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ベトナムのバイヤーらが築地市場を視察
3月19日 12時54分

ベトナムのバイヤーらが築地市場を視察
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海外への販路拡大を目指す東京の築地市場をベトナムのバイヤーたちが訪れ、セリの様子や魚の鮮度を保つ技術などを視察しました。
東京・中央区の築地市場は老朽化のため来年11月に江東区の豊洲に移転する予定です。水産仲卸業者の組合は日本人の魚離れなどで年々、魚介類の取り扱い量が減っていることから、移転を機に海外にも販路を拡大しようと取り組みを始めていて、ことし1月には日本食ブームに沸くベトナムで魚の試食会を開きました。
19日、仲卸業者の招きでベトナムのバイヤーたちが築地市場を訪れ、早朝からセリ場や仲卸業者の店舗を視察しました。ベトナムではもともと生魚を食べる習慣がなく、魚の鮮度を保つ技術が普及していないということで、仲卸業者から魚が傷まないように、いけすの中のケースに1匹ずつ入れて保管する方法や販売する際のこん包のしかたなどについて説明を受けていました。このあと、築地の魚の試食会が行われ、参加したバイヤーたちは本場の味に舌鼓を打っていました。
参加したバイヤーは「魚の鮮度を維持するための技術を教えてもらうことができてよかった。日本の魚はベトナムでも受け入れられるので、流通させるための技術を今後も学びたい」と話していました。また、仲卸業者の大八木勝男さんは「日本の魚食文化を広めるためにも、築地が培った技術を世界に提供していきたい」と話していました。
ベトナムのバイヤーと仲卸業者たちは20日まで魚の扱い方などについて意見交換を行うことにしています。

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