アップルが入居するパナの街の全貌とは?

スマートタウン第2弾を横浜に建設 

 3月25日、パナソニックは神奈川県横浜市の工場跡地に環境配慮型都市(スマートタウン)を建設すると発表した。写真は都内で2014年3月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 25日 ロイター] - パナソニック<6752.T>は21日、神奈川県横浜市の工場跡地に環境配慮型都市(スマートタウン)を建設すると発表した。野村不動産と連携して、省エネ住宅、商業施設を建設するほか、企業を誘致する計画。このうちの1社として、米アップル<AAPL.O>が技術開発センターを建てる。

今回のスマートタウンは、パナソニックが2011年に閉鎖した旧綱島工場の跡地で、約3万8000平方メートルの敷地を再開発する。2015年度中に着工し、2018年に街びらきする計画。各所に太陽光パネル、蓄電池、エネルギー管理システムを設置し、未来志向型の街づくりを進める。

アップルが建設する技術開発センターは、敷地面積1万2500平方メートル、延べ床面積2万5000平方メートルの建物で、環境に配慮した最新の施設になるという。記者会見した林文子横浜市長は「アップル社から話を頂いた。横浜市を評価してもらい大変喜ばしい」と述べた。

パナソニックが開発を主導するスマートタウンは、神奈川県藤沢市の工場跡地に建設した「フジサワSST」に続く第2弾。藤沢では、2018年までに1000戸の省エネ住宅を整備し、3000人の入居を計画中。昨年春から一部で分譲を開始し、昨年11月には商業施設が開業した。

 

 

(村井令二)

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