■見た目オシャレ、女子会に最適
発泡日本酒は炭酸ガスを含んでおり、口にすると舌に刺激を感じる。白くにごったものやシャンパンを思わせる透明度と泡立ちのあるものまで、種類はさまざま。アルコール度数は通常の日本酒の約3分の1の5%程度のものもある。
冷やして飲むのが基本。その歴史は戦前に遡るといわれ、日本では20年ほど前に酒造各社が参入し始めた。今では100を超える銘柄が登場してきているという。
製法によって2種類ある。酒を生きた酵母ごと瓶詰めし、その中でさらに発酵させる「瓶内二次発酵」と、酵母の働きをとめて瓶詰めし炭酸ガスを充填したもの。前者は米の味わいが、後者はすっきりした飲み口が特徴だ。
開栓するときはよく冷やし、キャップの場合は緩めては締める動作を何度も繰り返し徐々に開ける。コルクの場合は布で開け口を包みつつ、そっと引き抜く。飲みきれなかった場合は「きちんと栓をしておけば数日なら発泡性も残る。泡が抜けても日本酒としてうまみは残る」(友田晶子さん)。出荷量が少ないものも多いのでご注意を。
◇ ◇ ◇
調査の方法 日本酒きき酒師やソムリエなどとして活躍する酒飲料に詳しい女性の専門家11人に女子会に向く発泡性日本酒を推薦してもらい、楽天市場の売れ筋も加味して31種を選んだ。専門家に試飲した上で、味わいや香り、ボトルなどのデザイン性、値ごろ感などからお薦めを順位を付けて10品ずつ選んでもらった。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)
伊藤麻衣(真一門女将)▽入江亮子(温石会主宰)▽上田紀子(ANAビジネスソリューション研修業務チーム主席部員)▽高橋直美(パレスホテル東京バーテンダー)▽寺沢敦子(京王プラザホテルスーパーバイザー)▽友田晶子(トータル飲料コンサルタント)▽葉石かおり(酒ジャーナリスト)▽長谷川愛(そごう・西武商品部食品部バイヤー)▽福島美名子(新宿高島屋和洋酒売り場担当)▽星野恭子(日本航空客室乗務員)▽渡辺ひと美(酒料理研究家)
出版:日本経済新聞出版社
価格:1,365円(税込み)
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