2015年03月23日

【2015年5月31日】脱原発・脱被ばく運動の情報の共有と連携をめざす第3回交流会

日時:5月31日(日)13時〜
会場:ほくとビル4F(市民劇場ならびの松戸商工会議所となり。松戸駅西口を直進し、市民劇場の交差点で左折してください)

松戸市民劇場
http://www.morinohall21.com/gekijo/g_chizu.html
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陸自の無人偵察機がトラブル 緊急着陸で破損、公表せず

東京新聞:陸自の無人偵察機がトラブル 緊急着陸で破損、公表せず:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015031601001453.html


太田光征
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提訴のシリア人「助けて」と訴え 難民認められず困窮

東京新聞:提訴のシリア人「助けて」と訴え 難民認められず困窮:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015031701001827.html

太田光征
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日本がアジア各国に支払った賠償金の総額は、西ドイツがユダヤ人に支払った金額の7分の1にすぎない

Amazon.co.jp: 戦後補償から考える日本とアジア (日本史リブレット): 内海 愛子

http://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E5%BE%8C%E8%A3%9C%E5%84%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2%E3%83%AA%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88-%E5%86%85%E6%B5%B7-%E6%84%9B%E5%AD%90/dp/4634546809

出版社: 山川出版社 (2002/01)

書評抜粋:「結局日本がアジア各国に支払った賠償金の総額は、西ドイツがユダヤ人に支払った金額の7分の1にすぎない。」

太田光征
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2015年03月20日

福島を見捨てたら、日本は終わりです!――報道するラジオ(2015/3/20) 原発作業員が語る4年、上田崇順さんの報告(その1)

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Subject: [uniting-peace:3680] 報道するラジオ(2015/3/20) 原発作業員が語る4年、上田崇順さんの報告(その1)
Date: Fri, 20 Mar 2015 22:01:38 +0900 (JST)

 永岡です、報道するラジオ、今週も毎日放送アナウンサー水野晶子さんの司会、ジャーナリスト・元毎日新聞論説委員の平野幸夫さんの案内で放送されました。

 佐賀原発のMOX差し止め訴訟は、敗訴になりました。

 平野さん、ブログで、自公の安保法制を出来レースと批判されています。

http://ameblo.jp/hirano-yukio/entry-12003842622.html?frm_src=favoritemail

 今週も原発事故4年で、上田崇順(うえだ・たかゆき)アナウンサーが、原発作業員に取材され、その報告です。

先週、ミュー粒子を話題にして、素粒子による観測で、1号機の原子炉内の核燃料が融け落ちていることがわかり、これは小出先生も4年前から指摘され、平野さん、どこに落ちているか分からないと指摘され、廃炉のためにはどこにあるか特定しないとダメ+取り出す方法なし、方向性なし、これがやっと4年経っての始末です。

 上田さん、2011年からずっと報告され、ラジオだから聞ける本音の告白の連続です。

 今回、半年振りで、現地での変化は、一番大きな変化は、福島のすぐ脇の国道6号が去年9月に開通し、原発の付近は高線量であったので、上田さんは驚かれ、しかし住民は帰れず、許可証なしだと10kmまでしかダメで、自動車のみ通行可能、歩行者、二輪はダメで、もちろん被曝の懸念で、直接空気と触れたらダメで、線量計をもって中に入り、大阪の80倍!それも車の中で、土、草だともっと高い(泣)なのです。

 道路の周りは、片側1車線の対向で、田園の町並みであり、田んぼ、畑だったところ、地震の被害のなかった建物も、そのまま残っているのです。

 しかし、道から原発は見えず、最近で2kmなのに、道路が高く、原発との間に森があり見えず、海に向かい下がり、木で見えず、見通しが良くないところに原発が作られるのです。

 作業員は国道6号でも大阪の80倍のところを通り原発に行くのです。

 そして、原発の中、前回は1日3000人→7000人に増えて、倍以上、汚染水作業が多くなり、凍土壁(汚染水対策)で長く働けず、交代でやらないとダメで、1日3〜4交代でやっているのです(泣)。東電は遮水壁を4月にスイッチを入れたいというのです。

 作業員、捨てる場所が原発の中のごみ置き場しかなく、そこからの処理場所なしで、線量は高いといい、集めている場所があり、敷地内の瓦礫は減ったと思う人もあるが、敷地内から出すことは出来ず、ため場に置くしかなく、線量も高く、フィリピンのスラム街、ごみが自然発火するようなところだと証言するのです(泣)。

 作業員は被曝を避けないとならず、放射線量の高いところは、3mの鉄の板を立てて作業し、放射能遮蔽板で、この作業をされる人のお話があり、作業員はミリシーベルトで話すのです。

