバープレートの下にあるバンパー。
完全に割れている。
他にも何かに当たったと思われる傷跡を発見。
被害者の自転車を損傷か所に合わせ確認する。
自転車のタイヤカバーに軽自動車のナンバープレートと思われる黄色い塗料が付着していた。
ナンバープレートに塗料の剥がれた跡を探す。
ナンバープレートに黄色い塗料が剥がされた痕跡は見つからなかった。
志治警部は次の手を打つ。
現場周辺に設置されている防犯カメラ映像の捜索。
捜査員はコンビニエンスストアやパチンコ店などを訪ねカメラの映像を確認していく。
一方江南警察署に設置された捜査本部では現場で集めた情報の分析に取りかかっていた。
ひき逃げ事件で真っ先に行うべき捜査は車種の特定。
現場に残されていた遺留品から車両を割り出していく。
採取した物のほとんどが小さな破片。
わずかな手がかり。
犯人に繋がる証拠はあるのか?雨で流されてしまったのか現場に残っていたのは自転車のものばかり。
だがこの黄色い塗料からひき逃げ車両が軽自動車である事は間違いない。
そこへ現場周辺の防犯カメラの映像が届いた。
ありがとうございます。
早速その映像を解析する。
この中にひき逃げ車両は映っているのか?目撃者によると犯人は直線道路を真っすぐ走ってきたという。
捜査員が見つけた防犯カメラは3つ。
現場手前のコンビニ店現場横のマンション逃走方向にあるコンビニ店それぞれが直線道路にカメラを向けていた。
犯人の車が映っていれば車種の特定に大きく前進する。
最初に確認したのは現場の手前にあるコンビニ店の防犯カメラ。
事故発生時刻は午後5時20分頃。
その前後に映っている車の中から目撃証言に似ている車両を洗い出す。
そこに映っていたのは赤信号で停車する白っぽい軽四のワンボックス。
信号が青になるとゆっくりと発進。
そのまま事故現場の方向に向かった。
次に確認したのは現場交差点の横に建つマンションの防犯カメラ。
事故現場は画面上に見える交差点。
被害者は事故に遭う前画面右上の道路を自転車に乗って左へ進んでいたという。
必ずその姿が映っているはずだ。
まもなく被害男性が現れる。
映像には事故に遭う前の自転車に乗っている被害者が映っていた。
しかし交差点に差しかかったところで…。
姿が消えた。
最も重要な事故の瞬間が…。
録画されていなかった。
長期間録画保存する防犯カメラの性質上数秒間録画されない部分があるのはよくある事だという。
なのでこの映像からすぐさま3つ目の防犯カメラをチェックする。
それは犯人の逃走方向にあるコンビニ店の防犯カメラ。
現場からコンビニ店までの間に脇道はない。
きっとひき逃げ車両を捉えているはず。
果たして…。
画面の上に映る道路の右側が事件現場だ。
事故後ひき逃げ車両は左へ走っていくはず。
走行する車がスピードを落とした。
現場交差点の信号が赤になったと推測出来る。
そして事故発生時刻。
その直後…。
1台の車が猛スピードでカメラの前を通過。
犯行時刻この道を通った車は…。
この1台のみ。
これがひき逃げ犯の車だ。
この映像から車種の特定を急ぐ。
不鮮明な画像に目をこらし車の特徴を一つ一つ書き出す。
自動車のカタログ写真と合わせていく。
防犯カメラの解析により事件発生時刻は午後5時24分と特定。
白っぽいと証言されていたひき逃げ車両は…。
シルバーの軽四ワンボックスと考えられた。
しかしこの粗い映像では車種の特定が難しい。
車種が特定出来なければ容疑車両の絞り込みは困難。
捜査が暗礁に乗り上げようとしていた。
その時地域課の警察官から有力な情報が上がった。
事件が発生した時刻現場付近を走っていたパトカーのドライブレコーダーになんとひき逃げ車両が映っているというのだ。
事故発生時刻の少し前巡回中のパトカーが事故現場とは反対方向に向かっていた。
その時偶然ひき逃げ車両とすれ違ったためドライブレコーダーにその姿が捉えられていたのだ。
ついに犯人の尻尾を捉えた。
捜査が大きく動き出す。
69歳の男性をはね飛ばし走り去ったひき逃げ犯。
現場周辺の防犯カメラに容疑車両が映っていた。
さらに巡回中のパトカーが偶然その車をドライブレコーダーに収めていた。
より鮮明な映像。
これなら車種の特定は時間の問題。
自転車に付着した車の塗料。
