2015年3月25日00時02分
中谷元・防衛相は24日、沖縄県の翁長雄志知事が、米軍普天間飛行場の同県名護市辺野古への移設作業の中止を求めていることに、「法律や規則、合意に従って工事を進めている。はなはだ遺憾だ」と批判した。
翁長知事は、仲井真弘多・前知事が行った岩礁破砕許可を取り消す意向だ。中谷氏は「各種調査は環境保全に万全を期して最適の方法で作業を進める」と述べたうえで、「埋め立て承認をもらう際には沖縄県と何度も意見調整をしている。今までの経緯を含めて、何ら瑕疵(かし)があったとか、約束に違反しているという認識は全くない」と強調した。
また、訪中している自民党の谷垣禎一幹事長も記者団に対して、「翁長さんの足元を見ると、打開はできないだろう」と知事の姿勢に厳しい認識を示し、「選挙の結果で法的な手順が全部ひっくり返るものではない」と語った。
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!