 被曝対策の声、配管の周りに、遮蔽板があり、鉄板、30〜40マイクロシーベルト/時間であり、遮蔽板の上は、まともに被曝してしまう。大阪は0.07マイクロであり、作業員の方は大阪の400〜500倍!(泣)、1年1ミリが限度であり、作業員は20ミリですが、膨大な数字で、数時間で限度になり、長く作業は出来ない。

 それで、作業員の被曝量は、見えず、音もせず、しかしもっと高い被曝をしている人もあるのです。トラックの荷台など、遮蔽効果のないところもあるのです。それでも、板を立てたら、比較的低くなるのです。

 原子炉建屋での作業は、作業員の証言で、5,6号の廃炉をしていて、試験的に練習して、1〜3号は中に入れず、グチャグチャで入れない。建物をきれいにして、そこからプールの使用済み燃料を取り出さないといけない。

 事故の影響のないところで、使用済み燃料取り出しのシミュレーションで、3号機の取り出しを検討するものの、建屋には入れず、廃炉への道はまだ遠く、半歩進んで半歩戻るのが実情。

 作業の長期化で、休憩所も出来て、広くなり、スペースも確保できて、そこから原発に行き、それはバスではなく、歩いて行くようになり、免震棟の負担を軽くするもので、司令塔に無理やり使い、きちきちであり、つまり、作業員の休憩所は作られていなかったので、東電は、長期化を見て、施設を作っているのです。

 そして、死亡事故もあり、1月19日、3号機西の雨水タンク点検の人が10mから落下、東電社員を含む3人が担当しており、これを上田さん、作業員全員の、最大の話題であり、事故について、ある作業員は、死亡事故は元請で、安全管理の責任者であり、もう一人は東電の社員、司令塔の人間が転落するもので、一人作業は絶対にダメで、ゼネコンのみの作業は許されず、スーパーゼネコンが4,5入り、安全を指導する担当者が一人で、不安全行動をして転落、東電が止めず、素人が落ちて、作業員にやらせず、簡単に考えてのものである。

タンクの点検、高さは10m、55歳の担当者が天井の蓋(43kg)を開けようとして、タンクの中に転落し、病院に運ばれても翌日死亡で、現場は二人一組でやるべきなのに、基本がされておらず、作業員の人は、自分勝手にやって死んだ、二人一組でやるべきで、班長が悪いのか、会社が悪いのかと指摘され、しかし死んだのは、現場を指導する立場で、高いところでの作業は、落とした時に備えてのものが要り、安全体、ベルトをつけていなかったためで、視差確認をしなかった、なぜ一人でやったか、基本がなくての事故でも、作業員はみな批判的で、自分たちに跳ね返るからであるのです。

作業員の方は、亡くなった人には申し訳ないが、周りにいい迷惑で、責任は、東電の社員がやったから東電で取るべきで、なぜ現場を全て止めるのか、東電は何かあったら現場に頭を下げるが、メディアでは、現場が悪いというもので、誰一人納得していないというのです。テレビだと、東電は現場が悪いといい、さらに作業も2週間止まり、安全確認のため作業再開に時間もかかり、この間自宅・寮で待機して、その間の日当は出ないので、遠方から来ている人も多く、給与が出ないと大問題。

 出張だとさらに経費もかかり、寮・食費を自分で出している人が多く、危険手当+日当をもらうものの、日当は何とか支払われたが、しかしない人もあり、2週間休業で、見通しが立たなくなり、地元に帰る、危険手当も欲しいので、出ないなら、地元で別の仕事を、引き払う人もあったのです。

 作業の業種により、手当ても異なり、建築は半分補償されるが、土木は補償されず、ゼネコンから言われたらしまいで、事故により半月止まり、日当は出たが、2月末にはいる給与も、どうなのか、です。こういう、仕事により、差があるのはこれまでもあり、元請企業によっても全然異なり、多重請負で、どこにいるかで、賃金は変わるものです。

 なら、給与が違うと、情報も交換できず、人により、どこが日当でどこが危険手当か分からず、どこが補償されるか分からない人もあるのです。そして、まだ手当ては入ってこず、話として聞いても、お金はもらっていないのです。

 福島では他にも事故、崩れた土砂で亡くなり、タンク増設で鋼材落下で重軽傷、安全対策を東電は、担当者の回答で、作業ではなく検査で、準備している、危険予知、安全確認が出来なかったのは、東電の社員がいても止められず、問題と認め、対策は具体策を言っていません。

 つまり、作業員が増えて労災が倍以上になり、1月19日の事故も、16日に厚労省が事故防止を徹底しろといった後で、東電のコメント、現場の受け止めも、上が敏感になり、しかし言うだけで、対策はしない、事故を起こすなだけなのです。

 管理はいい加減ではないが、徹底せず、書類つくりなどで処分し、指揮者のいない楽団のようなものというのです。

 事故により、東電は安全対策を書類ではやるものの、現場はそれで作業が増えて、言うだけで、効果なしという声が圧倒的で、東電は、危険な仕事には安全管理者をつけるべきなのに、つけておらず、ルール上はつけなくしてもいいものの、事故が起こり、ルール以上の対応をしろと、作業員の方は憤っているのです。

