iKnow! Updates
iKnow! が新しい学習エンジンを導入してリニューアル!
こんにちは!セレゴ・ジャパンのNaomiです。
本日、ついに iKnow!がパワーアップしました!
今日から3日間にわたって、今回のリニューアルのポイントを解説していきたいと思います。
今回 iKnow! に導入した「学習エンジン」って?
学習アイテムやコースのプログレス(進捗)とスケジュールを管理する仕組みのことです。
米シリコンバレーにある、セレゴのラーニング・サイエンス部門が今日まで開発を進めて来ました。
この学習エンジンは、あのビルゲイツと妻メリンダによって創設された世界最大の慈善基金団体、ビル&メリンダ・ゲイツ財団にによる、 “The Next Generation Courseware Challenge”(次世代教材チャレンジ)でファイナリストに選出され、助成金を獲得しました。コロンビア大学、ライス大学、BBCワールドワイドラーニング、NYUクリエイト等の教育機関とチームを組み、2018年までに、大学生100万人以上に提供できるデジタル教材を開発するプロジェクトをスタートしています。
そしてついに日本でも、この学習エンジンのiKnow! への搭載が完了し、皆さんにお届け出来る日を迎えることになったのです!
デプローーーーーイ!!
(ボタンを押した瞬間、iKnow! がアップデートされるマシンを、作ってみました・・・笑)
新しい学習エンジンの特徴
- よりスピーディーに!
- より効果的に!
- よりカスタマイズでき!
- 一人ひとりの学習スタイルにさらにフィット!
新しいアルゴリズムの特徴
新しいアルゴリズムは、皆さんの学習状況をより正確に管理して、学習内容やスケジュールに反映するので、易しいアイテムに時間を割かず、難しいアイテムを集中的に学習することができます。また、これまではクイズの出題の流れがパターン化されていて、予測できてしまうことがありましたが、今後はそのようなことはありません。
アイテムが出題される間隔も改善されました。以前は1ヶ月の間に何度も同じアイテムを学習することでそのアイテムを「完了」することができました。これからは、次に提示されるまでの間隔が長くなるので一度に詰め込まず、長期間かけてマスターすることになります。同じアイテムを何度も見るのではなく、より多くのアイテムを学習できるようになり、学習効率がアップします。
iKnow! と Sentence Trainer
学習アプリが iKnow! と Sentence Trainer の2つになりました。iKnow! はアイテムをマスターするのに使い、Sentence Trainer は文章や文章構成を身に付けるために使います。
Sentence Trainerのプログレス表示方法の変更
iKnow : これまで通り、パーセンテージで表示され、100%に達すると完了になります
Sentence Trainer : 問題に正解する度にプログレスバーが伸びていきますが、完了 や 100% というコンセプトは使われず、学習量や正解数に応じて レベル が上がり、最高ランクの レベル3 に到達します。
iKnow! アプリは語彙力を覚えるためのものですが、Sentence Trainerは覚えた語彙を使う練習という位置づけになるため、完了 という考え方は、iKnow! だけに使われます。
まとめて学習
なんと、iKnow! / Quick Review / Sentence Trainer の全てのアプリで まとめて学習 ができるようになりました!
まとめて学習には利点が2つあります。まず、最も学習・復習の必要のあるアイテムを、全コースの中から選んで出題するので、効率的です。その際、学習中コースに新規アイテムがあれば、それを優先して出題するので、常に新しいアイテムを学習出来ます。
(ただし、学習中コースのプログレスがかなり進んでいる場合は、しばらくの間は新規アイテムが提示されないことがあります)
プログレスとMemory Bank
MemoryBank で記憶強度を表すのに、これまでは Strong と Weak が使われていましたが、これからは 定着中 と 要復習 になります。Weak は覚えるのに苦労しているアイテムのことだと誤解される方が多かったのですが、実際は Weak は再度学習するタイミングが来ている、という意味です。皆さんの ホーム や MemoryBank、そして各アプリで、再度学習するタイミングにあるアイテム(要復習アイテム)がいくつあるのかが、一目で分かるようになりました。
新しいエンジンでは、クイズに間違えるとその分プログレスがマイナスされます。この新しいロジックのため、MemoryBank上のアイテムの位置が以前と変っている場合があります。また、ロジックの変更はアイテムだけでなくコース・プログレスにも影響するので、コース・プログレスを示す%が変っていることもあります。混乱してしまうかもしれませんが、皆さんの記憶状態をより正確に表すための変更だと捉えていただければと思います。
新しいMemory Bank
MemoryBank がより見やすく、分かりやすくなりました。前に説明したように、完了アイテムも表示されるようになります。さらに、新規 というセクションを見れば、そのセッションでいくつ新規アイテムが提示されるかも、ひと目で分かるようになりました。
プログレスグラフ上には、新しいタブが2つ追加されました。難易度グラフ と、学習アイテム確認 です。難易度グラフでは、皆さん一人ひとりにとってのアイテムの難易度が、やさしい / ふつう / やや難しい / 難しい の4段階で表示されています。アイテムを表す◯にマウスオーバーするとアイテムの詳細を見ることができますで、ご確認下さい。
学習アイテム確認 では、これから始めるセッションで提示される全アイテムを確認できます。学習から外したいアイテムがある場合、ここで調整可能です。
セッションを終えると、Memory Bankの画面に「学習結果」タブが追加されます。ここでアイテムのプログレスを手動で100%(完了)に変更することも可能です。
明日は、学習の流れ の変更点をご紹介します!