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台湾 日本食品回収で買い控え心配の声も3月25日 22時02分
台湾の当局が、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、輸入停止の対象としている5つの県で生産された可能性のある日本の食品などの回収を求めたのに対し、販売する小売店などからは、消費者の買い控えを心配する声も出ています。
台湾の衛生当局は24日、日本から輸入されたカップ入り麺などの加工食品を今月、検査したところ、輸入停止の対象としている福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5つの県で生産された可能性のある294品目の商品が見つかり、業者に回収を求めたと発表しました。
これまでの検査では、放射性物質は検出されていないということですが、当局の発表を受けて、台湾では、売り場から撤去される動きが広がっています。
このうち、台北市内の小売店では、日本から輸入されたおよそ80種類の食品が、すでに棚から取り除かれていました。
買い物客の中には「日本の食品を信頼しています」と話す人がいる一方で、「家族には日本の食品をしばらく買わないように言いました」という声が聞かれました。
台湾は、日本の食品や農林水産物の人気が高く、アメリカ、香港に次いで日本から食品などを輸入していますが、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、消費者の一部には安全性への懸念が根強く残っています。
今回の当局の発表に対し、日本の食品を販売する小売店などからは、消費者の買い控えを心配する声も出ています。
これまでの検査では、放射性物質は検出されていないということですが、当局の発表を受けて、台湾では、売り場から撤去される動きが広がっています。
このうち、台北市内の小売店では、日本から輸入されたおよそ80種類の食品が、すでに棚から取り除かれていました。
買い物客の中には「日本の食品を信頼しています」と話す人がいる一方で、「家族には日本の食品をしばらく買わないように言いました」という声が聞かれました。
台湾は、日本の食品や農林水産物の人気が高く、アメリカ、香港に次いで日本から食品などを輸入していますが、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、消費者の一部には安全性への懸念が根強く残っています。
今回の当局の発表に対し、日本の食品を販売する小売店などからは、消費者の買い控えを心配する声も出ています。