 平野さん、原発作業員の法律は縦割りで、東電に当事者感覚がなく、発注のみであり、これは発注者に立ち会ったものの、原子炉規正法があり、労働安全法があり、経産省と厚労省の縦割りで、しかし東電の刑事責任は問えず、発注した工事を出したところの責任があり、今の法体系に問題があり、今のような、東電の責任を問わないものはおかしい、今では、東電は責任を問われず、現場に押し付けられると言われました。

 平野さん、特別規定を労基法に入れるべき、これから何十年もかかり、上田さん、防護服+マスクで視野も狭く、安全は普通では考えられない現場と言われました。

 作業員は、人は増えても、受け入れ態勢はなく、管理する人間が少なく、事故に巻き込まれるというのです。線量が高く、人を増やすしかなく、作業に慣れていない人も増え、教育体制にも問題、放射線、建設、土木の知識がいり、慣れない人が増えて、困難なものです。

 そして、作業員が増えて、一人の管理者の負担が増えて、大変なものなのです。

 さらに、第1原発の被爆について、作業員は、Jヴィレッジが拠点であったが、今は近くの管理棟が拠点になり、入り口、出口で、ここは汚染させてはならず、そこでの放射線量の話、未だに、汚染検査を、手足のスクリーニングで、毎日何人かひっかかる=この場所も汚染され、歩いたところは汚染される。

 原発の近くは、建屋近くにも行き、20分くらいで250マイクロシーベルト被曝、1時間1ミリの被曝(泣)。

 高い線量で、汚染されてはならない区域も汚染され、免震棟で簡易検査して、そこではじくものの、それを超えてしまい、線量の高いところに知らずに行き、そして引っかかるもので、この人が歩いたら汚染、被曝、1時間1ミリ、線量対策は、防護服+マスク+手袋+鉛のベスト(5kg、股間まで)をつけないと被曝するというのです。下半身は被曝し、若い人には問題(泣)。

 防護服を着ても、重くて、大変。

 さらに、被曝して、汚染水で、足のあわや切断の人もあるのです(泣)。

 そして、4年たって作業員の方の感じること、金儲けのためで、何が復興か、雇用、工事も何のためか、起きたことは仕方なく、作業員の安全を、国・東電は上しか納得せず、末端は出来ていない事を訴えたい、早く対策しろ、国・東電のためやっているから、末端をちゃんとしてくれというのです。

 上田さん、現場が必死になり何とかやっているのが現状で、作業員の方に、ちゃんと安全にやって欲しいと締めくくられました。上田さんの報告は、来週も続きます。

 千葉さんより、ネットワーク1・17の子供防災イベントを、4月4日に毎日放送でやるとありました。

 今日の内容、リスナーより、危険作業の待遇がなく、作業する人が経るとの懸念があり、平野さん、4年たって作業員の健康調査をするというものの、居所が分からず、被曝限界の人が行方不明で、こういう人の手当てが要り、なぜ今まで調査しなかったのかと言われました。

 リスナーも、東電本社と、現場の落差を指摘していました。

 これ、福島原発は、崩壊状態で、こんなことを続けたら、破滅です、この内容、例により私に無断でいくらでも拡散してください、福島を見捨てたら、日本は終わりです!

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以上、転載

太田光征
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テレビ東京ニュースアンサーで西谷文和氏「イスラム国は、後藤健二さんは解放される可能性があったと証言」

「イスラム国は、後藤健二さんは解放される可能性があったと証言」

Subject: [uniting-peace:3661] テレビ東京ニュースアンサー 西谷文和 イスラム国事件を語る&関西テレビニュースアンカー 京友禅の厳しい状況
Date: Thu, 19 Mar 2015 17:35:12 +0900 (JST)

 永岡です、テレビ東京のニュースアンサーに、イラクの子どもを救う会の西谷文和さんが出られて、イラクからの報告をされました。ただし、チュニジア事件で、コーナーは縮小です。
 イスラム国事件、シリアの兵士が証言し、自由シリア軍は、イスラム国にスパイを送り、シリアのために様々なことをして、それで、イスラム国は、後藤健二さんは解放される可能性があったと証言、しかし、安倍総理が1月20日にイスラエルで演説したことが、後藤さんを殺す最大の原因で、さらにヨルダンに交渉を任せたため、死刑囚とヨルダンパイロットの交換が混同され、後藤さんを国境まで送ったのも事実、日本政府がヨルダンを頼らず、直接交渉したら助かったというのです。
 それで、西谷さんが証言され、通訳の一人がイスラム国の幹部と話をできて、それを1月21日に西谷さん確認され、身代金の額や人質交換の判断の出来た人であり、これを通して交渉できて、西谷さん、テレビ電話(スカイプ)で話して、最初の動画公開の直後、湯川さん殺害のことを言っていたというのです。
 処刑まで72時間で、西谷さん、通訳から情報を得て、薗浦政務官に打診したものの、薗浦氏は答えられないといい、直接のコンタクトに関しても、ノーコメントです。
 西谷さん、情報が生かされず、しかしあらゆるチャンネルを使って交渉すべきであったと指摘されました。
 政府は、5月に今回の事件の報告をするというのです。以上、西谷さんのお話でした。
(要するに、後藤さんを殺したのは安倍総理ということです)

