なろうで流行っている異世界チートはフォークロアである

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投稿者: 大本営  [2015年 02月 08日 17時 43分] ---- 男性
一言
率直に言って、面白かったです。
なろうの傾向について語られるエッセイは多数ありますが、なんと言いますか上から目線で書かれている作品が多いように思うのです。
自分の見解は間違っていない、だから正しい。みたいな。

狗原悠乃様の作品は冷静に観察した上で、出来るだけ第三者視点で分析している点が僕の興味を惹きました。
非感情的に徹して書かれている、とも言えるかと。
僕自身、こういうスタイルを好むのも、狗原悠乃様の作品を気に入った理由でしょうね。

他の作品がどのように描かれているのか期待大です。
御挨拶を兼ねて感想を書かせて頂きました。
では、では。
狗原悠乃    [2015年 02月 09日 01時 04分]
感想ありがとうございます。

ちょっとPCが使えなくなってるので、手短になってしまいますが携帯から失礼します。

冷静に観察して分析している…言われてみればたしかに普段からそんな傾向にあります。
他の作品も(小説なのに)感傷とはあまり縁のない印象のものが多いようです。このエッセイがお気に召したのなら多分他のものも大丈夫だと思います。興味を持って下さってありがとうございます。

「その通り だから余計に 腹が立ち」という川柳もあるように、あまりに核心をついた言葉というのは人を激怒させるようです…。
チーレム批判に対する感情的な反論のエッセイが月間ランキングにあったり、このエッセイの感想欄にもある的外れな反論だったり…。
一方で大本営様をはじめ、沢山の方々からの好意的なお言葉…。
改めてその反響の大きさに驚きました。

このエッセイを面白いと思って下さって本当にありがとうございました。
また別の面白いものを書けるかは怪しいですが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。
投稿者:  [2015年 01月 15日 02時 02分] ---- ----
良い点
 自分にはとても思いつきそうも無い視点でした。
 今まで見た(読んだ)「なろうにおける異世界チーレムのジャンル一人勝ち状態はなぜ生まれたのか」という疑問に、一番しっくりくる答えだと感じました。
一言
 良い点に書いたことの補足のようになりますが。

 以前、2ちゃんねるのスレで「なぜここまでなろうでは異世界チーレムものばかりなのか」と質問をしたことがありました。(登録して間もない頃、人気作品=面白い小説だと思って日間ランキングを見てあまりのジャンルの偏りに衝撃を受けまして)、その時にも「そのジャンルが一番人気が出るから」「読者層が男子中高生が多いから」「出版狙ってる人が皆書いてるから」といったレスをもらったことがあったのですが、「じゃあなんで一番人気になるに至ったんだろう?」とか「そこまで読者層が偏ったとしても、好きなジャンルまでここまで偏るものなのだろうか?」「分母が増えれば競争が激化してますます作家デビューが遠くなるのでは?」といった疑問が解けずに腑に落ちないものがありましたが、このエッセイを読んでみると「あぁ、あぁ、なるほどー」と思えました。

 私個人このエッセイを読んでからの所感としては、なろうにおける異世界チーレムモノというのはポテトチップスのようなスナック菓子に似ているな、と思いました。
「現実逃避」をいつでもどこでも気軽に(それこそスナック感覚で)味わえる素敵なお菓子。
 スナック菓子、とりわけポテトチップスに例えたのは他にも理由がありまして、どれだけ味付けを変えても、ポテトチップスが「じゃがいもを薄切りにして油で揚げたもの」である(本質的?本体?なところが同じ)ように、この沢山の異世界モノの多くも「味付け(舞台やチーレムにいたる過程、主人公の初期の境遇)」こそ違うものの「主人公が異世界で俺TUEEEして美女美少女に囲まれてウハウハになる(主人公が辿る結果)」という部分が似ているなーと。

 長文失礼しました。感想ということでこのエッセイを読んでから私が思ったことなどを書かせていただきました。
狗原悠乃    [2015年 01月 15日 23時 55分]
感想ありがとうございます。

