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【サッカー】

ハリルジャパン超異例始動 わずか24分ランニングだけで終了

2015年3月24日 紙面から

就任後初の合宿で、選手の先頭に立ちランニングするハリルホジッチ監督(中央)。同右は本田=大分市内

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 バヒド・ハリルホジッチ新監督(62)が就任したサッカー日本代表は23日、国際親善試合チュニジア戦(27日・大分スポーツ公園総合競技場)に向け、大分市内のグラウンドで始動した。注目の初練習は、わずか24分間のランニングのみで終了という、超異例のスタートで、これには選手もビックリ。一方、合宿中の生活面での規律に関しては細かく通達。選手たちとのコミュニケーションも積極的に取る方針をあらためて掲げた。

 注目のハリルジャパン始動。グラウンドには日本代表選手を一目見ようと、約500人のファンが詰め掛けた。

 選手たちは到着すると、いきなりロッカールームに引きこもって約15分間のミーティング。その後はハリルホジッチ監督自ら先頭に立ち、負傷中の内田を含む選手全員、さらにコーチ陣、霜田技術委員長とともに、非常にゆっくりとしたペースのジョギングを始めた。

 ところが、24分後にはジョギングだけで練習終了。これには選手たちもあぜん。「びっくりというか、『珍しいよね』という話はした」とMF長谷部。前日にほとんどの選手が試合や長距離移動をしていることや、寒さを考慮しての極めて軽めのメニューとなったが、霜田技術委員長によれば、全員で走ることがハリル監督のこだわりだった。

 ハリル監督自身は、選手たちがグラウンド11周を走り終えるころに周回遅れになった。最後はよれよれになりながらもファンからの拍手と声援に、最後の力を振り絞ってスパートで応えて見せた。

 しかし、ピッチ外では厳しさを見せた。練習前に行ったミーティングで外出禁止、食事開始時間の厳守など、アギーレ前監督以上の細かい規則を通達。長谷部は「ピッチ外でも非常に細かいところにこだわっている。いろいろありすぎて言えない」と苦笑した。

 今合宿は選手との対話が重要なテーマ。「たくさんのメッセージを伝える」と宣言し、この日の夜を皮切りにミーティングは毎日行うこととなった。

 チーム全体、ポジション別のグループ、さらに個別と対象もさまざま。早速DF太田とは片言の英語で足の状態を確認していた。

 約1時間で風のように練習場を去ったハリルジャパン。選手がそろい、非公開練習となる24日から、いよいよ本格始動する。(宮崎厚志)

 

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