民間から採用された大阪市立小学校と中学校の公募校長2人が今月末で任期を1年残して辞職することがわかった。体調不良など「一身上の理由」という。

 2人はいずれも60代の男性で、2013年春に採用された。取材に対し、小学校の校長は「体調を崩してしまい、別の人にバトンタッチする方がよいと判断した」とし、中学校の校長は「学校課題の解決に取り組んだが十分な成果が出せず、身を引く時と考えた」と述べた。

 13年に初採用された同市の公募校長をめぐっては、11人のうち、経歴詐称や処遇への不満などですでに4人が懲戒免職となったり辞職したりしており、今回の2人の辞職で計6人が任を離れることになる。