 そして、関西テレビのニュースアンカー、木曜コーナーのリアル、今週は京友禅のことです。生き残りをかけた伝統芸能のことです。
 京都の友禅会社を経営される高橋さん、昔は友禅のところがたくさんあり、しかし今はたった4軒で、染めた布を洗い、耐水処理するものの、生産は最盛期の5%、工場のオートメーション化をして、また150年前のデザインを復刻、京都市内に直営店を作り、小物、バッグなどが好評です。
 友禅の製品が、女性に人気で、高橋さん、友禅の技法を残すことが大事と言われます。

 さらに、ほかにも、着物に代わるものとして、パゴンという別の工房では、アロハシャツを作り、簡単に作れるアロハシャツを友禅で作り、ブランドも取り、京都市内に3店舗出しています。
 世界で活躍するデザイナーの桂由美さん、友禅を使ったドレスを発表され、日本の伝統と、パリコレクションが一体になり、好評です。

 友禅の世界は職人が高齢化し、後継者がなく、その中、平均年齢28歳の若い人たちが参加して、中には染物工場が閉鎖になり、今のところに来て仕事を続けている方もおられます。
 デザインの発表会、若手スタッフが健闘し、新作モデルが紹介され、若い人たちが作った友禅のドレスが好評で、ショーは大成功でした。
 スタジオでも好評でした。以上、今週のリアルでした。
(アンカーは3月で終わりで、このコーナーも来週がラストです)

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以上、転載

太田光征
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双葉町の原発PR看板の保存を求める署名/2015年3月19日「原発輸出に反対して日立本社前でバナーアクション」

-------- Forwarded Message --------
Subject: [uniting-peace:3668] 昨日3/19(木)原発輸出に反対して日立本社前でバナーアクション
Date: Fri, 20 Mar 2015 01:37:14 +0900 (JST)


紅林進です。

昨日3月19日(木)午前、ロシア・インド・ヨルダンのNGO関係者が、
日本の原発輸出政策に反対し、財務省・経済産業省と交渉を行い
ました。また午後からは記者会見も行われ、午後3時30分からは、
東京・丸の内の日立製作所本社前で、日立が行おうとしている、
リトアニアなどへの原発輸出に反対して、バナーアクションが行われ
ました。あいにくの雨の中でしたが、ロシア・インド・ヨルダンのNGO
関係者も参加して、原発輸出反対の声を上げました。
私も参加しました。

FoE Japanの満田さんが、フェイスブックに報告や写真をアップされて
いますのでご覧ください。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1397787280537523&set=a.1383728301943421.1073741827.100009187927595&type=1&theater

(以下転送・転載・拡散歓迎)

みなさま(重複失礼、拡散歓迎)

FoE Japanの満田です。

1.双葉町の「原子力明るい未来のエネルギー」という看板が撤去されようとし
ています。(看板の写真は添付をご覧ください)
この標語をつくった大沼勇治さん(当時小学校6年生)が、看板を「負の遺産と
して保存し、人間の愚かさを後世に伝えるべきだ」と訴えています。
http://www.asahi.com/articles/ASH3H4RKKH3HUGTB006.html

双葉町の原発PR看板の保存を求める署名サイトが立ち上がりました!
ぜひ、拡散&署名をお願いいたします。
<署名サイト1:フォームメーラー>
https://pro.form-mailer.jp/fms/44e3db4374356
<署名サイト2:Change.org>
http://goo.gl/7sNehm

2.本日、各国からのみなさまとともに、日立製作所本社前で、「原発輸出やめ
て!」と訴えました。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1397787280537523&set=a.1383728301943421.1073741827.100009187927595&type=1&theater
リトアニアでは2年前の国民投票により、原発の新規建設に対して、国民が明確
に「ノー!」という選択をしています。
しかし、巨大な原子力関連の勢力により、日立&GEによる原発建設がすすめら
れようとしています。
福島原発事故は収束しておらず、いまもなお、多くの人たちが苦しんでいます。
日立製作所は、社会的責任を果たす企業として、こうした状況を踏まえ、また福
島原発事故に加担したという反省を踏まえて、原発輸出はやめるという明確な意
思決定を示していただきたいと思います。

雨の中、ご参加のみなさま、ありがとうございました!

