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北アフリカに広がるイスラム過激派の脅威3月19日 16時49分
北アフリカでは4年前の2011年の民主化運動「アラブの春」以降、各地の政治的な混乱を背景にイスラム過激派組織が勢力を拡大し、テロの脅威が広がっています。
【チュニジア】
このうち、チュニジアではアルカイダ系の過激派組織「チュニジアのアンサール・シャリーア」が治安当局などを狙ったテロを繰り返しており、2013年の2月と7月に世俗派の野党指導者が相次いで殺害された事件に関わったとされています。
また「ウクバ・ビン・ナーフィウ部隊」と呼ばれる組織もチュニジアで活動を活発化させているということです。
また「ウクバ・ビン・ナーフィウ部隊」と呼ばれる組織もチュニジアで活動を活発化させているということです。
【アルジェリア】
アルジェリアでは、2013年に過激派組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」と連帯する武装勢力が天然ガス施設を襲撃し、日本人10人を含む40人が死亡する事件が起きています。
また、去年9月には過激派組織IS=イスラミックステートの分派を名乗る武装勢力がフランス人旅行者を拘束して殺害しました。
また、去年9月には過激派組織IS=イスラミックステートの分派を名乗る武装勢力がフランス人旅行者を拘束して殺害しました。
【リビア】
リビアでは、カダフィ独裁政権の崩壊後、世俗勢力とイスラム勢力との対立が続いており、混乱に乗じてISが活動を活発化させています。
ことし1月にはISに忠誠を誓う武装勢力が首都トリポリのホテルを襲撃し外国人を含む9人が死亡しています。
ISの訓練施設が作られ、戦闘員の育成が行われているとも指摘されており、外国人の戦闘員の経由地になっていると指摘されています。
また、カダフィ政権が崩壊した際に大量の武器が持ち出されて周辺国にも流出し、過激派組織の手にわたったとみたれています。
ことし1月にはISに忠誠を誓う武装勢力が首都トリポリのホテルを襲撃し外国人を含む9人が死亡しています。
ISの訓練施設が作られ、戦闘員の育成が行われているとも指摘されており、外国人の戦闘員の経由地になっていると指摘されています。
また、カダフィ政権が崩壊した際に大量の武器が持ち出されて周辺国にも流出し、過激派組織の手にわたったとみたれています。
【エジプト】
さらにエジプトでも東部のシナイ半島でISへ忠誠を誓う過激派組織「エルサレムのアンサール団」など複数の過激派組織が軍や警察の施設への攻撃を繰り返すなど活動を活発化させています。