防犯カメラに映ったひき逃げ車両。
さらにパトカーのドライブレコーダーに映った決定的な映像。
ついに車種を特定し該当車両を1台1台調べて犯人を追い詰める。
…がそんな矢先思いも寄らぬ情報が飛び込んできた。
なんと自分がひき逃げ犯だという外国人が自首してきたという。
警察署の廊下には一人の外国人男性がいた。
彼は車の所有者。
事件当日知人に車を貸したという。
自首した男は交通課で事情聴取を受けている。
まもなく事故車両が運び込まれた。
やはりシルバーの軽四ワンボックス。
が残されていた。
ボンネットに大きなへこみ。
フロントガラスはクモの巣状に割れている。
その中心部分には被害者の髪の毛が付着していた。
現場に残されていた被害者の自転車を併せて検証する。
タイヤカバーに付着していた黄色い塗料。
ナンバープレートとつき合わせると…。
ナンバープレートには真新しい傷跡があった。
自転車に付いている黄色い塗料の高さとも合う。
さらに…。
車のフロント部分には自転車のカゴと衝突した跡。
ハンドルと同じ高さにグリップと擦れた跡も見つかった。
全ての痕跡がこの車がひき逃げ車両であると語っていた。
自首してきた男は39歳のトルコ人。
入国ビザが切れた不法滞在者だった。
当然無免許。
鑑識で判明した事実を本人に確認させる。
無免許で運転していたトルコ人の男。
ついパニックになって逃げてしまったと言い訳を繰り返すが車ではねた被害者を救護せず立ち去った罪は重い。
この車は彼の名義ではない。
なぜ車を借りたのかその経緯を聞くと黙りこくってしまう。
何か裏があるのか?時刻は夜の9時になろうとしていた。
だが自首した男がひき逃げ犯だという確証が得られない。
志治警部は身代わりで自首してきた可能性も視野に入れ本人が運転していた裏を取る。
そして一つの決断を下した。
自首してきた男は入国ビザが切れた不法滞在者。
まずはひき逃げ犯は本当に自首した男なのか?範囲を広げて防犯カメラの捜索を改めて行う。
防犯カメラの保存期間には限りがある。
映像が消えてしまう前になんとか証拠を押さえたい。
捜査は連日続いた。
そして事件発生から1週間が経とうとしていた時…。
それは事故現場からおよそ2キロ手前にあるコンビニ店。
この店の防犯カメラが一部始終を捉えていた。
その映像がこれだ。
画面左から走ってきた1台の車。
右折して店の駐車場に入ってきた。
車体の色形が同じ。
ひき逃げ車両だ。
この車から降りてきたのは運転手だけ。
コンビニに入ってきたのはまさに…。
男が買ったのは缶コーヒー1本。
自供した内容と一致する。
お釣りを受け取って店を出る。
果たして男は運転席に乗り込むのか?確かに男はひき逃げ車両のそれからおよそ1分後車はゆっくりと発進。
向かったのはひき逃げ現場の方向。
車の同乗者にも確認したところ事故当時運転していたのは自首した男で間違いないと証言。
ひき逃げ犯はやはりこの男だった。
後日容疑者立ち会いのもと現場見分が行われた。
どのようにして事故が起きたのかその状況を本人に説明させる。
男を男が逃げた理由。
それは免許を持っていなかったから。
事故後罪の意識にさいなまれ自首してきたという。
危険な運転をするドライバーはここにもいた。
山口県警察山口警察署のパトカーが市内を貫くバイパスに合流。
トンネルに入ると前方に車線を踏みそうなほど右に寄って走っている乗用車を発見。
ふらふらと走行し今にも車線をまたぎそうな乗用車。
これでは事故を起こしかねない。
すかさず停車するよう呼びかける。
(警察官)「運転手さん左寄って止まってください」しかし一向に停車する様子がない。
パトカーを振り切ろうとするわけではないがなぜか止まらない。
痺れを切らしていたもう一人の警察官が呼びかける。
すると乗用車は観念したからなのかようやくスピードを緩め始めた。
停車指示に従わず走行する事500メートルほど。
一体どんな人物が運転しているのか?警察官が対象車両に急いだ。
ああ探しながら…。
乗用車を運転していたのは年配の女性。
予約していた整体院を探しながらの走行だったという。
警察官の要請に素直に従う年配の女性。
しかし免許証を確認した警察官が重大な事に気づく。
悪い事はない…。
