私は現代人の多くが精神病んでいると思っているわけですが(笑)こんな先行き不透明な世の中でも心身ともに健康な、体も心も強い人は存在しますよね。
悩みの無い人なんていない。悩みが無いといっている人は、悩んでいることに気がつかないくらい鈍感か、忘れっぽい人だ。
でも、世の中には悩みがあっても心が健康でいられる人がいる。私はそういう人を尊敬するしカッコイイと思う。
ただ、心身共に健康であることが、そういう人達にとっては「当たり前」なことになってしまっていて、それがとても恵まれていて幸せなことだということに気がついていない人が多い。
そんな「当たり前」が欲しくてあがいている人がいる。年間、何十万円も医療費につぎ込んでいる人がいる。
健康を手に入れる為に違法な臓器売買に手を染めようとする人がいる。
健康に値段はある程度、金で買えるけれど……
健康は金では買えない、というのは私は半分正解で半分間違いだと思っている。
金持ちほど高度な医療設備の整った環境で治療出来るし、健康的な食生活を送ることが出来る。でも、それだけで本当の健康が維持出来るとは限らない。
例えば、私の友達には自分の父親も親族も医者ばかりの家系の友達がいる。でも、そいつだけは親族の中で唯一、親に反発して医者にはなろうとしなかった。
小さな頃から医者になれ! 医者になれ! と言われ続け、勉強ばかりさせられ、ゲーム、漫画などもろくに与えてもらえず、一般的な子の生活を送ることは出来なかった。だから、家はとても金持ちなのに、医者になろうとしない為に親からも親戚からも見捨てられ、そいつはいつも寂しい思いをしていた。
そりゃ、こんな不自由な生活を送っていたら、どれだけ家が金持ちでも精神病むわなぁ。
私の家に家出してきたこともあったことを今思い出した(笑)
自分の道は自分で切り開ける
さっきの友達の話の続きだけれど、そいつは心身ともに強かった。おっとりした気の優しい奴だったけれど、どこか芯のある奴だった。
親に反発するのは相当な覚悟が必要だったと思う。でもきっと、そのまま親から言われた通りに医者になっていても、そいつの人生はお金ばかりある寂しい人生になっていたのではないだろうかと思う。
でも、そいつは親や親族を敵に回してまで自分の道を選んだ。大好きだったマラソンをずっと続けている。
きっとそれは、こいつが心身共に健康で強かったから、自分の道を自分で切り拓けたのではないかと思う。
精神病んだ時もあるだろう。でも、こいつはそんな環境も自力で乗り切った。鬱病などの精神疾患を発症せずにすんだ。
「自分の道は自分で切り開くものだ」
よく使われる言葉だ。でも、これは心身共に健康な人が発している言葉だよね。心身、どちらかでも健康を害していると、何か新しいことに挑戦するのには人の何十倍のも気力、体力、努力が必要になる。
だから私は、心身が健康では無い人は、無理に自分の道を切り拓く必要は無いと思っている。出来る人は、どうしてもやりたいことがある人は切り拓けばいい。でも、そうでない人はのんびりとなるべく自分が幸せだと思える人生をゆっくりおくればいい。変な自己啓発本に影響を受けれ、新しいことをやらなければ! 今の自分の甘えてはいけない! と焦る必要は無い。
最後に
健康。それは宝だ。どんな宝石よりも金や地位や名声よりも大切な宝だ。
今、心身共に健康な人はその宝を大切にして欲しい。そんな「当たり前」が手に入らない人も世の中には沢山いる。だからこそ、今ある健康を本当に大切にしてほしい。
そして、余裕があるのならば、心身が健康で無い人、人生に悩んでいる人などの手助けをしてほしい。何、難しいことをする必要は無い。ただただ、話を聞いてあげたりするだけでいい。
心身ともに健康だということは、最高の幸せだ。正直、私はそういう人が羨ましい。
だいちゃん(∀)