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米独 ロシアが停戦履行まで制裁緩和せず3月19日 14時54分
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停戦合意後も一部で戦闘が続くウクライナ情勢を巡って、アメリカのオバマ大統領はドイツのメルケル首相と電話で会談し、ロシアが停戦合意を完全に履行するまで制裁を緩和しない方針を確認しました。
ウクライナ東部では、政府軍と親ロシア派が先月、停戦に合意しましたが、16日から17日にかけての衝突で政府軍の兵士3人が死亡するなど、一部で戦闘が続いています。
こうしたなか、アメリカのオバマ大統領は18日、ドイツのメルケル首相と電話で会談しました。ホワイトハウスによりますと、この中で、両首脳は紛争を平和的に解決するため、直ちに停戦合意が履行される必要があるという認識で一致しました。
そのうえで、ロシアが停戦合意を完全に履行するまで、制裁を緩和しない方針を確認しました。また、アメリカのバイデン副大統領はウクライナのポロシェンコ大統領と電話で会談し、ウクライナの議会が停戦合意に基づいて、東部で自治権の拡大を認める地域を確定したことを歓迎しました。
一方で、バイデン副大統領は「ロシアがウクライナを不安定にさせ続ける場合には、制裁を強化する用意がある」と伝えました。ロシアがウクライナ南部のクリミアを併合してから1年となるなか、アメリカとしてはウクライナ情勢の安定に向けて、国際社会で結束してロシアに圧力をかけ続けたい考えです。
こうしたなか、アメリカのオバマ大統領は18日、ドイツのメルケル首相と電話で会談しました。ホワイトハウスによりますと、この中で、両首脳は紛争を平和的に解決するため、直ちに停戦合意が履行される必要があるという認識で一致しました。
そのうえで、ロシアが停戦合意を完全に履行するまで、制裁を緩和しない方針を確認しました。また、アメリカのバイデン副大統領はウクライナのポロシェンコ大統領と電話で会談し、ウクライナの議会が停戦合意に基づいて、東部で自治権の拡大を認める地域を確定したことを歓迎しました。
一方で、バイデン副大統領は「ロシアがウクライナを不安定にさせ続ける場合には、制裁を強化する用意がある」と伝えました。ロシアがウクライナ南部のクリミアを併合してから1年となるなか、アメリカとしてはウクライナ情勢の安定に向けて、国際社会で結束してロシアに圧力をかけ続けたい考えです。