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「会議に出席しても発言できない」「反応が少ないと不安になる」「キツイ質問で突っ込まれるのが怖い」と思っている人は多いと思いますが、今回はそんな状況を脱するための、ちょっとしたワザをご紹介しましょう。緊急事態をつくらないようにするためのベストな行動です。
新刊『本番でアタマが真っ白にならないための人前であがらない37の話し方』著者・佐藤達郎氏による連載第2回。

緊張して話せない自分とはサヨウナラしよう!

 前回の完璧を目指さないための7つのステップをクリアし、負のイメージを捨てられたとしても、相手の理解を得るために、心を動かすプレゼンやスピーチが突然できるものではありません。

 ましてや仕事。キャッチボールが重要です。話し上手は聞き上手とよくいわれますが、賛同を得るにはどうすればいいのでしょうか?

 本書では、8つの心得を紹介しています。

1.予定通りに行くのが実は異常である
2.質問は、自分の主張をより深く説明できる機会
3.「正解」よりも、自分なりの解答をまず1つ
4.沈黙は焦りを生むので、ワンフレーズで返す
5.ホンネをくみ取ることに集中する
6.自分が話すよりも、相手に話をしてもらう
7.発言は、誰かが話し終わった直後がベスト
8.別に死にはしない。「聞いている人との会話」だと考える

 この中から、「沈黙は焦りを生むので、ワンフレーズで返す」をピックアップします。 

沈黙は焦りを生むので、ワンフレーズで返す
――回答に窮して、固まってしまうという問題点

急な質問やイジワルな質問に対して何も思い浮かばない。そういうときは、いったい、どうすれば、いいのでしょうか?

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問題解決ラボ

問題解決ラボ

佐藤オオキ 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2015年2月

<内容紹介>
そうか、そこが“問題”だったのか! ロッテ、エステーなどの日本企業から、コカ・コーラ、ルイ・ヴィトンなどの欧州名門ブランド、さらには「箸」や「桶」の伝統工芸職人まで――いま世界が最も仕事をしたがる「問題発見プロフェッショナル」佐藤オオキが明かす、問題を発見し、アイデアを出し、解決するための思考術。

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佐藤達郎[コミュニケーション・ラボ代表]

 

1959年生まれ。81年一橋大学卒業。多摩美術大学教授(広告論、マーケティング論、メディア論)、コミュニケーション・ラボ代表。大学卒業後、スピーチ・プレゼンがとにかく苦手で「コピーライターになれる」という理由で、旭通信社(現アサツー ディ・ケイ)に就職。約10年のコピーライター人生を経て、クリエイティブ・ディレクターに昇格。プレゼンに悉く失敗する日々を独自のメソッドで克服し、世界3大広告賞 (カンヌ国際広告祭、クリオ賞、OneShow)を受賞。その後、クリエイティブ計画局長、クリエイティブ戦略本部長として、約200名のクリエイティブ部門の人事・組織・研修・ビジョン策定を担当する。2009年、博報堂DYに移籍し、エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを務める。カンヌ国際広告祭フィルム部門日本代表審査員(2004)のほか、アドフェスト、NYフェスティバル、ACC賞など国内外の広告賞で審査員を担当。著書に『教えて! カンヌ国際広告祭 広告というカタチを辞めた広告たち』(アスキー新書)などがある。2011年4月より現職。

 


本番でアタマが真っ白にならないための 人前であがらない37の話し方

本連載では、苦手なビジネス対話(プレゼン、会議、面談、スピーチなど)を難なく克服できる手法を紹介します。そもそも、なぜ、人前だと緊張してうまく話せないのか? それは、「メソッドを知らない」からです。「回答に窮して固まってしまう」「何を言っているのかわからないと言われる」「反応が少ないと不安になる」など、緊張して話ができない人の不安や悩みにこたえている解決法がここにあります。

「本番でアタマが真っ白にならないための 人前であがらない37の話し方」

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