まあ
文句が多い嫁の私ですが
義母さんを
尊敬しています
まずは
旦那様と暮らし
この人を育てた人
本当に感謝しています
とても優しく器が広い人です
そして
今回義父さんが亡くなり
義父さんの遺影の写真選びで
もう
ああいった状態だったので
覚悟も準備もしていましたから
かなり
淡々と葬儀の準備をしていく中で
家族 親族でたくさんのアルバムの
義父さんの写真を観ていました
義父さんは中卒で
当時丁稚と言う感じでこの会社に入ったそうです
で
パラパラ見て行くと
何枚か今の長女と変わらない年頃の女の子が
赤ちゃんをおんぶして
食事の準備をしているんです
お手伝いって感じではなく
がっつり作る感じで
何か焼いていました
「これ、姉さんよ。」
義母さんの妹さんが教えてくれました
義母さんの上には
実は
お兄さんがいたそうですが
大戦最中
亡くなってしまい
帰還したおじいさんは本当に悲しんだそうです・・・これはおじいさんの葬儀で聞きました
で
その後産まれたのが
義母さん
時代は厳しい時で
おじいさんとおばあさんは
起業した会社を何とかする為に
昼夜関係なく働いたそうです
その間
幼い妹たちの世話は
義母さんが全てやっていたそうです
当時は
住み込みの従業員も多く
義母さんは
10歳で妹や従業員の賄いを全て準備していたそうです
「当時は・・・本当に悲しい事もあって」
実は
今の社長の前に
待望の男の子が誕生したそうで
女の子5人の後の男の子
とても
おじいさんは喜んだそうで
でも
体が弱く
当時の医療では何ともできなくて
たった2歳で亡くなってしまった
なんと
その男の子の最期の瞬間を看とってしまったのが
当時11歳の義母さんだったそうです
夜中
おじいさんとおばあさんは仕事で事務所にいて
義母さんが1人
弟の様子がおかしいと
付き添っていたそうで・・・
「お姉さんが声出して泣いたのは
あの時だけだよね・・」
義母さんの妹さんたちは
しみじみと話してくれました
たった11歳の女の子が
幼い弟の最期を看取らなくてはいけない・・・
計り知れない
恐怖と悲しみだったと想像できます
それから産まれた社長は
義母さんをおばあさん以上に感謝し・・・恐れています
その義母さん
義父さんの
葬儀の準備から通夜まで淡々としてました
でも
出棺の時
義父さんの棺が納棺される瞬間
「おとうさんが!おとうさんが!
本当にいなくなっちゃう!」
義母さんは
声をあげて泣きました
みんな
一瞬
ビックリして固まりました
が
まあ
そんな人です
その2ヶ月後
「ねえ、かおりさん
おとうさんの独身の時の写真なんて
もう見ないから
捨てていいわよね?」
・・・・・え?(・_・;)
まあ・・・
義母さんが良いなら・・・?
AB型は摩訶不思議