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TPP 米政府が説明会で議員に働きかけ3月19日 13時31分
TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡り、アメリカ議会では、与党内に雇用が奪われるとして慎重な意見が根強く、オバマ政権は、TPP交渉の遅れにもつながりかねないとして、フロマン通商代表らが議員への説明会を開くなど働きかけを強めています。
TPPの交渉合意を急ぐため、アメリカのオバマ政権は、政府に強力な交渉権限を与える法案の速やかな成立を議会に求めています。
しかし、与党・民主党には、TPPで輸入品が増え、雇用が奪われるといった慎重な意見が根強いことから法案の提出に向けた調整が手間取り、TPP交渉の遅れにもつながりかねないという懸念が広がっています。
このため、オバマ政権は、与党内の支持を取り付けようと働きかけを強めていて、18日、フロマン通商代表やルー財務長官らが、議会下院の民主党議員らを説得する説明会を開きました。会合を終え、フロマン代表は、「与党内の疑問や懸念を聞き、われわれが目指すTPPの協定を説明するよい会合だった」と述べましたが、議員からはTPP交渉の内容が「まだまだ不透明だ」という不満の声も上がっていました。
また、オバマ大統領も18日の演説で、「TPPは労働や環境に関する高い基準を盛り込み、雇用にも配慮している。21世紀の巨大市場の貿易ルールは中国でなく、アメリカが作らなければならない」と述べ、理解を求めました。
しかし、与党・民主党には、TPPで輸入品が増え、雇用が奪われるといった慎重な意見が根強いことから法案の提出に向けた調整が手間取り、TPP交渉の遅れにもつながりかねないという懸念が広がっています。
このため、オバマ政権は、与党内の支持を取り付けようと働きかけを強めていて、18日、フロマン通商代表やルー財務長官らが、議会下院の民主党議員らを説得する説明会を開きました。会合を終え、フロマン代表は、「与党内の疑問や懸念を聞き、われわれが目指すTPPの協定を説明するよい会合だった」と述べましたが、議員からはTPP交渉の内容が「まだまだ不透明だ」という不満の声も上がっていました。
また、オバマ大統領も18日の演説で、「TPPは労働や環境に関する高い基準を盛り込み、雇用にも配慮している。21世紀の巨大市場の貿易ルールは中国でなく、アメリカが作らなければならない」と述べ、理解を求めました。