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異世界料理バトル 作者:東国不動

第二章「伝説の食堂編」

09 本日のお客様「ロートル冒険者」

 俺はありふれた冒険者だ。ギルドの仕事をすることで糊口を凌いでいる。
 今回の仕事はヤナイ村から首都セビリダまで向かう商隊の護衛だ。このルートは盗賊や魔物が出現する可能性もほとんどない。代わりに報酬は非常に安い。商隊が移動してる間だけ食えるって程度の報酬だ。
 冒険者もピンキリ。俺は限りなくキリのほうだってことさ。十年やったら皆死ぬって言われる冒険者をやって二十年やって死んじゃいねえんだ。キリのほうでも上々だろ。

 だが俺も……もう年だ。一発当てて食い物屋でもやりたいよ。
 なんで食い物屋かだって? 俺は食うことが好きだからだ。最近じゃ商隊の護衛ぐらいしかできる仕事がなくなった俺は様々な地方に行く度に一人で色んな店に回るのが唯一の楽しみだ。

 新しい魔王を名乗る魔族が現れたとかいう噂もあるがヤナイ村から首都セビリダのルートに魔物が出るようになったら終わりだ。やはり何事も無く商隊はセビリダに到着。
 俺は商人に仕事終了のサインを貰う。後はこの仕事を請け負ったヤナイ村の冒険者ギルド出張所に行けば報酬を貰えるわけだが食都に来たのだ。楽しみを忘れてはならない。

「よし今日の晩飯を食う店でも探すか」

 安くて旨い店を探すのは自信がある。店を探すぐらい簡単にギルドのレアアイテム探索の依頼もこなせれば、きっと今頃嫁さん貰って楽しく暮らしているのになあ。今の俺じゃあ薬草の採取依頼ぐらいしか出来ない。

「大体よ。余裕でバンバン回復魔法ができる適職もあるっていうのに薬草なんか集めてどうするんだって話だよな。報酬も安いわけだよ。ん? アレは?」

 なんだかチンチクリンな少女がニヘラニヘラと笑いながら歩いている。少女が歩く時間としては辺りはもう暗い。お家に帰らないと危ないよと諭してあげるところだがよくよく見ると

「少女というには老けてるか?」

 という気もする。服装は大人びているし、皺といっては可哀想という程度のほうれい線もあるような気がする。ロリ顔だが大人なのか?

 俺はピーンと来る。あのニヘラニヘラ顔は男でもなければ、その他の楽しみでもない。
 絶対にこれから美味いものを堪能しようという笑いだ。事実、そのロリ顔の口の端を唾液でテカテカさせながら目の前の食堂に真っ直ぐに入って行った。

 間違いない! あの店に入れば絶対に美味いものを食える!

 俺も女性を追うようにして目の前の店に入った。

「い、いらっしゃいませ。お、お一人ですか?」

 入るなり美人の給仕に挨拶される。だが吃りだ。いらっしゃいませというのがよく分からんので後半の質問にだけ答える。

「一人だけど」
「こ、混み合っているので、あ、あちらのテーブル席の相席でもいいですか?」

 そういって給仕は先程の女性だか少女だかが座ってるテーブル席に手を向けた。

「ああ、いいよ」

 俺がそう言うと給仕は女性だか少女と話した。

「先生、混んでるから相席お願いします」
「え~オジサンじゃん。若い子ならいいけど先生一人でゆっくり食べたいよ~」
「カウンターも埋まってるしお願いしますよ」

 聞こえてるぞ。まあ座れるならいい。

「悪いね。邪魔するよ」
「どうぞ~」

 近くで見ても給仕より子供に見えるがその笑顔は苦労を重ねた大人の愛想笑いだった。この愛想笑いは中々出来ない。やはり相当いってるのか。先生と呼ばれていたから、この人は義務教育のイーリス小学校の先生で、給仕は元生徒なのかもしれない。