私のいち考察が必ずしも正しいわけではないのですが、しっくりきたと言って頂けて嬉しいです。それなりの説得力を持てたのかなと思います。

チーレムをポテトチップスにたとえるなら(うまいたとえです)、一般小説は原料小麦粉の料理でしょうか。
パンにもケーキにもお好み焼きにもなる。
そう考えるとなろうはファストフード店のようですね。
気に入らない人は他所に行くというところとか…。
投稿者: 泉樹  [2015年 01月 04日 00時 24分] ---- ----
良い点
 異世界転生チートをフォークロアと表現する発想はなかったのですごく刺激的でした。この単語が無かったら多分ページを開かなかっただろうってぐらい。
一言
 比較的年齢層が高くて安心して読めるエッセイを漁ってたら面白い考察に出くわしたので思わず口を出してしまいます。
 
 いい点を真っ向から否定するようで申し訳ないのですが、昨今のなろうにおける異世界チートをフォークロアと呼ぶのはまだ早いんじゃないかなー、と思います。
 なぜなら「継承」が行われておらず、まだ「社会現象」の域を出ていないから。

 なろう内での異世界チートの大量濫造を憂いておられるようですが、なろう内に限らず何かがヒットしたらそれに追従して飽きられる、といった流れは過去何度もありました。涼宮ハルヒの憂鬱がヒットしたらそのSSが大量に作られたり、To Heartがヒットすればギャルゲーのシナリオライターは「とりあえずTo Heart書いて」と注文されたり(実話らしいです)し、似たような設定の物語がライン製造されては消費されていきました。なろうでチートが流行っているのも、大人たちも金鉱だと思って群がっているから結果的に長続きしているからであって、まだ次世代に継承され定着するようなコンテンツにはなりきれていないように感じます。異世界転生チートが他のコンテンツのように飽きられた時に、他の方も仰るとおりどう進化するのかは非常に楽しみであります。

 あとは異世界チートが非常に多い理由には、幼少期とゲーム、特にネトゲの黎明期がかぶっているため、親近感を感じる土台が出来ているからではないでしょうか。今の10代後半~20代後半がちょうどコピペしたようなネトゲが生まれては消えた時期ですからね(CMもバンバンやってたし何かしらプレイしたことがある子は多いんじゃないかな?)。人間は心もインプットしたもので出来ているので、過去に親しんだネトゲを題材としたものには親近感を抱きやすいのだと思います。加えて大量に濫造された悪影響のためか雰囲気も似たような傾向があるので、MMOやネトゲという単語に「中世」や「近未来」で時代を区切るだけであとは読者側で世界をある程度補完してしまえるというずるい利点もあるかと。

 今の若者にとってチーレムが唯一の心の拠所、な論調ですが、それと同時に今の大人がそれに代わるようなものを提示できてない、というのも大きいと思います。「もっと街に出て、色々な出会いをして欲しい」と書かれていますが、「街に出たら何があるの? どう出会えばいいの?」と聞かれたら言葉に詰まっちゃう大人が増えたように感じます。これは成人したくせに大人になれてないガキの戯言ですけどね。自分の持論ばかり振りまいて小さな意見を握りつぶす大人が本当に増えた。苦難への対処方法を教わっていないから怖い、だから最初から苦難なんてない俺TUEEEEな話に流れる、というのもわかる気がします。
 新しいものを探そうとしない子供達もそうですが、世の中にはチーレムの他にも楽しいものがたくさんあるんだよという代替物を提示出来ていない大人のほうもちょっと不甲斐ないんじゃないかと思います(頭に刺さったブーメランを引き抜きながら)。
 
 長文失礼しました。代替物になれるように頑張ります。
狗原悠乃    [2015年 01月 04日 23時 41分]
感想ありがとうございます。

フォークロアという単語は、大量に同時多発的に物語が生起する様を表すために使ったので、泉様が仰るように、まだ文化的に定着したとは言えないというのは私も同意見です。

ネトゲ等で既に親しんでいる世界観だからとっつきやすいというのも同意見です。
それはそれでいいのですけど、それに加えて苦難への対処の仕方を知らないからチートに流れるのだとすれば、ちょっと将来が心配になってしまいます。
まとめれば他の世界や他者に対する想像をしたくない、あるいは出来ない、おまけに辛い苦しい事からは逃げてばかりいる、ということになりますね。
チーレムがただのガス抜きなら問題ないのですが、上記のような精神性を持ったままだとしたら、大人がいくら素晴らしい代替物を提示しようが見向きもしないということにならないでしょうか。
現実に、映画でも小説でも遡ればいくらでも面白いものはあります。(今の○○はダメだとしても過去に遡れば面白いと思える作品はいくらでもあるはずです)
それらを見もしないでチーレムにだけ耽溺している人に、私は代替物を用意出来ません。
私個人では無理ですが、泉様や他の方々なら出来る可能性はあります。頑張ってください。
投稿者: 都築優  [2014年 12月 28日 13時 58分] ---- ----
良い点
フォークロアって語感がいいですね!
一言
私は、異世界転生は母体回帰願望そのものと捉えています。その上で、その中でのチート無双やハーレム願望だけが、読者・作者にやっと許された夢だとしたら、彼らにとって現実とはどんな姿に映っているんでしょうね。
狗原悠乃    [2014年 12月 29日 00時 30分]
感想ありがとうございます。

