みなさんは「ハラルフード」と言うと、何を思い浮かべるだろうか? おそらくは「イスラム教徒の食事」や、「豚肉やお酒がダメ」、「ケバブ」など、非常にざっくりとしたイメージしかわかない人が多数だと思う。
記者(私)もそんななかの一人だったのだが、2015年3月23日に東京・池袋にオープンした世界的ハラルフードレストラン「マンハッタンフィッシュマーケット」に行き、そのイメージが100%変わった。
ここではマレーシアのハラル協会に認定された、100%ハラルフードをアメリカンスタイルでいただくことができるお店なのだ。「ハラルフード=中東料理」そう思っていた時期が僕にもありました。
・タバコも酒も無し
「マンハッタンフィッシュマーケット」の大きな特徴としては、“完全禁煙・酒を置いていない”というところ。最近は完全禁煙のファミレスも出てきたが、お酒を置いていない店はほとんど無いと言っていいだろう。
訪れたときに「ビール無いの!?」と言って帰ってしまう人がいたが、私のような酒もタバコもやらない人にとっては天国のような空間である。また、子供用の椅子も置いてあったので、ファミリーでの利用にも向いていると思った。
お酒の代わりに置いてあるレモンとミントが爽やかなスムージー『Citrus Mint』や、アールグレイティーにオレンジシロップを入れた『Sunset By The Bay』などの美味しいドリンクが数多くあるのだから、そちらをぜひ楽しんでほしい。
料理もチリソースで和えられたシーフードやフライドマッシュルームなど、4種のアペタイザーの盛り合わせ『Quad Delight』や、白身魚を自家製のスパイスやハーブのソースにつけ香ばしく焼き上げられた『Mediterranean Baked Fish』はどれも絶品。
特に『Mediterranean Baked Fish』は香草のような味がするものの、他のスパイスが悪い部分を中和してくれている感じで、パクチー嫌いでも最後まで美味しくいただくことができた。
食べているうちに「ハラルフードって美味しいし健康的なんだな!」と、ハラルフードへの概念が100%変わった。イスラム教徒でなくとも、上で述べたように「非喫煙者・お酒がダメな人」にとっては、料理も美味しく煙たくも酒臭くもなく、非常に快適な空間であった。
・ファミリーレストラン的感覚でハラルフードを
客単価はだいたい1500~2000円といったところなので、ファミリーレストラン感覚で使うこともできると思う。日本ではハラルフードを食べられるお店が少なかったが、「マンハッタンフィッシュマーケット」が日本でも店舗を増やし、イスラム教徒でも気軽に外食できるようになったらとても良いことだ。
現状はレストラン形式の池袋1店舗のみだが、フードコートでも人気が出そうなワンプレートの料理も多数あるので、今後はショッピングモールなどにも展開してくれたら嬉しい!
仕事の疲れを癒すためにお酒を飲んだり、タバコで一服するのも良いが、たまには健康的にハラルフードを食べに「マンハッタンフィッシュマーケット」へ行ってみてはいかがだろうか?
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 マンハッタンフィッシュマーケット(The Manhattan FISH MARKET)
住所 東京都豊島区東池袋1-4-2 三経33ビルB1F
時間 11:00~23:00 (L.O.22:30)
休日 無休
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.
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