 給仕は十八歳ぐらいに見えるから卒業して何年もたっているはず。この女性はやはり三十以上なのだろうか。ん?
 よく見ると給仕もこの女性もイーリス人ではない。給仕は色白の美人だったのですぐには気がつかなかったがこの人はすぐに分かった。南方の国の人なのかもしれない。
 なるほど分かったぞ。イーリス人に多い人種ではないこと、子供にしか見えない容姿と背丈、しかし実際には高齢。
 導かれる結論は……

「ドワーフの娘だな」
「はい? 何かいいました?」
「あ、いえ。失礼」

 目の前のドワーフ娘はどうでもいいやと言った顔をして口の端を更にテカテカさせている。

「先生、肉野菜炒め定食、お待たせしました」

 ドワーフ娘の前に肉野菜炒め定食なるものがおかれた。なんだこれ? 真っ白な穀物を盛った椀。スープを入れた椀。メインは何か分からない肉とベーキャーを炒めたものだ。パンもないの?

 しかしドワーフ娘は「いただきます」とか変な呪文を唱えてからムシャムシャと美味そうに食いだす。チクショウ。俺も腹減ってるのに……やたら美味そうだ。

「ご、ご注文は?」
「ご注文? なにそれ? 今日できるものは?」
「と、とおおおぉお当店のしすてむわああああぁぁあぁ」

 な、なんだ。何があった? 美人の給仕がおかしくなりはじめた。

「星川さん落ち着いて。オジサン、この店はホラあそこです。あそこに食べ物が書いてあるでしょう? あそこから食べたい物を選べるの。イーリス風の今日できる飯は何と何だ? っていうのが良ければシェフのおまかせメニュー1~3から選んで」

 目の前のドワーフ娘が説明してくれたが……なるほどサッパリ分からん。楽しそうなシステムは分かったのだが肝心の書いてあるメニューを見ても何が出てくるのかサッパリ分からないのだ。

『きのことベーコンの和風パスタ』』『鯛のお粥 ゆず風味』『焼き鳥(5本)』

 なんのこっちゃい。分からんが目の前のドワーフ娘が喋りながら美味そうに食っている肉野菜炒め定食とやらの匂いがたまらん。

「これをくれ!」
「ににににに肉野菜炒め定食ですね。おおおおおお待ちください」

 謎の食べ物だが頼んでしまう。五分後、目の前に肉野菜炒め定食なるものが置かれた。
 コイツを目の前に置かれると気になってしょうがなかった珍妙なドワーフ娘の興味など銀河の彼方へ吹っ飛んでしまう。

 なんでこんなにベーキャーがテカテカと緑に発色良く輝いているんだ。油を多く使っているのか? しかし緑の発色は説明が付かない。分からなければ食うしかねえ。

「なんじゃこりゃあ! この歯ごたえ。この甘味。俺には分かる! ただの炒めただけじゃねえ!」
「オッサーン中々分かんじゃん。そいつは油通しって言ってよ~。一度そのキャベツみたいな野菜をかるーく油で揚げてるんだよ」

 俺がバリバリとベーキャーの食感を楽しんでいると生意気そうな若造が話しかけてきた。こいつが料理したのか?

「こら葛城くん。年配の人に失礼でしょう」

 ドワーフ娘が若造を注意していた。アンタも体から醸し出す態度が十分失礼だったけどな。

「先生、そんなことより二号店を出そうかと考えているんですよ。今度はラーメン屋でもしようかと。それで再開発されそうな良い場所はありませんかねえ」

 なにい? このドワーフの先生っていうのはそっちのほうの先生? つまり政治家なのか? 亜人は見た目によらないものだ。
 それにしてもこの肉野菜炒めは美味い。入ってる肉のほうも家畜の豚肉より遥かに美味いぞ。

 そしてドワーフ娘の真似をして、ちょっとだけ濃い目の味付けの肉野菜炒めを食べながら真っ白な穀物をかき込むと……う、美味え。

「肉の旨味がこの白い穀物を口の中で味付けしやがる……。坊主、この肉はなんだ?」
「え? その肉かい? ジャイアントボアの肉だよ」

 な、なんだって……。ジャイアントボアだと。美味いわけだ。
 相当ランクの高い冒険者でしか狩れない魔物だぞ。肉は貴族が来るような店に出される高級食材だ。きっとこの白い穀物も高級食材なのだろう。
 調理法も聞いたこともないようなもの。そしてこのドワーフ娘は政治家。

