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小中学生のウェブ情報活用力に課題
3月24日 17時26分

小中学生のウェブ情報活用力に課題
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小中学生のパソコンを使った情報を活用する力について文部科学省が初めて調査したところ、複数のウェブページから必要な情報を見つけ出し、整理したり理解したりする力に課題があることが分かりました。
この調査は昨年度、全国の小学5年生と中学2年生合わせて6681人を対象に文部科学省が初めて行いました。
それによりますと、小中学生のいずれもパソコンから整理された情報を読み取ることはできたものの、複数のウェブページから必要な情報を見つけ出し整理したり理解したりする力には課題があることが分かりました。
例えば、小学生に出されたプラスチックのごみを何曜日に捨てるのかを問う設問では、児童は自治体のごみの分別方法に関する10のページから答えを導き出す必要があります。
このうち、ごみの収集日が示されたページを見た児童は全体の70%以上に上っていましたが、燃やすごみやプラスチックごみについて説明するページを見た児童は30%程度にとどまっていました。
結局、リサイクルできないプラスチックごみは燃やすごみとして捨てるという正しい答えを出した児童の割合=正答率は9.7%と、すべての問題で最も低くなりました。
文部科学省の豊嶋基暢情報教育課長は「処理する情報が複雑になればなるほど正答率が低くなる傾向が見られた。今回明らかになった課題を解決できるよう授業で意識的に取り組んでもらいたい」と話しています。

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