宝塚市:LGBT支援策 同性カップル証明書 条例検討へ

毎日新聞 2015年03月24日 22時46分

 ◇中川智子市長、4月に検討会設置を明らかに

 兵庫県宝塚市の中川智子市長は24日の記者会見で、LGBT(性的少数者)支援策として、同性カップルを夫婦と同等の間柄として認め、証明書を発行する条例の制定に向け、検討を始めることを明らかにした。4月に検討会を設置する。既に東京都渋谷区が同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行する条例案を3月区議会に提案しており、今月末に採決される見通し。

 検討会は十数人の課長級職員で構成。条例制定への検討のほか、LGBTへの理解を求める冊子の作成や相談窓口の設置にも取り組むという。中川市長は「渋谷区の動きがきっかけとなり、議論を進めることにした。行政にできることを考えたい」と述べた。【釣田祐喜】

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