免許証の条件欄に「眼鏡等」と記載があるにもかかわらずメガネやコンタクトをせずに運転していた。
丁寧な言葉遣いで対応する女性。
警察官2人もそんな彼女に手を焼く事になるとは思ってもいなかった。
女性は免許更新の際夜だけメガネをかけるようにと言われたという。
申し訳ないけども…。
車線をまたぐようにふらふらと走る乗用車。
運転していたのは80代の女性だった。
免許証の条件欄にメガネをかけるよう記載されていたが裸眼で運転。
当然警察官は違反の手続きに入る。
申し訳ないけども…。
堂々巡りの発言に絶句する警察官。
だが違反は違反だ。
はい…。
堂々巡りが続く。
かなりのつわものだ。
女性からなんとか各項目を聞き取り切符の記入が終わった。
しかし…。
女性は切符への署名を拒否するという。
不満を並べ立てる80代の女性。
署名拒否により否認事件として供述調書を取る事となった。
ため立件には至らなかった。
本人が交通違反をしていたという認識をしての支払いだった事を祈るばかりだ。
交通違反を取り締まる者がここにも。
横浜ベイブリッジを覆面パトカーで走る…。
隊員が違反車両に目を光らせていると…。
追い越し車線を猛スピードで走るワンボックスカーを発見。
明らかにそれを超えている。
この周辺は高速道路が入り組み事故が起きやすい場所。
しかしスピードを緩める気配はない。
ただちに速度の測定に入る。
そのスピードは…。
(パトカーのサイレン)すぐに違反車両の横につける。
ドライバーに声をかけ安全な場所まで誘導する。
制限速度を24キロもオーバーしていた車。
なぜそんなに飛ばしていたのか?高速隊の山本と申します。
ドア閉めてしまって構いませんので…。
仕事で急いでいたという。
神奈川県内もそうなんですけれども…。
首都高速道路の制限速度は最高で80キロ。
場所によっては30キロの区間もある。
この男性1日およそ10万台が行き交う横浜ベイブリッジの首都高湾岸線。
橋への合流ポイントでは大事故が多発している。
事故を未然に防ぐため違反車両の取り締まりを強化している高速隊。
そんな中…前の車をあおるように走る軽自動車を発見。
前のワンボックスが道を譲るとさらに加速。
かなりのスピードを出している。
パトカーを後ろにつけて…。
スピードを落とさない軽自動車。
そして…。
(パトカーのサイレン)サイレンを鳴らし違反車両を追跡する。
そこはまさに事故が多発する合流ポイント。
ドライバーに制止をうながす。
違反車両は隊員の呼びかけに応じた。
素直に謝る30代のドライバー。
なぜあんなにスピードを出していたのか?記載事項変更はございませんか?2回ぐらい…。
首都高に100キロ道路はない。
深いため息には理由があった。
多くてですね…。
はいお気をつけください。
隊員の言葉に深々と頭を下げたドライバー。
違反の処理はもちろん事故の怖さを理解してもらうのも大切な任務。
安全を守る隊員の活動に終わりはない。
(パトカーのサイレン)そんな高速隊の隊員が最も神経をとがらせるのが雨が降っている夜の高速道路。
こんな日は何かが起きる。
濡れた路面での事故を心配しているのは…。
高速隊きっての熱血隊員。
雨がフロントガラスを激しく打つこの夜高速道路の速度は50キロに制限されていた。
そんな中黒い乗用車が平然とパトカーを追い抜いていく。
乗用車は指定速度を超えている疑いが強い。
追跡開始。
乗用車を誘導し料金所の手前で止める。
だが雨の高速道路は容赦なくドライバーに牙をむく。
保土ヶ谷バイパス下りに入ってすぐ一般道から合流する地点で事故が発生。
そこには…。
乗用車が腹を上に向け仰向けにひっくり返っている。
現場にはすでに救急車が到着。
ケガ人が出ているのか?ボディーには無数の擦過痕。
車体がひっくり返るほどの事故が起きたのは一体なぜなのか?保土ヶ谷バイパスとの合流地点で起きた転覆事故。
雨で濡れた路面が事故の原因なのか?後ろのドアも開きボディーには無数の擦過痕。
あられもない姿が事故の衝撃を物語っていた。
運転席にドライバーの姿はない。
だが事故車両の傍らにカジュアルな服で電話をかけている男性がいた。
事故を起こしたドライバー19歳の青年だった。
ケガをしている様子はない。
せーの!