異世界転生は母体回帰願望ですか、なるほど勉強になります。
私個人の推測でしかないのですが、彼らにとって現実は辛くて厳しいことしか起こらない、苦痛でしかない世界なのだと思います。
ある意味視野狭窄に陥っているとも言えます。
だからこそ、現実ってそんなに辛いことばかりだろうか、少しの良いこともあればそれを支えに生きてゆけるのではないか、と思い、言ってみたのが「現実見ろよ」だったわけで…。
異世界転生しか支えにならないと言われたらもうお手上げです…。
投稿者: gojo  [2014年 12月 25日 13時 10分] ---- ----
一言
仄かに感想欄が燃えている……

狗原さんの仰りたいこと、分かります。また、批判をしたい訳ではないということも理解できます。
大変面白かったです。作品と、併せて感想欄での対決が(決して嫌味ではありません。誤解なきよう)。
ネットでネット民と呼ばれる人達を評論したり、人が「人なんて」と言ったり、と同様に、なろうでなろうについて語ると、あまり良い返答って得られないですよね……

チーレムについて、個人的には、あっても良いし、没頭しても良いと考えています。
ただ、どなたかも仰っていましたが、検索とかランキングといったものが、まあ運営側の問題ですが、不便ですよね。仮に「星の王子様」のような作品を書いても、絶対にファンタジーランキングに食い込めないっていう状況、どうにかして欲しいです。
『チーレム』だか『異世界トリップ』だか、呼び名は何でも良いですが、別のカテゴリーを作れば良いのに、と思う今日この頃。

駄文、失礼いたしました。
狗原悠乃    [2014年 12月 26日 00時 38分]
感想ありがとうございます。

感想欄で図らずも対決じみた事態になってしまったのは、この手のエッセイでは先に感想受付を停止して炎上を防ぐのがセオリーというのを後から知ってしまい、加えて、来てしまった批判には「何か言い返さないと負けだ」と反射的に思ってしまったのが主な要因です。
あまり褒められたものじゃないですねw
でも結果的に面白いと言って頂けるものになって良かったです。

本当に、世間一般で名作とされる作品であってもランキングに載らないというのは問題だと思います。
その結果作者は作品を世に出すのを諦めてしまうかもしれませんし。
運営さんには少しでも解決策を考えてもらいたいですね。
投稿者: みかん  [2014年 12月 23日 07時 22分] ---- ----
一言
評価が高い作品がこのサイトの求められる傾向だから、それはそれで問題ないんじゃないかと思います。
出版社でも、○○出版の傾向とかありますよね?

ちなみに、狗原さんのを読んでいると、講談社ノベルス向きだなーと思います。

なので、このサイトはこんな話が多いんだなとそれはそれで楽しんでます。

他の傾向のものを読みたくなったら、他のサイトや小説も読む←のは私だけじゃないと思うので大丈夫だと思います。

たまに排他的な人もいますが、声が大きい人と言うのはどこの世界にもいるので、異世界以外は○○以外は××以外は認めないと言う人は一握りかと感じます。

それに評価が低い作品で、異世界要素もチートもない、新宿鮫みたいな作品や、金融小説のような作品も見かけますし。
探せば色々面白いですよー。
狗原悠乃    [2014年 12月 24日 01時 36分]
感想ありがとうございます。

たしかに、排他的な声の大きい人の意見を鵜呑みにしてしまったような感じはあります。
実際そんな感じの感想もちらほら頂いたのでますます「そういうものか」と思ってしまっていました。
でもみかん様や他にも感想を下さった方々のご意見を見ますと、必ずしもそうではないのかなと思えるようになりました。

私はこのサイトに来てまだ三ヶ月なので新着小説くらいしか見れていません。
異世界チート以外の作品が意外とあることにも最近ようやく気づきました。
とは言っても新宿鮫や金融小説のような作品はまだ見つけられません。
興味深い情報をありがとうございました。

