ここ数年、漫画をホントに読まなくなった。
自分で買うのも数年ぶり。
最後に買った漫画と言えば、「プラネテス」か「頭文字D」だったか……。(頭文字Dは売り飛ばしてしまったが)
全く読んでいないかと言えばそうでもない。継続して読んでいるのは、「君に届け」だったりしますが……(;・∀・)
別に漫画を毛嫌いしている訳でも、小説が一番だとも思っておりません。むしろ漫画は大好きだし、読みたい漫画は山ほどある。読書そのものが好きなので、本の種類にこだわりが無いのであります。漫画だろうが小説だろうが、実用書だろうがエロ本(!)だろうが、自分で興味が出れば、何でも読みます。単に小説を読む比率が上がってしまったので、すっかり漫画を買わなくなっただけの話なのであります。
で、久しぶりに入手した漫画は、「GOGO!爆走ハイスクール」という作品。
作者は武田ゆういち。月刊少年マガジンコミックスから全四巻が出ており、もちろん全巻ゲットしました。
結構古い作品で、購入したのはもちろんブックオフ(汗)おそらくこのコミック版は絶版になっていると思うので(一巻の奥付を確認したら、初版が一九八八年となっている。わー、ギリギリ昭和の漫画だこれ、ハハッと(;´∀`))、古本で揃えました。(言い訳)
中身はもう、ハチャメチャ学園バイクコメディ漫画(言い方悪!)。多分、今はこんな漫画って無いんだろうなと思います。
何せ古いバイク漫画なので、出てくるバイクも古い。今やほとんどがクラッシックバイクになりつつあるのばかりが出てきます。
ストーリーもハチャメチャで荒唐無稽。主人公がやたら熱血で、常にドタバタしているし、ヒロインはパンチラしまくり。セリフ回しも読んでいるこっちが恥ずかしくなるようなセリフをやたら吐く。
終盤になると荒唐無稽さが増し、ちょっとしたアクション漫画みたいになったりしますが、最後はラブコメで締めるという、結構何でもありな漫画であります。
でも、何だか面白い。
実は、この漫画は若い時に持っていたのですが、いつの間にか紛失していたのです。最近急に読みたくなってずっと探していたところ、ようやく発見し、購入に至った次第。
当時はバイクに憧れがあり、(まだ免許が取れる齢じゃなかった)この手の漫画を沢山読んでは、早くバイクの免許を取りたかった事を思い出す。(車とバイクが好きな子供だった。ちなみに初めて熱中した車の漫画は、「サーキットの狼」だった)
で、何気に気づいたのでありますが、最近、自分が若い頃にハマった物だとかをやたらと追いかけているような気がする。
例えば、金田一耕助シリーズもそうだし、Loudnessもそう。Loudnessは、友人に貸していたCDが戻ってきたので、それも含めてずっと聴き続けている。
ワタクシも気づけば四十路を過ぎ、すっかりいいオジサンと化している。そうなってしまうと、人間て懐古趣味に走るのかもしれないと、勝手に考える。
特に、自分が好きなジャンルの事柄は、その傾向が大きいような自覚を持ちます。
最近のモノがツマラナイとか、そういう訳では全く無いけれど、自分がかつてハマった事柄は、今でもやはり面白いと感じるのは、自分の生きてきた時代の波長みたいなものが、体に染み付いているせいなのかもしれない……、
なーんて言ってみたりして(;´∀`)
ま、そんな事は全く無いのでしょうが。ホホホ(汗)
しかし、しばらくはそんな懐古的な気分で、様々な物を集めてしまいそうではある。
そうなると、物欲のカタマリであるので、何でもかんでも集めてしまいそうで自分が怖い。
それに、この漫画を読んだことで、無性にバイクに乗りたくなってきた。
すでに大型二輪免許も腐りかけておりますが、死ぬまでにはもう一度バイクに乗りたいものです。もっとも、先立つものも置き場所も無いので、夢のまた夢の話でありんすが。(T_T)
さて、次は一体何に手を出すのか?それは、神と己の衝動のみ知る。