(一同)せーの!乗用車はバイパスと合流するこの下り坂を下りてきた。
車がひっくり返るほどの事故が起きたのは一体なぜなのか?路肩の縁石に乗用車が付けたと思われる真新しい傷跡が残っていた。
ドライバーを呼んで事故の状況を確認する。
下りの急カーブをスピードを落とさずに下りてきた乗用車。
本線の合流手前であろう事かさらに加速。
その瞬間濡れた路面で後輪がスリップ。
制御不能となりそのまま左の壁に激突。
はじき返され仰向けにひっくり返った。
ドライバーは自力で外へ脱出したという。
オーケー!ドライバーは免許を取得したばかり。
雨の日の運転には慣れていなかったという。
雨が収まり始めた頃…。
田村巡査部長のもとに再び事故の一報が。
現場は横浜新道の下り。
路肩には乗用車が2台。
乗用車同士が追突事故を起こしたらしい。
前に止まっているのは普通乗用車。
そして後ろには軽自動車。
普通乗用車は後部右側のバンパー部分が損傷していた。
だがレッカー車を呼ぶほどではないという。
一方軽自動車はフロント部分が大きくへこんでいた。
特に左側の損傷が激しい。
自走は出来ないようだ。
追突された普通乗用車のドライバーは40代男性。
追突した軽自動車のドライバーも同じく40代男性だった。
現場は3車線道路で見通しがきく直線区間。
一体なぜ事故は起きたのか?田村巡査部長が追突した軽自動車のドライバーに事情を聞く。
原因は軽自動車のドライバーの脇見運転。
2台の車は左の走行車線をおよそ時速60キロで走っていた。
その時後ろの軽自動車のドライバーが助手席にあったタバコを取ろうとした。
視線を戻した次の瞬間前を走っていた普通乗用車が減速して目の前に。
慌ててハンドルを切ったが間に合わず追突してしまったという。
高速道路と言えど前の車が止まる事もある。
走行中は常に注意を怠ってはならない。
昨年3月北海道警察サイバー犯罪対策課は秘密裏にある事件の捜査を開始した。
ターゲットは若い女性。
女子高校生らしい若い女性が次々に入っていくマンション。
一体この密室で何が行われているのか?それは…。
コスプレをした女子高生の生着替えやあられもない姿をネットで配信するライブチャットだった。
女子高生を食い物にする卑劣な行為。
チャットを運営する生配信男の正体を暴く!捜査期間240日。
総勢60人の捜査員が生配信される禁断の現場に踏み込んだ。
パソコンに付けた小型カメラで映像をネットで生配信し男女がコミュニケーションをとる。
それがこれはとあるマンション内にあるチャットルームから配信されている映像。
映っている女性はチャットレディーと呼ばれ大半は18歳未満の女子高生。
鏡が不自然にカメラの方を向いている。
これで女性たちがコスプレに着替える姿をのぞき見させているようだ。
ポイントを購入した利用者はカメラの前の女性にひわいなポーズやコスプレ姿などを要求。
女性たちはこの映像が不特定多数の目にさらされているという自覚は薄い。
一刻も早く運営者を逮捕しなければ。
動き出したのは…。
有害な仕事に就く制限をする労働基準法違反。
捜査をするのはサイバー犯罪のスペシャリスト…。
事件は一般市民からの情報で発覚した。
捜査の結果チャットルームがあるのは札幌中心部にある賃貸マンションである事が判明。
このマンションの6階が現場。
夕方から女子高生の出入りが激しくなるという。
(スタッフ)ふ〜ん。
連日行われているライブチャット。
気軽に足を踏み入れる女子高生も多いという。
捜査は昨年の3月から始まった。
実態を探るべく張り込んでいると一人の若い女性が…。
橋が現場で張り込んでいるその頃…。
サイバー犯罪対策課では捜査員が数台のパソコンを並べ配信を監視。
すると先ほどの女性がマンションに入った直後ライブチャットに動きが。
あっもしもし…お疲れさまです。
(カメラのシャッター音)捜査のため全捜査員が女性の情報を共有する。
さらに別の女性の生配信も始まった。
人気の女性は次々と客が付き3時間で1万円以上を稼ぐという。
この日3人の女性が生配信を行った。
