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航空評論家「トラブルで降下 高速で衝突か」
3月25日 12時02分

航空評論家「トラブルで降下 高速で衝突か」
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フランスで起きた墜落事故について、日本航空の元機長で航空評論家の山田不二昭さんは墜落した機体の状況からテロなどによる空中爆発の可能性は低く、何らかのトラブルで高度を下げ、山に衝突した可能性があると指摘しています。
山田さんは墜落現場の機体の状況について、「破片が粉々になっており、かなりのスピードで山肌に衝突したのではないか」と指摘したうえで、「上空で爆発した場合は、より広範囲に破片が散乱するはずだ」と話し、テロなどによる空中爆発の可能性は低いと分析しています。
また、旅客機が発信する位置や高度の情報を基に飛行コースを公開している民間のホームページ、「フライトレーダー24」のデータでは事故機の高度が10分間でおよそ9000メートル落ちていることについて、「通常の着陸では30分近くかかるケースで、その2倍以上のペースで高度が下がっており、何らかの異常が起きたと考えられる」と指摘しています。
さらにフランス当局が、事故機から緊急事態を知らせる救難信号が出ていなかったとしていることについて、山田さんは「余裕があれば管制官に緊急事態を伝えたり、救難信号を出したりすることもできるが、出していないとすれば、上空で突発的なトラブルが起き、パイロットはその対応に追われ、かなり緊迫した状態だったのではないか」と指摘しています。

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