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以上、転載

太田光征
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【2015年3月21日】イラク戦争なんだったの!?2015 イラク戦争12年から溢れ出た世界の危機

イラク戦争なんだったの!?−
イラク戦争の検証を求めるネットワーク
メールニュース 2015年3月19日号

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 全国の賛同者の皆さま、こんにちは。「イラク戦争なんだったの!?
―イラク戦争の検証を求めるネットワーク」事務局の志葉です。

 この3月20日でイラク戦争開戦から12年。イラク戦争の検証を求める
ネットワークが、今週末21日(土)に開催する、『イラク戦争なんだったの!?
2015』では、自衛隊イラク派遣を含めたイラク戦争の12年を振り返りつ
つ、最新の現地状況、そして安倍政権が進める武力行使について、トーク
セッションを行います。

 是非、ご参加を!!

*****************************

       イラク戦争なんだったの!?2015
     イラク戦争12年から溢れ出た世界の危機

*****************************

 この3月20日で、イラク戦争の開戦から12年。自衛隊のイラク撤退後、
日本の人々がイラク戦争を忘れ去った間に、現地の状況は混乱を極め、
昨年はイラク政府によるイラク西部への空爆、IS(イスラム国)の台頭な
ど、これまでの現地の問題が一気に深刻化、拡大するなど、改めてイラ
ク戦争の災厄の大きさを世界に示しました。

その一方で、日本では、イラク戦争支持・支援の反省すらないままに、
集団的自衛権行使や自衛隊の海外派遣の恒久化が推し進めら れてい
ます。イラク戦争から12年目の日に、この間現地で活動してきた
高遠菜穂子さん、佐藤真紀さんらが、日本では充分に報道されない
イラクの今を語ります。

また、自衛隊の活動に詳しい東京新聞の半田滋記者をゲストに招き、
自衛隊イラク派遣の現実と安倍政権が進める武力行使について聞き
ます。

 イラク戦争の災いを前に世界が再び「対テロ戦争」へと突き進んで
いく中、何も知りさえせずに日本が「戦争できる国」となっていくことが、
いかに危険なのかを、徹底議論します。

【日時】 2015年3月21日(土)
    午前11時スタート、18時まで
    映画上映1回目(11時から)、2回目(13時から)
    トークセッション(15時から)

【会場】 
青山学院大学・青山キャンパス 2号館 2階223号室 (200名)
会場アクセス
http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/access.html
キャンパスマップ
http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/aoyama.html

【映画】綿井健陽さんの「イラク チグリスに浮かぶ平和」を2回上映
『イラク チグリスに浮かぶ平和』公式サイト
    
【トーク出演者】
半田滋(東京新聞論説・編集委員)佐藤真紀(JIM-NET事務局長) 
高遠菜穂子(エイドワーカー)志葉玲(ジャーナリスト)

【資料代】
映画&トークセッション 1500円
映画orトークセッションだけ 1000円

【主催】
青山学院大学人権研究会、
イラク戦争の検証を求めるネットワーク

【お問い合わせ】 
電話 090−9328−9861 メール reishiva☆gmail.com
(☆を@に換えて送信してください)
*イベント参加の事前予約は不要です。

◯イラク戦争なんだったの!?2015ご支援のお願い


 イラク戦争なんだったの!?2015では、映画上映料や会場
使用費、ゲスト及びスタッフ交通費などの多くの費用が
かかります。
 こうした活動を継続していけますよう、是非、多くの方々
からのご助力いただけますよう、事務局一同願っております。

活動資金カンパ (1口1,000円以上) 振り込み先

郵便振替の場合
口座番号:00230-6-116390
口座名:イラク戦争の検証を求めるネットワーク

他金融機関からの振込みの場合
ゆうちょ銀行 当座預金
店番:029(ゼロニキュウ) 口座番号:0116390
口座名:イラク戦争の検証を求めるネットワーク

******************


 以上、ご参加・ご協力よろしくお願い致します。

☆=========================================☆
イラク戦争なんだったの!?―
イラク戦争の検証を求めるネットワーク

〒171-0033
東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303
mail:reishiva☆gmail.com ☆を@に替えて送信下さい。

電話:090-9328-9861
☆=========================================☆

以上、転載

太田光征
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2015年03月19日

岩波書店:刊行物に論文を書いた著者を誹謗中傷したりした時は懲戒解雇

岩波書店の刊行物に論文を書いた著者を誹謗中傷したりした時は懲戒解雇。

太田光征

以下、転載。



岩波書店に対して就業規則の改悪をやめるよう求める
http://www.labornetjp.org/news/2015/1426670605512staff01