ライブチャットを終えた女性がマンションから出てきたところを追跡する。
彼女たちの自宅を特定し本当に18歳未満か確認するためだ。
生配信が終了。
そして…。
女性3人が1台の車に乗り込んだ。
追跡開始。
相手に気づかれないようにもう一台の捜査車両と入れ替わりながら追尾する。
車内には若い女性が3人。
運転しているのは中年の男だ。
彼女たちは本当に18歳未満なのか?後をつけ自宅を確認。
調べるとやはり高校生だった。
翌日追跡の際撮影した写真と生配信の画像を比べる。
かなり似ている。
やはり同一人物だ。
その後も一人一人女子高生の素性を捜査。
悪質なチャット運営者を逮捕するため少しでも多くの情報をつかんでおく。
捜査の結果なんと80人以上の女子高生を登録させている事が判明した。
女子高生たちは自分たちが何をしているのか自覚しているのか?そんな彼女たちをたぶらかす運営者は一体どんな人物なのか?その後の捜査で女子高生を送ったドライバーこそが生配信の管理人である事を突き止めた。
これ以上野放しには出来ない。
さらに若い女性が食い物にされる前に生配信男を追い詰める。
橋は徹底的に視察を行った。
いつ現れるかわからない生配信男をひたすら待つ。
すると…。
生配信男が1人でマンションを出た。
男は電気製品日用雑貨食料品などを購入。
そのままライブチャットを行うマンションへ戻った。
どうやらサイバー犯罪はネットで捜査。
橋がスマートフォンで生配信男の関係先を探っていると…。
実はライブチャットを行っているのは数か月前まで運営に携わっていた実質的オーナーだ。
その男の住居は東京。
事件の全貌を解明するため橋は東京へ飛んだ。
まずはオーナーの所在を確認する。
もしオーナーが共犯関係だとすれば生配信男だけを捕まえても意味がない。
割り出した住所にオーナーが住んでいるのか張り込み開始。
するとその直後…。
不意にオーナーの男が現れた。
橋が距離をとって自転車で追跡。
立ち寄ったコンビニで話を聞く。
店員によるとよく買い物に来るという。
オーナーの男は生活拠点を東京に移し父親と暮らしていた。
別の関係者の話では札幌で生配信を行っている部屋は譲り渡して無関係との情報もある。
果たして札幌に戻り捜査で集めた膨大な資料の分析に入った。
チャット内容の一言一句まで解析していく。
捜査開始から8か月。
機は熟した。
札幌東京同時ガサ。
敬礼!本部少年課生活安全特別捜査隊札幌方面中央警察署と合同の60人体制で臨む。
よろしくお願いします。
捜査員の顔が配信映像にさらされないようにマスクを着用する。
今回のガサ入れは犯罪の確たる証拠をつかむのが目的。
ここなんです。
(橋警部補)602点灯。
生配信男がいる札幌。
そしてオーナーがいる東京。
同時にガサ入れを行う。
東京のチームも張り込みを開始。
もしどちらかの捜査がばれたら連絡を取り合う恐れがある。
慎重にオーナーを見張る。
すると…。
オーナーを確認。
外で電話をしている。
話の端々に札幌の生配信男の名前が混じる。
あとは女子高生たちがマンションに入っていくのを確認するのみ。
夜の7時になっても捜査員たちに焦りの色が…。
その時!1人の若い女性が現れた。
女性は何階に上がったのか?リストで今の女性を確認。
現状を捜査本部に報告。
了解わかりました。
はい。
生配信が始まった瞬間に着手。
配信されなくとも午後9時に同時にガサ入れを決行する。
そして…。
ついに迎えたガサ入れの時。
生配信男を逮捕するためにこのガサで犯罪の裏付けとなるものを必ず見つけ出し証拠を固める。
捜査員が部屋に突入。
まずは生配信男の元へ。
メゾネットタイプの室内。
ライブチャットを行っているのは2階か?彼女はガサ入れ前にマンションに入った女性だった。
同時に東京でも…。
捜索令状を示してオーナーの自宅をガサ入れ。
札幌では生配信男を追求。
2階の女性は呆然としていた。
まさに女子高生の制服に着替えて生配信する直前だった。
ライブチャットを始めて1か月という17歳の女性。
事態がまだ飲み込めていない。
彼女もまた被害者だった。
