2015年3月24日12時14分
下村博文文部科学相は24日、理化学研究所の野依良治理事長(76)が辞任し、後任に前京都大総長の松本紘氏(72)をあてる人事を正式に発表した。発令は4月1日付。野依氏は2018年3月まで任期が残っていたが、下村氏は閣議後の会見でSTAP論文問題での引責辞任を否定した。
松本氏は昨年9月まで6年間、京大総長を務めた。在任中、5年一貫制で文理融合の新しい大学院を設立したほか、国立大学協会会長も務めた。下村氏は「改革意欲と危機感を持ってやれる方。厳しい状況の中、国民の理解と期待に応えうる人事だ」と語った。
一方、野依氏の辞任については「年齢のこともあり辞任の意向があった。STAP細胞問題で改革の道筋を整えて頂いたことも考慮した」と説明した。
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