投稿者 : 片山貴夫

「岩波書店の著者」等を「誹謗」したら解雇されてしまう事が、就業規則に明記されよう
としています。右派ではなく「リベラル」として世間に思われている岩波書店が他に先駆
けて秘密保護法と同じような就業規則改悪を導入する[行為が社会的に受け入れられ、それ
が先例となって―言論・報道業界に広がったときの]ことの社会的影響力を考えたら、と
ても恐ろしいことです。岩波書店は、「言論の自由」にとっての自殺行為を為すべきでは
ありません。

岩波書店の就業規則改定案について
首都圏労働組合、2015/3/15
http://shutoken2007.blog88.fc2.com/blog-entry-49.html

岩波書店が現在、就業規則の改定を行なおうとしている。改定案は、「諭旨解雇または懲
戒解雇」のための規定の新設が主なものだが、それが酷いものだったので、ここに紹介・
批判し、就業規則の改悪をやめるよう求めることとする。

改定案の「諭旨解雇または懲戒解雇」の条文(第41条の4)の特色は、その対象の一つと
して、「会社および会社の職員または著者および関係取引先を誹謗もしくは中傷し、また
は虚偽の風説を流布もしくは宣伝し、会社業務に重大な支障を与えたとき」を挙げている
ことである。

そもそも「著者」とは何なのか。「岩波書店の著者」といえば、2012年2月に広く話題と
なった岩波書店の縁故採用で、応募には「岩波書店の著者」の紹介状が必要とされたこと
が思い出されるが、この時に岩波書店は、岩波書店の雑誌等の刊行物に一度でも寄稿して
いれば「岩波書店の著者」だとした。しかし、それならば、「岩波書店の著者」は極めて
多数に上るから、社員が個人の資格でまともに何かを発言することなどほとんど不可能に
なろう。

また、岩波書店の「関係取引先」は、朝日新聞や毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、多
数の地方紙、諸雑誌など、これまた極めて多数に上るから、これも、何も発言するなと言
うに等しい。

就業規則改定案は、個人の言論の自由を保障した憲法(注)への明白な違反である。会社
への誹謗中傷を禁止することに関しても、言論機関の場合、それが一般的かは疑わしい。
例えば、毎日新聞の就業規則の「懲戒」の対象としては、パワハラ、セクハラなど一般的
なものが規定されているが、会社への誹謗中傷は対象となっておらず、新聞社らしいもの
としては「故意に編集権侵害の行為のあったとき」が対象とされているのみだという。

ある弁護士は、この規定について、「会社側は、誹謗中傷行為一般を解雇事由としている
のではなく、<会社業務に重大な支障>を与えた場合のみを対象としているから、憲法に
も反しない、あるいは合理性があると主張するのだと思う。実際には、このような規則を
つくったからといって、社員の言論活動を理由に懲戒解雇とするのはかなりハードルが高
いのではないか」と述べている。しかし、もしそうならば、<会社業務に重大な支障>な
どという極めてあいまいな前提のもと、懲戒解雇のリスクを冒してまで批判する人間はほ
とんどいないであろうから、この規定の主な目的は<言論封殺>である、ということにな
る。

懲戒解雇について、徳島県労働委員会のホームページでは、「懲戒解雇は、労働者にとっ
て極刑であり、通常は退職金の全部又は一部が支給されないばかりか、再就職の重大な障
害となります。」(
と書かれている。

また、ある新聞社の記者は、この規定が言論機関にとって「ありえない」理由の一つとし
て、以下のように述べていた。「記者が書いた記事が、裁判で<誹謗もしくは中傷>と判
断された場合、その記者は自動的に懲戒解雇の対象ということになってしまう。それでは
新聞や週刊誌がまわるはずがない」と。また、「言論機関としては自殺行為としかいいよ
うがない」とも述べていた。

なお、憲法違反とは、単に、「言論・表現の自由」の侵害だけではない。数多くの政治家
、例えば、石破茂・岡田克也・菅直人・小沢一郎・鈴木宗男・小泉純一郎・田中真紀子・
辻本清美といった面々も「岩波書店の著者」であるから、政治的活動の自由の侵害でもあ
る。

また、「会社の職員」も対象となっている。私は、佐藤優氏の積極的起用や、佐藤氏の韓
国の要人たちへの紹介などを一貫して行なってきた岡本厚社長(雑誌『世界』前編集長)
を批判してきたし、また、岡本社長が「岩波書店代表取締役社長」の名義で、保坂展人・
世田谷区長の政治資金パーティーの呼びかけ人に名を連ねていることや、役員の立場にい
ながら都知事選で宇都宮健児候補の選対を務めてきたことなども批判してきた。

また、縁故採用の件に関しては、応募者の熱意を見たかったからであって縁故採用ではな
い、などと説明する小松代和夫・総務部長(取締役)に対して、実際にはマスコミへの発
覚前に、複数の特定の著者には推薦依頼状を会社から送っているのだから、説明は実態と
著しく乖離しているのではないのか、と批判してきた。

