ライティング・ハイ

旧・Fuzzy Logic。時事ネタ、音楽、映画、本、TV番組などなど、幅広く適当に語ります。

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「家族旅行のために学校を休ませるのは是か否か」問題

今日職場でちょっと話題になったんですけど、↓の件。

家族旅行などで学校を休ませますか? : 生活・身近な話題 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

はい、「家族旅行のために学校を休ませるのは是か否か」問題です。

ぼくんちのチビ達はまだ幼稚園にも行ってない年なので、平日にぼくが休みを取って旅行に行ったりするのは全然問題ないんですが、数年後にチビ達が小学校に行き出すくらいになると、学校休ませてまで旅行に行くのもどうなのかなぁ、なんて思ったりするアレ。

職場の人に聞くと、今は結構学校休んで旅行に行く人は増えてきてるみたい。「ディズニーランド行くんで休みまーす」なんて元気に休む子もいるみたいで。ぼくの時はそういう子はあまりいなかったなぁなんて言うと、そうだよねーなんて賛同を得られたりなんかして。

上のリンクは2007年の記事ですけど、結構意見は割れてますね。


個人的には、旅行で学校を休むのは全然ありだと思います。周りの子への配慮(それぞれの家庭の方針は違う、ということ。自慢してはいけないとかそういうことですね)は予め教えておかなきゃいけないとは思いますが。

理由としては、単純に「経験になる」ということ。旅行なんて遊びじゃないか、と言われる人もいるかもしれませんが、遊びだって勉強です。もっと言えば、「遊び方だって勉強しないとわからない」ものじゃないかと思うわけです。

若い頃に遊んでおかなかった人は、大人になってからも「遊ぶ」ことに対して何かネガティブイメージを持つ傾向にあるような気がします。まぁそこまでいかなくても、「会社休んで遊びに行くなんて申し訳ない」とか、「休みもらっても何していいかわからないし…」とか。

旅行にせよその他の趣味にせよ、基本的にはその人の幅を広げてくれるもの。「大人になってから思う存分やればいい」と大人は言いがちですけど、大人になってからそういう「遊び方」を学ぶのって意外と難しかったりします。ぼくがまさに「遊び下手」なんでよくわかりますが。

そんなわけで、若いうちに、親の目が行き届くうちに一緒に遊んでおく、というのは悪くないんじゃないかな、と思うんですね。これが一つ。


もう一つ、平日に旅行に行くことのメリットとして「休み方」を覚えられるんじゃないか、ということがあります。

平日は当然授業があるので、それを休むということは自分だけ勉強が遅れることを意味しています。遅れた分は当然取り返さなければいけない。それは学校でも会社でも一緒。学業や社業に及ぼす影響を最小限にとどめるためには、ある程度自分でスケジュールを管理することが必要になってくるわけです。

この日を休むと苦手な科目に支障が出るな。この日は学校行事で大事な打ち合わせがあるから休めないよ。じゃあこことここは外してこの日はどうか。うん、この日なら後で何とか取り返せるよね。他の人はどうかな。

業務によって休みやすさは個々人で変わってくるとは思いますが、スケジュールを調整して「この日はダメ」「この日は大丈夫」と判断することは社会人でも必須のスキルです。平日に旅行に行くことによって「休み方」を学ぶ訓練になるんじゃないか、ということですね。


職場の人の話を聞いてると平日に休んで旅行に行く、というのはぼくらの頃に比べてかなり普通のことになっている印象を受けました。それ自体はすごくいいことだな、と思います。

いつもかもサボってる、というのでは困るけど、「毎日決められた時間に学校に行くこと、それが全て」というのも視野が狭まってしまうんじゃないか。

日本人が中々有給休暇を消化できないのも、学校生活の中で植えつけられたそのあたりの意識にも原因があるのかも、と思ったりしました。