海自最大の護衛艦「いずも」就役 ヘリ搭載能力は9機
03/26 00:22
海上自衛隊最大のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」が、25日に就役し、防衛省への引き渡し式が行われた。最大の特徴は、空母のような巨大な甲板。中国の海洋進出が続く中、巨大護衛艦が担う役割を検証した。
全長248メートルある「いずも」は、空母と見まがうほどの大きさ。
島しょ防衛に役立つほか、大規模災害時には、病院のように使うこともできる。
建造費およそ1,200億円、海上自衛隊最大の護衛艦いずもが、25日から任務をスタートさせた。
軍事評論家の岡部 いさく氏は「このいずものヘリコプター搭載能力は9機。そのヘリコプターによって、潜水艦に対して空から網をかけ、あるいは一緒に行動している、ほかの護衛艦のヘリコプターの制御や乗員の休養を助けることができます」と話した。
日本政府は、憲法上の理由から、他国に侵略的な脅威を与えるような、攻撃型空母は持たない立場で、いずもも、空母とはしていない。
しかし、艦首から艦尾までを貫く、広大な甲板は、空母の代表格であるアメリカ海軍の「ジョージ・ワシントン」によく似ている。
このいずもに対し、空母になり得ると警戒し続けているのが、中国。
垂直に着艦が可能な、次世代ステルス戦闘機「F-35B」。
中国人民解放軍の機関紙は、以前、いずもがF-35型機を持てば、完全な空母になると、複数の軍事専門家が指摘していることを紹介している。
香港メディアからは、中谷防衛相に対し、「(いずもは)中国をけん制する意味合いを持つものか?」との質問があった。
中谷防衛相は「いわゆる空母的な運用ということについては、考えていないと。また、想定をしたものではないと」と述べた。
岡部氏は「飛行甲板に広い艦内スペース、充実した指揮・通信能力。いずもは、潜在的に大きな可能性を持つ船なんです。そのおかげで、『F-35Bを積めば空母だ』などと見たがる国もあるんですが、でも、そのように『いずもは空母になるかもしれない。海上自衛隊は侮りがたいぞ』と、ほかの国が考えてくれるとすれば、それはそれで、いずもの強みの1つと言えるでしょうね。どうやらいずもは、就役初日から、その潜在的可能性という強みを発揮しつつあるのかもしれませんね」と話した。
全長248メートルある「いずも」は、空母と見まがうほどの大きさ。
島しょ防衛に役立つほか、大規模災害時には、病院のように使うこともできる。
建造費およそ1,200億円、海上自衛隊最大の護衛艦いずもが、25日から任務をスタートさせた。
軍事評論家の岡部 いさく氏は「このいずものヘリコプター搭載能力は9機。そのヘリコプターによって、潜水艦に対して空から網をかけ、あるいは一緒に行動している、ほかの護衛艦のヘリコプターの制御や乗員の休養を助けることができます」と話した。
日本政府は、憲法上の理由から、他国に侵略的な脅威を与えるような、攻撃型空母は持たない立場で、いずもも、空母とはしていない。
しかし、艦首から艦尾までを貫く、広大な甲板は、空母の代表格であるアメリカ海軍の「ジョージ・ワシントン」によく似ている。
このいずもに対し、空母になり得ると警戒し続けているのが、中国。
垂直に着艦が可能な、次世代ステルス戦闘機「F-35B」。
中国人民解放軍の機関紙は、以前、いずもがF-35型機を持てば、完全な空母になると、複数の軍事専門家が指摘していることを紹介している。
香港メディアからは、中谷防衛相に対し、「(いずもは)中国をけん制する意味合いを持つものか?」との質問があった。
中谷防衛相は「いわゆる空母的な運用ということについては、考えていないと。また、想定をしたものではないと」と述べた。
岡部氏は「飛行甲板に広い艦内スペース、充実した指揮・通信能力。いずもは、潜在的に大きな可能性を持つ船なんです。そのおかげで、『F-35Bを積めば空母だ』などと見たがる国もあるんですが、でも、そのように『いずもは空母になるかもしれない。海上自衛隊は侮りがたいぞ』と、ほかの国が考えてくれるとすれば、それはそれで、いずもの強みの1つと言えるでしょうね。どうやらいずもは、就役初日から、その潜在的可能性という強みを発揮しつつあるのかもしれませんね」と話した。