マッサンも最終週に入り、ウイスキーメーカーとしては最後の稼ぎ時な今日この頃。
ニッカもサントリーも様々な『復刻版』出して、ウイスキーに馴染みがなかった人達を取り込もうと必死ですね。
私もウイスキークラスタの端っこにいる身。
戦略に踊らされ、昨日発売されたスーパーニッカ復刻版を買ってきました。
長い年月を掛け、ウイスキーも飲み手も育っていく。
ドラマの内容ですが、『ウイスキーという異国の酒をいかにして日本に浸透させるか』で苦労していたお話。
そこで、理想と現実の乖離として語られていたのが『スモーキーフレーバー』です。
日本酒にも焼酎にもない、樽熟成のウイスキー独特の風味。
ピートを炊くことで生まれるその香りは『煙くさい』と忌避されるモノとして描かれました。
もともと酒なんて嗜好品。
好みの問題になるので、ダメな人がいても仕方ないと思うんですけどね。
このブログにも『ブラックニッカ 焦げ臭い』『ウイスキー おいしくない』と言ったキーワードで来ている方がちょこちょこいらっしゃいますし。
日本には『とりあえずウイスキー』なんて風習もないんですし、自分の好きな酒飲めよと思うのですが(・ω・)
……話がずれました。
ドラマでは、作ったけど売れない、長い雌伏の時→戦争が始まり、海軍が航海中のストレス解消法として買い上げる→敗戦。進駐軍に販路を変更→一般の日本人が買いやすいよう、原酒が5%未満の三級酒を作るという流れ。
社会情勢に上手く乗れただけであって、マッサンの理想=『スモーキーフレーバー』が認められて売れた訳じゃないんです。
これがスモーキーフレーバーじゃ。
このスーパーニッカ。
発売は1962年、大学生の初任給1万7千円の時代に1瓶3千円という超高級ウイスキーとして市場に送られました。
たかーい。たかーい。
現在の売り値が4000円位なのに。。。
デフレってすごいですね。
印象的なのは余韻の長さ。
お高めのブレンデッドウイスキーだと、口の中に華やかな香りが広がり、ふわふわと雪のように味が溶けていくイメージがあります。
※ブレンデッドウイスキー:モルトウイスキー(原材料が大麦。味もクセも濃い。)とグレーンウイスキー(原材料が小麦etc。軽くてスムースな飲み口)を混ぜたもの。バランタイン・響などが有名。
しかしこのスーパーニッカ。
塩味と木の匂いが続き、なかなか口の中から離れてくれません。
味わいもどっしり重厚。
麦の甘味ととろけるような口当たり、そしてスモーキーフレーバー。
相反する2つの個性が混ざり合い豊かなハーモニーを作り出しています。
ストレートでゆっくり飲みたいお酒ですね。
海外で焚き火した時のような香りと、身体が暖まるような後味。
寒さがぶり返した初春に飲むにはぴったりなウイスキーだと思いました。
まとめのようなもの。
ちなみにこれ、GoogleAdSenseさんとAmazonアフリエイトさんの収益で買いました(・∀・)
役に立たない事ばかり綴っているのに、来てくださっている皆様のおかげです。
アホな話題しか提供できませんが、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
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コストパフォーマンスだったらこちら。
まったり甘め。↑の半額で買えますしw
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