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ドイツ機墜落 日本人2人の名前発表
3月25日 10時40分

ドイツ機墜落 日本人2人の名前発表
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外務省は、ドイツの航空会社の旅客機がフランス南東部の山間部に墜落した事故で、搭乗者名簿に含まれていた日本人2人について、いずれもドイツのデュッセルドルフ在住の男性だと発表し、フランスのマルセイユにある日本総領事館に設置した現地対策本部などを通じて安否の確認を急いでいます。
フランス南東部のアルプス山脈沿いの地域に、乗客乗員150人を乗せたドイツの格安航空会社の旅客機が墜落した事故で、外務省は、搭乗者名簿に、日本人とみられる2人の名前が含まれていたことから、情報収集を進めていました。そして、外務省は、搭乗者名簿に含まれていた2人について、いずれもドイツのデュッセルドルフ在住で、60代の男性の永田敏さんと、40代の男性の佐藤淳一さんだと発表しました。外務省は、フランス南部のマルセイユにある日本総領事館に設置した現地対策本部などを通じて、フランス政府やドイツ政府、それに、2人の家族と連絡を取り合うなどして、安否の確認を急いでいます。

佐藤さん 機械関連商社の社員か

フランス南東部で墜落した旅客機の乗客名簿に名前があった日本人のうち、40代の佐藤淳一さんは、東京に本社がある機械関連の商社、「西華産業」の社員とみられることが会社への取材で分かりました。東京に本社がある機械関連の商社、「西華産業」によりますと、佐藤さんはドイツにある現地法人の支配人代行で、24日、スペインからデュッセルドルフの事務所に戻る予定になっていましたが、連絡が取れなくなっているということです。このため現地法人のスタッフが日本総領事館や航空会社に問い合わせた結果、佐藤さんの名前がこの旅客機の乗客名簿に載っているということが分かったということです。佐藤さんは6年前に、「西華産業」の本社からドイツにある現地法人に出向していたということです。西華産業は、佐藤さんが旅客機に搭乗していたとみて、東京の本社に対策本部を作り、対応に当たっていて、近く、現地に人を派遣して情報収集に当たるということです。

官房長官「安否確認に全力」

菅官房長官は25日午前の記者会見で、「事故原因などの詳細は現在、明らかにされていないが、多くの乗客が犠牲になった可能性が高いという情報に接している。深い悲しみの中にあるご遺族の方々をはじめ、関係者に哀悼の意を表したい」と述べました。そのうえで菅官房長官は、「墜落した飛行機に日本人とみられる2人が搭乗しているもようであり、安否確認などの情報収集に全力を尽くしている」と述べました。また菅官房長官は、記者団が「テロの可能性はあると考えているか」と質問したのに対し、「現時点で墜落原因は不明であり、現地の当局が調査中だと聞いている」と述べました。

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