Google Play のゲームがさらに充実する新しいツール
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2015年3月26日木曜日
[この記事は Greg Hartrell、Google Play ゲーム、シニア プロダクト マネージャーによる Android Developers Blog の記事 "New Tools to Supercharge Your Games on Google Play" を元に、荒木が翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]
今では誰もがゲームのできる端末を持っています。実際、世界 190 ヶ国以上で 10 億人を超える Android ユーザーのうち、3/4 以上が日常的にゲームをしています。つまりゲーム デベロッパーにとって、世界規模でユーザーを募り、アプリの開発をビジネスとして成功させるまたとないチャンスと言えます。Google は過去数年にわたり、Google Play で提供されるアプリやゲームのデベロッパーに対して 70 億ドル(約 8 千億円)以上の投資を行ってきました。
Google の Developer Day のゲーム デベロッパー カンファレンス(GDC)では、ゲームをさらに充実させる Google Play ゲームや AdMob の新しい機能の数々を公開しました。これらの新しい機能によって、ゲーム開発におけるさらに優れた基準や収益化の手法が提供されていきますので、ご注目ください。
BombSquad はサンフランシスコにある個人のゲーム スタジオで作成されたゲームですが、Player Analytics ベータ テスト中に受けたデザイン変更のアドバイスに従うことで、Google Play でのユーザー 1 人あたりの収益を倍以上にすることに成功しています。
"Atari は幅広いゲーム ユーザーを対象におもしろいゲームを作っています。Google のパートナーとして、Native Ads ベータ版に参加する最初のゲーム会社になれて光栄です。このツールによって、ゲームをさらにおもしろくしながら同時に収益化するサポートが受けられます"
Atari、最高執行責任者、Todd Shallbetter
Google ではさらに Nearby Connections API の提供を開始し、Android TV でさらにダイナミックにゲームを楽しむことができるようにします。こちらは Google Play サービスで近日中に公開する予定です。この新しいプロトコルを使うと、テレビでプレイ中のゲームを近くのスマートフォンやタブレットにシームレスにつなげて、セカンド スクリーンとして制御できるようになります。Beach Buggy Racing は複数のプレイヤーで競える Android TV の面白いレースゲームですが、今年の夏のリリースで Nearby Connections の採用を予定しています。Google ではさらに多くのマルチプレイヤー ゲームの協力を募っており、携帯端末をセカンド スクリーン コントロールとして活用してリビング ルームでさらにゲームを楽しめるようにしていきたいと考えています。
昨年 6 月の Google I/O において、バーチャル リアリティ(VR)をさらに身近なものにすることを目標に、Google Cardboard の公開も行いました。これは単なる厚紙をスマートフォンと組み合わせて使用するだけのものですが、ゲーム デベロッパーがさらに独特で迫力のあるゲームを作成する機会を提供します。Android 版、Unity 版の各 Cardboard SDK によって、さらに容易にバーチャル リアリティのアプリを作成でき、また既存のアプリをバーチャル リアリティ化することができます。
Posted by Yuichi Araki - Developer Relations Team
今では誰もがゲームのできる端末を持っています。実際、世界 190 ヶ国以上で 10 億人を超える Android ユーザーのうち、3/4 以上が日常的にゲームをしています。つまりゲーム デベロッパーにとって、世界規模でユーザーを募り、アプリの開発をビジネスとして成功させるまたとないチャンスと言えます。Google は過去数年にわたり、Google Play で提供されるアプリやゲームのデベロッパーに対して 70 億ドル(約 8 千億円)以上の投資を行ってきました。
Google の Developer Day のゲーム デベロッパー カンファレンス(GDC)では、ゲームをさらに充実させる Google Play ゲームや AdMob の新しい機能の数々を公開しました。これらの新しい機能によって、ゲーム開発におけるさらに優れた基準や収益化の手法が提供されていきますので、ご注目ください。
より優れた基準とプレイヤーのニーズへの対応
