頂点ペイント
オブジェクトの頂点、または面に直接色を塗ってマテリアルの色として使用できます。
使用バージョン:Blender2.49b〜2.66a
頂点ペイントモード
「3D View」ヘッダ→「Vertex Paint」を選択します。
頂点カラーレイヤー
1つのオブジェクトに最大8つの頂点カラーレイヤーを設定できます。
頂点ペイントモード時に頂点カラーレイヤーが存在しなかった場合、自動で生成されます。
2.4系
「Buttons Window」→「Editing(F9)」→「Mesh」パネル→Vertex Color「New」
2.6系
「Properties」ヘッダ→「Object Data」→「Vertex Colors」パネル→「+」
シェーディング表示
陰影の表示、非表示を変更します。
色だけを表示したい場合は陰影無し、光源に対する表示を確認したい場合は陰影有りに切り替えながら編集します。
2.4系
Shift+Tキー
2.6系
「3D View」→「Properties」(Nキー)→「Display」パネル→「Textured Solid」
ツール表示
ブラシのモードや大きさなどを設定しながらペイントしていきます。
2.4系
「3D View」→「Properties」パネル(Nキー)
または「Buttons Window」→「Editing(F9)」→「Paint」パネル
- Opacity:ブラシの圧力
- Size:ブラシのサイズ
- Mix:通常の塗り
- Add:RGB値を加算して明るくする。白になる
- Sub:RGB値を減算して暗くする。黒になる
- Mul:乗算
- Blur:ぼかし
- Lighter:頂点カラーを明るくする
- Darker:頂点カラーを暗くする
- SetVCol:選択中の色でオブジェクト全体を塗りつぶす
- All Faces:頂点を共有する面を同じ濃度で塗る
- Vertex Dist:頂点間の距離を考慮する
- Normals:塗る前に頂点の法線を参照
- Spray:カーソルを動かさなくても塗り続ける
- Set:頂点カラーに乗算またはガンマ補正を適用
- Mul:乗算の割合
- Gamma:ガンマ補正の割合
2.6系
「3D View」→「Tool Shelf」(Tキー)
機能ごとにパネルが分離されています。
Brushパネル
ペンタブレットの圧力を有効にするオプションも付いています。
- Strength:ブラシの圧力
- Radius:ブラシのサイズ
Blend:
ブラシのモードです。
「Brush」パネルのサムネイルクリックで一覧を表示できます。
Strokeパネル
- Airbrush:ドラッグしている間塗り続ける
- Smooth Stroke:ライン状のパスを追随するようにして塗る
- Radius:最後のポイントからの最小距離
- Factor:スムージング量
- Space:ストロークを点にする
- Spacing:間隔を指定
Curveパネル
ブラシの減衰のオフセットをカスタマイズできます。
Appearanceパネル
- Color:ブラシ範囲を示す円の色
- Custom Icon:ブラシカーソルのアイコン画像を指定
Optionsパネル
- All Faces:頂点を共有する面を同じ強さでペイント
- Normals:視点に対する法線の向きによってブラシの強さを変える
- Spray:カーソルを動かさなくても塗り続ける
- Input Samples:複数の入力サンプルの平均を使用しブラシストロークを滑らかにする
- Size:全てのブラシが同じサイズになる
- Strength:全てのブラシが同じ強さになる
ペイントの基本操作
以下の繰り返しです。
- 左ドラッグ:ペイント
- 右クリック:スポイト。画面内であればどこでも色を取れる(2.5以降はBrushパネルの色選択画面からスポイト使用)
- (2.5以降)F:ブラシの大きさ変更
Monkeyに頂点ペイントを施したものです。
ペイントマスク
マスクモードは指定した部分のみを塗る機能です。
2.4系
Fキー
2.6系
「3D View」ヘッダ→シェーディング表示モード隣の箱アイコンを有効にする
塗りたい面を右クリックで選択します。
Shiftキーで複数選択できます。
選択した部分を左ドラッグでペイントします。
マスクモードを解除すると、先程選択していた部分のみ色が塗られています。
レンダリングに頂点カラーを反映させる
色を塗っただけではレンダリングしてもオブジェクトに色が付いていない状態になっています。
マテリアルを設定し、頂点カラーを使用する設定を行います。
マテリアルカラーとして機能するので、テクスチャを重ねる事も可能です。
2.4系
「Buttons Window」→「Editing(F9)」→「Material」パネル→「VCol Paint」を有効にする
「VCol Light」を有効にするとラジオシティ用のライトとして使用できるようになります。
2.6系
「Properties」ヘッダ→「Material」→「Options」パネル→「Vertex Color Paint」を有効にする
便利な機能
「3D View」ヘッダ→「Paint」内から選択します。
2.4系
- Copy From Material
選択している面をマテリアルに設定している色で塗ります。
- Set Sheded Vertex Colors
シェーディングを頂点カラーに適用します。Lampの位置は無視され正面から見て左側に光源がある設定で乗算で適用されるようです。
マテリアル設定で「Shedeless」有効時でも陰影があるように見えます。
以下はSolid表示(Shift+Tのシェーディング表示未使用)です。 - Self Shadow VCols(AO)(2.5以降はDirty Vertex Colors)
AOのように狭い部分を自動で暗く塗ります。
デフォルトだと全体が暗くなりますが、「Shadow Only(2.5以降はDirt Only)」を有効にすると狭い部分のみ塗ります。
2.6系
- Set Vertex Colors(Shift+K)
2.4系の「SetVCol」に相当します。
Blender編集モード(Vertex Paint):関連記事
- Blenderのスタート
- 基本操作(エディターの種類)
- 基本操作(ショートカットキー)
- 基本操作(移動・回転・拡大縮小)
- 基本操作(3Dカーソル)
- 基本操作(マテリアル設定)
- 基本操作(選択)
- 基本操作(面を滑らかに)
- 基本操作(複製)
- 基本操作(ランプ)
- 基本操作(カメラ)
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