インドネシア経済閣僚 訪日で連携強化期待

3月19日 8時07分

今月２２日からインドネシアのジョコ大統領と共に日本を訪れる経済閣僚がＮＨＫのインタビューに応じ、港湾施設の整備や発電所の建設など日本からのインフラ事業への投資に期待を示したうえで、経済分野での両国の連携強化を目指す考えを示しました。

去年１０月に就任したインドネシアのジョコ大統領は、今月２２日から初めて日本を訪れ、滞在中、安倍総理大臣と首脳会談を行うほか、日本企業を対象にした講演会で演説を行うことにしています。
ジョコ大統領と共に日本を訪れるソフヤン・ジャリル経済担当調整相は１８日、訪日を前にＮＨＫの単独インタビューに応じました。
この中でソフヤン氏は、ジョコ政権が掲げる、海上の物流網を整備してさらなる経済発展を目指す「海洋国家構想」について触れ、「実現のためには港湾施設の整備が欠かせない」と強調しました。さらに、「ひっ迫する電力事情を解消するため発電所の建設が必要だ」と述べて、日本からのインフラ事業への投資に期待を示しました。
そのうえでソフヤン氏は、安倍総理大臣との首脳会談では「インドネシアと日本の経済面での連携をどう強化するか議論する」と述べ、経済分野での両国の連携強化を目指す考えを示しました。