“Player Analytics のおかげで BombSquad に足りないところを分析し、間違った方向を修正し、結果として作りたいゲームを作って経済的に成功できるところまでたどり着くことができました”
BombSquad 開発者、Eric Froemling
Google Play Games は、ゲーム デベロッパーが作品をユーザーに届けることをサポートするサービスです。このサポートの一環として Player Analytics を提供しています。Player Analytics では、ビジネスの成功に対する総合的な基準を提示し、ゲーム内でのプレイヤーの動きを分析する優れたレポートを提供しています。今後数週間のうちに Google Play デベロッパー コンソールで公開されるこのツールの新しいリリースを使えば、個人デベロッパーでも大規模な開発者集団でも、自身のゲームのユーザーがどのようにゲームを進め、支払い、親しんでいるかについての詳細を ARPPU やユーザーごとのセッション数などの重要な指標を元に確認し、日ごとの売上目標を設定するサポートを受けることができます。 BombSquad 開発者、Eric Froemling
BombSquad はサンフランシスコにある個人のゲーム スタジオで作成されたゲームですが、Player Analytics ベータ テスト中に受けたデザイン変更のアドバイスに従うことで、Google Play でのユーザー 1 人あたりの収益を倍以上にすることに成功しています。
広告を最適化して収益をあげる
ゲームのパフォーマンスを最適化した後は、ユーザーごとに適した収益化の手法を構築することが重要です。これが今回、AdMob プラットフォームで次の 3 つの重要なアップデートを行う理由でもあります。- Native Ads: 現在はベータ版として機能が限定されていますが、ゲーム デベロッパーが Google 広告からアプリに広告を表示できるようになります。表示する広告はカスタマイズしてゲームのデザインに沿った形でユーザーに提示できます。Atari は RollerCoaster Tycoon 4 Mobile などの既存のゲームを刷新する方法を探しており、この新しい機能を使ってより効果的にゲームのファンを増やす方法を模索しています。
- In-App Purchase House Ads Beta: ゲーム デベロッパーが無料で、アプリ内購入の収益を伸ばすことができます。AdMob では、どのユーザーがアプリ内購入をしやすいかを予測できるようになり、デベロッパーはそうしたユーザーにカスタマイズしたテキストを表示したり、売り出し中のアイテムを強調して表示したりできます。現在はベータ版ですが、今後数週間のうちにすべての AdMob アカウントで使用できるようになります。
- Audience Builder: ゲームの使用状況に応じて、ユーザーのリストを作ることができる便利なツールです。ゲーム デベロッパーはこのリストを元に対応していくことで、ゲームをさらにおもしろくし、最終的にはアプリの収益を伸ばしていくことができます。
"Atari は幅広いゲーム ユーザーを対象におもしろいゲームを作っています。Google のパートナーとして、Native Ads ベータ版に参加する最初のゲーム会社になれて光栄です。このツールによって、ゲームをさらにおもしろくしながら同時に収益化するサポートが受けられます"
Atari、最高執行責任者、Todd Shallbetter
Google が促す新しいゲーム体験
昨年 Google は、リビング ルームの Android として大画面でゲームを楽しむことができる Android TV のサービスを開始しました。Sony、TPVision/Philips、Razer などのパートナーから、SmartTV やマイクロ コンソールなどの協力を受け、OEM のエコシステムはより大きく成長しています。Google ではさらに Nearby Connections API の提供を開始し、Android TV でさらにダイナミックにゲームを楽しむことができるようにします。こちらは Google Play サービスで近日中に公開する予定です。この新しいプロトコルを使うと、テレビでプレイ中のゲームを近くのスマートフォンやタブレットにシームレスにつなげて、セカンド スクリーンとして制御できるようになります。Beach Buggy Racing は複数のプレイヤーで競える Android TV の面白いレースゲームですが、今年の夏のリリースで Nearby Connections の採用を予定しています。Google ではさらに多くのマルチプレイヤー ゲームの協力を募っており、携帯端末をセカンド スクリーン コントロールとして活用してリビング ルームでさらにゲームを楽しめるようにしていきたいと考えています。
Posted by Yuichi Araki - Developer Relations Team