これらの批判も、「会社の職員」への誹謗中傷、ということになりかねない。

さらに、改定案の第41条の7では、「会社は、他の職員の懲戒に該当する行為に対し、ほう
助または教唆もしくは加担したことが明白な職員については、本人に準じて処分する。」
などいった条文も盛り込んでいる。

そもそもどうやって「ほう助または教唆」など証明できるのか。加担とはどのレベルを指
して言うのか。これも異様な条文で、労働組合活動への弾圧にも用いられうるものである


この件に関して、元・共同通信記者で同志社大学大学院メディア学専攻博士課程教授(従
業員地位確認等請求訴訟係属中)の浅野健一氏からコメントをいただいたので、以下に掲
載する。

<表現の自由は民主主義社会にとって最も重要な基本的人権であるが、岩波書店は、会社
の指定した機密情報を流したり、岩波書店の刊行物に論文を書いた著者を誹謗中傷したり
した時は懲戒解雇するという就業規則を導入しようとしている。これは異常であり、あっ
てはならないことだと思う。もちろん、共同通信社にも学校法人同志社にもこんな馬鹿げ
た規則はない。憲法違反の就業規則だ。

しかも、この就業規則改定案の「第24条の2」では、「会社は、次のいずれかに該当する
職員に対し社内への入館を禁止し、または退館を命ずることができる。」と定めた上で、
その対象の中に、「会社の風紀を乱し、または乱す恐れのある者」も挙げている。「恐れ
」はいくらでも拡大解釈できる。また、「第41条の7」では「ほう助、教唆」も対象にな
っているが、その範囲や基準は明示されていない。

私は22年間、共同通信の記者を務めていたが、『「犯罪報道」の再犯 さらば共同通信社
』(第三書館)で、当時の社長の不正経理が内部処理されたことを明らかにした。また、
昭和天皇が死亡した1989年1月、共同通信は天皇の死を「崩御」と表現したが、それを行
なった中心人物が後に関東学院大学教授になった元新聞労連副委員長の丸山重威氏だった
ことも書いた。岩波書店の改定就業規則ではこういう著述は許されないことになる。

『週刊金曜日』で私と共に「人権とメディア」を連載している山口正紀氏は読売新聞記者
時代に、読売新聞のロス銃撃事件報道などを批判した。共同通信記者の中嶋啓明氏も共同
通信や共同の加盟社の報道を批判の対象にしている。しかし、読売や共同が就業規則を持
ち出して、処分をちらつかせたことは一度もない。

岩波書店の名誉というのは何だろうか。職員の言論の自由を縛り、企業機密を守ることに
エネルギーを使ううちに、出版業の大切な原点が忘れられていくだろう。縁故採用をネッ
トのHPに載せるような愚かな行為こそ、岩波書店の名誉を毀損しているのではないか。

リベラルなマスメディア企業の中で、「著者」や「関係取引先」や「職員」(社員)への
誹謗中傷を懲戒解雇処分とするという規定を行っているメディアを知らない。

言論機関にとって重要なのは、社内言論の自由だ。社員みんなが情報を得て、自由で闊達
な議論をたたかわすことが何より大切だ。意見の違いを述べ合うことだ。controversial
(論争的)であることが大事なのだ。社長も、一社員も平等の権利を持って。

岩波書店にこのような就業規則が導入されれば、社員は萎縮し、お互いが疑心暗鬼になり
、風通しの悪い職場になるだろう。相互監視の暗い職場になることは間違いない。

これが他のメディア企業に広がった場合、報道・出版界全体が活力を失うだろう。>

なお、岩波書店は、2014年6月に社員の賃金カットを行った。賃金カットを行なうのであ
れば、経営責任のある役員は、退職金はすでに得ている以上、役員退職慰労金の額を社員
に公開してはどうかと当組合は会社に対して主張した。しかし、会社は、「役員退職慰労
金は株主総会マターであって、労使で議論すべきものではないと考えています」などと回
答している。こうした姿勢も問題である。

私たちは、ここに、岩波書店に対して就業規則の改悪をやめるよう求める。

[注]日本国憲法には、「第二十一条  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自
由は、これを保障する。 /2  検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを
侵してはならない。」とある。
また、世界人権宣言(1948年12月、国連総会採択)には、「第十九条  すべて人は、意
見及び表現の自由に対する権利を有する。この権利は、干渉を受けることなく自己の意見
をもつ自由並びにあらゆる手段により、また、国境を越えると否とにかかわりなく、情報
及び思想を求め、受け、及び伝える自由を含む。」(外務省仮訳文)とある。

(金光翔)
posted by 風の人 at 22:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

待望の「慰安婦」問題・総合的研究 歴史学研究会・日本史研究会編『「慰安婦」を/から考える』

前田朗Blog: 待望の「慰安婦」問題・総合的研究
http://maeda-akira.blogspot.ch/2015/03/blog-post_19.html