メゾネットの2階にはパーテーションで仕切られた4つのチャットルームがあった。
他にも同じようにパーテーションで仕切られた部屋が7つあり合計11の部屋から女子高生にライブチャットを行わせていた。
各部屋のインテリアは微妙に違う。
しかしどの部屋にも姿見とレースのカーテン。
着替えをのぞき見させるための下劣な演出だ。
1階にはコスプレ用の衣装が並んでいた。
生配信男が洗濯をしながら女子高生に着させていたという。
分厚いマニュアルも発見。
そこには女性たちの給料や禁止事項など事細かく書かれており中には「女の子の取扱い説明書」なるものまで存在していた。
さらに捜索を続けると重要な書類があった。
東京のオーナーが札幌の生配信男にチャットルームを譲り渡したという契約書だった。
契約上この男に経営権が渡っているのだが歯切れが悪い。
東京のオーナーのガサ入れでも全く同じ譲渡契約書が出てきた。
オーナーは生配信男にチャットルームを譲渡する代わりに毎月100万円合計2000万円を受け取る契約をしていた。
押収品は莫大な量になった。
翌日からオーナーと生配信男の逮捕状を請求するため押収したパソコンの解析が始まった。
証拠隠滅のために消去されたデータも復元。
まずは実際に捜査してきた内容と勤務日報を照らし合わせていく。
9か月間の日報一覧表も見つかった。
女性たちの報酬800万円を差し引いた利益はおよそ1500万円。
把握していない女の子もいた。
消去したデータを復元するとオーナーと生配信男のメールのやり取りが出てきた。
管理人の生配信男は今でもオーナーの完全な部下のようだ。
押収品を徹底的に分析。
逮捕の決め手となる証拠を揃えていく。
そしてついにその時が…。
まずは女子高生を操っていた生配信男に橋が引導を渡す。
かつ…。
男を時を同じくして…。
東京のオーナーも同様の容疑で逮捕。
後日生配信男を女子高生の裸を盗撮した容疑でも再逮捕。
最後まで下劣な男だった。
一度インターネットに流出した映像を回収する事は不可能なのである。
早朝5時50分頃千葉県君津市の県道で死亡ひき逃げ事件が発生した。
現場は市の東部から君津駅に向かう見通しのよい交差点。
ひき逃げ車両は横断歩道を渡っていた60代の女性をはねた。
路面に残る凄惨な事故の跡。
ドライバーは被害者を救護することなくそのまま君津駅方向へ逃走したという。
被害に遭った女性は搬送された病院で死亡が確認された。
悪質なひき逃げ犯を追い詰めるのは…。
執念の男…。
現場には目撃者がいた。
事故発生時刻付近を走っていたドライバーだ。
その証言によると事故現場の数百メートル手前を走行中白っぽい軽自動車がかなり急いでいる様子で追い越していった。
その直後事故現場の交差点で路上に倒れている女性を発見。
事故の瞬間は見ていないが早朝という車の往来が少ない時間帯を考えるとこの軽自動車がひき逃げをした可能性が高い。
犯人の手がかりは現場に残された遺留品。
目撃情報を裏づけるものがどこかにあるはず。
見つかったのは…。
事故の衝撃で破損したと思われるそして…。
車体から剥がれ落ちたとみられる幅2センチの塗膜片。
色は白っぽいという目撃情報とかなり近い。
楠木には気になる事があった。
遺留品をよく見るとプラスチック片がちぎれるようにはぎ取られている。
かなりの衝撃があった事がうかがえる。
にもかかわらず…。
実は…。
相手の命を奪うほどの強い衝撃で人が車に当たった場合ほとんどのケースで被害者はボンネットに乗り上げそのままフロントガラスに激突する。
そしてガラスは割れ現場に破片を残す。
しかし今回の事故では…。
その状況から捜査対象とする車両を絞り込む事が出来た。
部品が破損するほど車体の前方が壊れているにもかかわらずフロントガラスが割れていない車が怪しい。
楠木は捜査員に現場周辺の防犯カメラの映像をくまなく調査するよう指示。
事件が起きた交差点の手前さらに逃走方向にあるコンビニ店を全て当たる。
すると1軒の店から有力な映像が見つかった。
容疑車両は幹線道路を東から西に向けて走行していたとみられる。
