武田薬品工業は24日、抗がん剤の新薬開発の一環で、米創薬ベンチャーのイムノジェン(マサチューセッツ州)のバイオ技術を使うことで合意したと発表した。
イムノジェンは抗体と薬物を結びつける「抗体―薬物複合体」という独自技術を持つ。この技術を効果的に使えば、抗体が運んだ薬物が特定のがん細胞を死滅させる新薬の開発につながる。
武田は契約一時金として2千万ドル(約23億円)を支払う。さらに開発の進捗に応じ最大2億1千万ドルの成功報酬を支払う可能性がある。開発に成功した場合には、武田が全世界で製造販売する権利を持つことになる。
武田薬品工業、抗がん剤開発、イムノジェン、武田、バイオ技術