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日本の対外援助PRは「歪曲」と韓国メディア
韓国メディアは25日までに、戦後日本の対外援助の実績をPRするため日本外務省が最近作成した動画に関して、実態を歪曲し「韓国などアジアの繁栄が日本の援助のおかげだと妄言を言っている」(YTNテレビ)などと一斉に批判的に伝えた。
韓国では、安倍晋三首相が4月下旬からの訪米時に上下両院合同会議で演説することなどから、歴史問題で米国が日本に理解を示し、韓国が不利になるとの観測が出ている。メディアは動画について、日本が安倍氏訪米を前に有利な国際世論づくりを狙ったものだと解説している。
また、1965年の日韓請求権協定に基づく経済協力資金が投入された韓国南東部の浦項総合製鉄所などを援助の例に挙げたことに対し、太平洋戦争や植民地支配への「補償」を、アジア発展への貢献だと歪曲したと主張した。(共同)