コンビニ店の防犯カメラは事故現場の手前でその道路を捉えていた。
早速捜査本部に持ち帰り確認する。
映像にひき逃げ車両が映っていれば捜査は大きく進展する。
事故直前午前5時50分頃の映像。
画面左側の先に事故現場がある。
通り過ぎていく複数の車。
そこに…。
恐らくこれがモクの車になるんで。
まず捜査員が見つけたのは目撃者の車。
数台の車がカメラの前を通過。
そして…。
目撃者の車が現れる。
その直後を走っていたのは…。
歩行者の命を奪い逃げ去ったのはこの車なのか?千葉県君津市で発生した死亡ひき逃げ事件。
容疑者の車を防犯カメラが捉えていた。
数台の車がカメラの前を通過する。
そして目撃者の車が現われた。
その直後を走っていたのは…。
ついに捉えた…。
次第に浮かび上がる悪質な死亡ひき逃げ事件を起こした車の全貌。
車種の特定は時間の問題。
逃げ得は絶対に許さない!楠木は執念の捜査を続ける。
見落としはないか他に目撃者はいないか。
その最中…。
が飛び込んできた。
「近所の駐車場にボンネットが壊れている車がある」という情報が警察に入ったという。
散歩中の男性が偶然発見したらしい。
楠木の目に飛び込んできたのは…。
それはまさに遠くからでもボンネットに事故の跡が見て取れる。
死亡ひき逃げ事件を起こした車なのか?うんうん…。
ボンネットには強い衝撃を受けた跡がある。
そして楠木の読みどおり…。
直ちに鑑識による遺留品の照合開始。
事故現場に残された…。
これを容疑車両のボンネットにパズルのように当てはめていく。
すると…。
色形ともにピタリと一致。
決定的な証拠だ。
さらにプラスチックの破片も照合すると…。
ボンネットと車体を繋ぐ部品だと判明。
強い衝撃を受け割れて落ちたらしい。
鑑識によってこの軽自動車が残るは運転していた犯人。
とそこに…。
はい了解。
捜査員がある男から事情を聞いているとの連絡が入った。
話を聞いた捜査員によると…。
捜査員が追い詰めたひき逃げ事故を起こした犯人とは…。
自分がやったと話したのは19歳の男。
捜査員の問いかけに少し青ざめた表情で冷静に応じている。
まずひき逃げの証拠を突きつける。
動かぬ証拠を前に呆然と立ちすくむばかり。
ひとまず警察署に任意で同行する。
その後の実況見分にも男は同意のもと立ち会った。
自分が人の命を奪った交差点に立ち何を思うのか…。
自分の犯してしまった罪の重大さを思い知ったのだろうか。
男は顔をこわばらせて現場を見つめていた。
ひき逃げ事故を起こした後被害者の救護をする事なく逃走した男。
あまりにも身勝手な犯行に被害者の叫びが楠木の口から漏れる。
あの時ここで車を降りていれば尊い命を救えたかもしれない。
じゃあまた車乗って。
男はひき逃げの事実を認めた。
19歳の男には罪を償う長い日々が待っている。
そぼ降る雨。
こんな夜も事故が多い。
すると山口警察署のパトカーに応援要請が…。
県警本部自動車警ら隊が走行中の乗用車に職務質問しようとしたところ応じずに逃走しているという。
警察官が停車を要請しても一向に止まらない不審な車。
しかし交通ルールは守り赤信号で停止。
そこですかさず声をかけるも男は無視。
窓すら開けない。
やがて信号が青になると発進。
法定速度よりかなり遅いスピードで逃走しているという。
すると続報が…。
現場に到着すると警察官が男を確保していた。
何台ものパトカーを巻き込んだ逃走の理由とは?制止を振り切り逃走した車両を警察官が確保。
現場に到着すると…。
追跡していた警察官が車の周りに集まっていた。
その周囲に漂っていたのは…。
足元のおぼつかない男を運転席から外へ出した。
あたり一帯を包む強烈な酒のにおい。
それを発しているのは緑のジャンパーを着たこの男だ。
(警察官)乗って乗って。
そんなばかげた問いかけに丁寧に答える必要など一切ない。
飲酒検知のため男をパトカーの中へ入れるが…。
ひどくせき込み…。
(警察官)まだまだまだまだ…。
パトカーからあわてて飛び降り嘔吐する始末。
こんな状態でハンドルを握っていたのか。
