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FRB 「改善確信できれば利上げへ」
3月19日 6時00分

アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、金融政策を決める会合を終えて声明を発表し、焦点のゼロ金利政策の解除について雇用や物価指標の改善を確信できれば利上げするとして、6月以降の利上げに向けて新たな方針を示しました。
FRBは17日から2日間、金融政策を決める公開市場委員会を開き、2008年のリーマンショックのあとから続けている異例のゼロ金利政策を解除し利上げを行う時期について議論しました。
会合終了後、FRBは声明で、次回4月の会合での利上げの可能性は低いと指摘しました。
そのうえで、利上げを始めるまで辛抱強く対応していくとしていたこれまでの方針を変更して、新たに「雇用の一段の改善や物価が中期的に上昇していくと確信できれば利上げする」という方針を掲げました。
声明では利上げの時期は明確にしませんでしたが、金融市場では、6月の会合以降の利上げに向けてFRBが歩みを進めたと受け止めています。
ただ、FRBは、雇用については改善傾向を評価する一方で、このところのドル高で輸出が減少していることなどを指摘し、ことしの経済成長率や物価の見通しを下方修正しました。
そして、物価の上昇率がFRBの目標の2%を下回る状況が続くとして、今後の景気や物価の動向を見極めて、いつ利上げに踏み切るか検討していく姿勢を示しました。

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