歴史学研究会・日本史研究会編
『「慰安婦」を/から考える――軍事性暴力と日常世界』(岩波書店)
「一九九一年の金学順さんの告発から二〇余年,「慰安婦」の存在を否定し問題の矮小化をはかる動きが再び猖獗を極めている.強制性の有無をめぐる恣意的な議論に対し様々な角度から論駁するともに,「慰安婦」制度が戦時下の極限状況ではなく,日本や植民地における日常世界の中から作りだされたものであることを歴史的に検証する.」(出版社のサイトより)
・編者からのメッセージ
 本書は,元「慰安婦」の女性たちの「声」を黙殺し,「慰安婦」問題自体を隠蔽する事態と正面から向き合うためにも,戦時性暴力と日常世界のかかわりを検証する必要があることを提起しています.……そして橋下大阪市長の発言や,『朝日新聞』をめぐる一部の政治家やマスメディアの言動は,一九九〇年代以降,戦時性暴力の被害者の名誉を回復しようとしてきた世界の潮流と逆行するものであることをしっかり確認したいと思います.……七〇年以上前の「慰安婦」の問題に対して,四半世紀前に「声」が投げかけられました.その「声」に応え,いま,「慰安婦」問題と出会うために,ぜひ多くの人に本書を手にとっていただきたいと願っています.――「まえがき」より
***********************************

著者の半分ほどが知り合いなので、あまり褒めたくないが(苦笑)、とても充実した研究書である。「慰安婦」問題への切り込み方は、歴史研究、社会学研究、法学研究のそれぞれによって様々でありうるが、本書が採用したのは第一編「軍事性暴力から日常世界へ/日常世界から軍事性暴力へ」に示されているように、軍事性暴力、植民地支配、そして日常世界がどのように成り立ち、どのように連関しあい、どのように密接につながっているか、である。その際に、朝鮮半島における歴史の現実に向き合うのは当然のことであるが、それにとどまらず、戦争犯罪論や、諸外国における軍事性暴力にも視野を広げ、複合的に考察を加えている。

特に永原論文は欧米諸国の軍隊が戦時や植民地においてどのように性の管理と支配を行ったかを問う。この論点は、従来、「どの国にも慰安所があった」という俗論の根拠とされがちであったが、短絡的な議論に陥らず、軍事性暴力の「普遍性」と日本軍慰安所の特殊性を再考する手がかりを与える。

小野沢論文は、従来手薄であった「日本人慰安婦」研究に踏み込み、売春と戦時性暴力の狭間で議論を立て直すために、「構造」と「主体」を基軸にした分析を試みている。植民地朝鮮の「慰安婦」は「帝国の慰安婦」であるがゆえに<愛国>的にふるまい、それゆえ被害者ではないと言う最近の俗説に寄れば、日本人慰安婦もすべて被害者ではあり得ないことになるが、当時の日本の日常世界がいかなるものであり、女性たちがいかなるメカニズムで「慰安婦」とされ、その後の人生を生きたかを丁寧に考察する必要がある。

その他の論文も力作であり、とても勉強になる。
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目 次

まえがき――「慰安婦」問題と出会うために 長志珠絵・大門正克

第一編 軍事性暴力から日常世界へ/日常世界から軍事性暴力へ
第一部 軍事性暴力から日常世界へ
1 「慰安婦」問題から植民地世界の日常へ 宋連玉
2 日本軍「慰安婦」制度が朝鮮戦争期の韓国軍「慰安婦」制度に及ぼした影響と課題 金貴玉(訳/野木香里)
3 戦争犯罪研究の課題 吉田裕
4 「慰安婦」の比較史に向けて 永原陽子
【コラム】軍・警察史料からみた日本陸軍の慰安所システム 永井和
第二部 日常世界から軍事性暴力へ
5 芸妓・娼妓・酌婦から見た戦時体制 小野沢あかね
6 兵士の性欲,国民の矜持 松原宏之
7 日本人男性の「男性性」 内田雅克
【コラム】軍事化論の射程――「慰安婦」問題の置かれている歴史的位相 貴堂嘉之
【コラム】「遊客名簿」と統計――大衆買春社会の成立 横田冬彦

第二編 現代社会,歴史学,歴史教育――いまに続く植民地主義
8 「失われた二〇年」の「慰安婦」論争 藤永壯
9 一九九〇年代からの歴史教育論争 小川輝光
10 沖縄で教える,考える「慰安婦」問題 宮城晴美
【コラム】時評「慰安婦」問題をめぐる二年間 吉見義明

【座談会】「慰安婦」問題が問いかけるもの
猪原透/大門正克/長志珠絵/小野沢あかね/坂井博美/松原宏之

あとがき 大門正克・長志珠絵・坂井博美・松原宏之

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以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 22:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般