ところで、講談社ノベルスというのは、なろう的な意味で言えばメフィスト賞作家という意味でいいのでしょうか?
wikiを見ますと個性的な作家様ばかりで、その方々のようだと言って頂けて非常に嬉しいです。
作家は個性がなければ成れぬと個人的に思っているものですから、他人から見ても個性があったと言われたようで安心しました。
これからも精進していきます。
ありがとうございました。
投稿者: 上連ヤグネ  [2014年 12月 18日 07時 08分] 18歳~22歳 ----
一言
初めまして、上連と申します。
非常に興味深い考察でした。私自身、ファンタジーやSFを読む際、現実逃避をしているきらいがありますので、痛いところを突かれたと感じました。

私は、自己弁護するようで嫌になりますが、異世界チートが蔓延する現状を悪いものとは考えておりませんし、実社会の人々が持つ願望になることを危惧しておりません。
現状に不満を持つ故に空想するのであって、空想するのにわざわざ調べたり調整する必要があっては興醒めする。だからこその、ある程度世界観の固まった、それでいて制約に縛られていない異世界なのではないだろうかと思います。
そういった物語が無いのであれば、人々が何の不満を持たない程自己に関心を持たなくなったか検閲が起こっているのではないかと私は想像します。
狗原悠乃    [2014年 12月 18日 23時 01分]
感想ありがとうございます。

>そういった物語が無いのであれば、人々が何の不満を持たない程自己に関心を持たなくなったか検閲が起こっているのではないかと私は想像します。

たしかに、その通りですね。
私個人は異世界チートを、好きではないけれど全否定はしていません。
ガス抜きとして必要な人もいるんだろうと思います。
ただ、そればかり見聞きしていれば、他の事象に興味がなくなる、もっと言えば他者への想像力が足りなくなるのではないかと勝手に危惧したわけです。
そうなれば検閲も簡単に起きる世の中になってしまわないでしょうか。
ただの危惧であればよいのですが…。
投稿者: 鈴木カラス  [2014年 12月 17日 22時 30分] 30歳~39歳 男性
一言
>人は基本的に知っていることからしか想像出来ないからだ。

だからゲームを経験した者(世代)に異世界チートは受け入れられる。
願望より読み手の経験がカギであり、底が浅い、人生経験が未熟だから深みのない話を受け入れられる。

今まで読んできた考察の中でも、とりわけ分かりやすい指摘でした。
でもこれ、読む側の問題だけでなく、子供たちにホントに面白い小説を薦めない、読ませていない大人の責任でもあるやもしれません。
狗原悠乃    [2014年 12月 17日 23時 23分]
感想ありがとうございます。

子供たちにホントに面白い小説を読ませていない大人の責任でもある…。
たしかに口当たりの良いものばかり与えている大人の方にも問題はありますね。
ただ、他の感想にもありましたが、大人が面白いものを薦めても子供たちが素直に読むかというのも問題でして…。
大人でも底の浅い人はいますし、そういう人達は自分が深みのある人間だと思って世界を知る努力をしない…。当然本当に面白いものなんか読まない。
難しい問題ですね。
投稿者: マサムネ  [2014年 12月 17日 08時 28分] ---- ----
良い点
異世界チーレムがなろうのテンプレだとすれば、なろう異世界チーレムに一言エッセイもまた、なろうのテンプレですね。

疑問を投げ掛けているようでそのテンプレにはまってるのは面白いと思いました。
一言
テンプレエッセイでしたが反応や感想に対する作者様の反応も含めて面白い作品でした。

執筆頑張って下さいね。
狗原悠乃    [2014年 12月 17日 23時 13分]
感想ありがとうございます。

意地の悪い言い方をすれば所詮見世物ですからね。
感想返信まで楽しんで頂けて良かったです。
これからも精進します。
投稿者: わたがし大五郎  [2014年 12月 14日 02時 59分] ---- ----
良い点
私も異世界チートは読みますが、作者様に共感しました。非常に面白い考察だと思います。
やはり「なろう」には似たような話にどこかで見たキャラがたくさん出てますからね。

簡単になってしまいましたが、楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました!
狗原悠乃    [2014年 12月 14日 22時 55分]
感想ありがとうございます。

楽しく読んで下さっただけで書いた者としては万々歳です。
ご存知の通り、非常に賛否の分かれる作品になったので、そう言って頂ける事がどれだけありがたいか…。
こちらこそ、ありがとうございました。
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