警察官たちに怒りがこみ上げてくる。
落ち着いたところで男にうがいをさせ再度パトカーの中へ…。
飲酒検知を始める。
ちょっとね…。
担当警察官は上昇する数値を確認するなり男の横に警察官をもう一人配置する事にした。
すると男はこんな事を喋り始める…。
競馬や競輪など公営ギャンブルで生計を立てているという。
さらに…。
別の交通違反について慣れた受け答え。
自称公営ギャンブラーの数値は飲酒運転の基準を完全に上回っていた。
(警察官)あの…差し押さえがあるけ…。
明らかな飲酒運転と認められたため男を現行犯逮捕。
酒を飲んでいても自分は事故など起こさないはずだ。
そんな危険なギャンブルは決して許されない。
自称公営ギャンブラーには厳しい処罰が待っている。
平日のこの時間帰宅ラッシュと重なる横浜新道の終点戸塚料金所は常に渋滞する。
神奈川県警高速隊の隊員は料金所の近くで起きた事故の処理をしていた。
料金所から一般道へ車線変更する際に起きた接触事故。
双方にケガはなく車の浅い傷だけ。
渋滞でスピードの出せない場所でも油断は禁物。
事故処理を終えた隊員がパトカーに戻ると新たな事故を知らせる無線が…。
現場は近い。
だが渋滞にはまり身動きが出来ない。
そこで…。
一刻も早く事故処理を済ませないと渋滞がますますひどくなる。
(警察官)「パトカー車線にまたがって中央を走ります」緊急走行で渋滞をすり抜けると事故現場が見えてきた。
2車線道路の非常駐車帯に普通乗用車2台が停車している。
前の車は後部バンパーの左側がへこみ左後輪付近のボディーがめくれていた。
泥除けの一部がタイヤに食い込み自走できない状態。
一方後ろの車はフロント右角のバンパーに擦過痕がついている。
スピードの出ない渋滞中の事故。
そこには誰もが陥る罠があった。
横浜新道下りで渋滞中に発生した事故。
スピードが出せない状況で追突したため損傷は軽いがそこには誰もが陥りやすい罠が隠されていた。
追突された前の車のドライバーは40代の男性。
追突したのは後ろの乗用車を運転していた20代の男性。
妻も同乗していた。
ドライバーはまだ免許を取得したばかり。
隊員の調査によって次第に事故の原因が明らかになる。
実際に追突した場所で事故を読み解く。
止まっていて…。
2台の車は渋滞の中右の追い越し車線で発進と停止を繰り返していた。
後ろの乗用車は左の車線が空いたので前の乗用車が進み始めたのと同時に車線変更しようと後ろを確認しながら発進。
しかし前に進んでいたはずの車が目の前で止まっていた。
ブレーキを踏んだが間に合わず追突してしまったという。
渋滞中の接触事故。
高速道路ではちょっとした気の緩みが大惨事を招く。
なくならない事故。
多発する犯罪。
その最前線を追跡する。
2015/03/25(水) 19:00〜21:48
ABCテレビ1
列島警察捜査網 THE追跡 2015春の事件簿[字]
事件事故の現場へ大追跡302日!!
“欠けた事故の瞬間”重傷ひき逃げvs執念の痕跡捜査&最新映像解析…女子高生80人を食い物にする生配信男…真夜中高速に出現した謎の物体
詳細情報
◇番組内容
重傷ひき逃げ事件…防犯カメラ“欠けた事故の瞬間”に執念の痕跡捜査&最新の映像解析技術で挑む!!▽内偵捜査240日!東京・札幌同時ガサ!女子高生80人を食い物にする生配信男を追え!!▽“神サマありがとう”真夜中高速に出現した謎の物体で不可思議な多重事故
◇番組内容2
▽衝撃の光景…豪雨の高速で無残な転覆大破
ほか…悲惨な事故の真相、犯人逮捕の瞬間を緊迫の完全追跡!!
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/the-tsuiseki/
ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32723(0x7FD3)
TransportStreamID:32723(0x7FD3)
ServiceID:2072(0x0818)
EventID:24339(0x5F13)