 導かれる結論は大衆食堂っぽく見せかけた超高級店。俺達庶民にとっちゃ食堂ぼったくり。
 ヤバイ。持ち金はいくらだ。5千ドウェンしかない。絶対足りねえよ。

「いやーオッサンは分かってるね。ウチで働いてもらいたいぐらいだよ」

 若造がニヤニヤしながら言う。今頃気づいたか馬鹿め、金がねえなら危ない仕事を紹介してやるから働けよってことか。
 もう食い逃げするしかない。俺は残った肉野菜定食をかっ込んで……美味い……走る態勢を作った。

 が、俺はその時になってやっと気づいたのだ。入り口ではあの吃りの美人給仕が既に弓に矢をつがえている! 剣を抜いた騎士もいた。そしてなんと黒装束の殺し屋まで。
 間違いないアイツの適職は『殺し屋』だ。だってそんな格好だもの。

 俺みたいな孤独なグルメ気取りのオッサンが逃げられるような相手じゃない。俺の人生は終わった。
 きっと魔導災害が起きた実験施設の魔毒素の処理でもやらされるのだろう。そう言えば最近、地震でそんな事故が起きたって聞いた。
 それでも今あの殺し屋に殺されるよりはマシだ。

「働かせてください……」
「えええ? マジ!? いいの? オッサン雇っちゃうよ」

 この若い男は完全にバカにしたように言った。もうどうにでも成れだ。

「いや~良い人見つかりそうでよかったわね。私は仕事を残してるから帰るね。肉野菜炒めっていくらだっけ?」

 ドワーフ娘の政治家が肉野菜炒め定食の値段を聞く。きっと何十、いやジャイアントボアを使っていることを考えれば、何百万ドウェンかもしれない。

「ども~六百ドゥエンっす」



         ……え?



「これって六百ドゥエンなの?」
「そうだよ。高い?」
「い、いや。だってジャイアントボアの肉を使ってるんだろ?」
「ああ、常連が戦闘訓練とか言って無駄に狩ってくるからね」

 俺が思考回路を修正しようとしていると若造が言った。

「で、本当に働いてくれるんですか?」

 それを聞いたドワーフ娘がボソボソと若造に話す。

「葛城くん。この人ヤバイ人なんじゃないの? やっぱり辞めたほうがいいよ」
「え~先生。絶対味分かる人だって」

 俺は直感的に感じた。この店しかない!

「働きたい……」

 口が勝手に動いていた。ドワーフ娘が割って入る。

「でもオジサン。この店は結構大変なんですよ」

 ドワーフ娘はこの店に影響力があって何故か俺を働かせたくないようだ。なら土下座したって良い。

「先生……!! ……食堂したいです」
「ちょっちょっとオジサン。土下座なんかしなくたって」

 俺は一生懸命に先生に頼み込んだ。

「そんなにしたいんだったら是非頼むぜ。なあタエちゃん」
「だから先生をタエちゃんって呼ぶなつーに!」

 やった! やった! どうも俺はこの夢のような店に雇われそうだぞ。
 バンザーイ! バンザーイ! 俺は冒険者家業から足を洗えるんだ!

 美人給仕の弓から矢が何故か騎士に向かって発射されたのはその時だった。騎士はアッサリ矢を剣で弾き、その矢は土下座していた俺の肩に刺さったのだった。

「ぎゃああああああああ!」
「おい! オッサン大丈夫か! 誰か神官の佐藤を呼んできてくれ! 早く!」

 やっぱこの店で働くのは辞めよう。そう思いながら意識を失って目が覚めると俺はいつの間にかこの店の店員ということになっていた。
本日のメニュー
『肉野菜炒め定食』


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