香取啓介
2015年3月26日15時34分
鳴き声の鑑賞用として輸入された外来の鳥が、日本の森林で生息域を広げていることが環境省生物多様性センターの生態系調査で明らかになった。ウグイスなどの在来種と生息域が重なることから、生態系にどのような影響を与えるのか、注視するとしている。
調査は2003年度から自然環境の変化を調べるために行われている「モニタリングサイト1000」の一環。全国の森林や草原約500カ所を対象にした。
分布が拡大しているのは、元々中国南部から東南アジアにかけて生息し、鳴き声鑑賞用として輸入されたガビチョウとソウシチョウ。1980年代から野外に定着しはじめ、ガビチョウは南東北や関東西部、北九州北部などから徐々に分布域を広げていた。ソウシチョウは関東以西を中心に飛び火状に分布を広げていた。地域によっては、一番数の多い鳥になっている。
特にソウシチョウは、増えることで、同じような環境にすむウグイスの繁殖力が下がることが知られている。ガビチョウ、ソウシチョウとも生態系に害を及ぼす種として「特定外来生物」に指定されている。(香取啓介)
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