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クリミア併合1年 「外部からの困難克服」
3月19日 7時58分

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ南部のクリミアを併合してから1年になるのを記念する集会で演説し、クリミア併合を正当化するとともに、「外部からもたらされたあらゆる困難を克服する」と述べ、欧米の制裁に対抗する姿勢を強調しました。
ロシアの首都モスクワの中心部で18日、クリミア併合から1年になるのを記念する集会が開かれ、プーチン大統領をはじめ、クリミアの行政府と地元議会の代表らが参加しました。
この中でプーチン大統領が演説し、「クリミアはロシアにとって自国の領土というだけでなく、戦略的な重要性を持つ」と述べ、改めてクリミアの併合を正当化しました。
そのうえで、「外部からもたらされたあらゆる問題と困難を克服する。ロシアに対して全く意味のないものだ」と述べて、ウクライナ情勢を巡る欧米の制裁に対抗する姿勢を強調しました。
集会では、多くの人たちがロシアの国旗や「クリミアはロシアだ」と書かれたプラカードなどを掲げ、参加した男性は「クリミアを誰にも渡さない」と話していました。
ロシア内務省は、モスクワではおよそ11万人が参加し、ロシア各地とクリミアでの集会などを合わせると70万人余りが集まったとしています。
一方、クリミアの併合を巡っては、プーチン政権が影響下にあるメディアを動員してナショナリズムをあおっているとの批判も出ています。

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