渋谷駅から裕に五分は歩いての富士そば渋谷下田店、店先の立て看板で販売を確認して入店しました。
券売機で食券を買い、店員さんに渡すと「おそばですか」と聞かれ、「おぉ、ポテうどんも出来るのか」と驚きました。
発祥は大阪は阪急十三駅構内にある阪急そば若菜十三店で、今年の2/6から販売されているそうです。
ネット情報を見る限りはポテト以外にネギとカマボコが乗っていて370円(税込)、つまり、かけうどん(そばにもできます)とポテトフライが別皿で提供され、自身でトッピングするシステムです。
東京では富士そば、神田店、渋谷下田店、鶯谷店(巣鴨店と間違っているサイト、多数)のみで3/14から販売されています。
ネット情報では「ポテト三倍増し」が出来るそうですが、有料なのか呪文なのかは未確認です。
オーダーが入ってからポテトフライを揚げるので数分待たされてから提供されたポテそば440円、盛り付けがかなり独創的ですが、たまたまなのか意図的なのかは不明。
ポテトフライがトッピングされた状態で提供され、ネギなどは無く、青海苔が振られています。
富士そばは箱根そばやゆで太郎に比べて蕎麦つゆが少なめなので、ポテトフライだけを食べることができるため、セパレートする必要がなかったのかも知れません。
蕎麦つゆに浸けて食べるポテトフライ、揚げたてで油切りもしっかりしているので、意外に美味しい。
ただ、富士そばの蕎麦つゆは甘めの味付けですので自分の好みとは合いません。
あっという間に食べ終わって、御馳走様でした。
旗の台駅にまとわりつくような商店街の二階にあるブンブンブラウカフェウィズビーハイブ@旗の台(品川区旗の台)(ホームページ)、都内中心のラヲタならばとっくに食べに飲みに行っていないと行けないお店です。
言われてみれば、二階の窓の辺りが「ブンブンブラウ」に似ていなくもないので、あくまでも「ブンブンブラウ」であって「ブン ブン ブラウ」ではないと思います。
お店のホームページには「ミシュランガイド東京2015年 僅か開店半年にしてBumBunBlauCafeが掲載!」とあり、全くの事実ですが「イチローがメジャーデビューして新人賞を獲得」の様な違和感を覚えます。
店内に入り、12席のテーブルを通り過ぎて奥の厨房前のカウンター七席の空いた席に座ろうとすると、奥の席に知り合い発見、おお、のんびり飲めますな。
久し振りなので積もる話しもあり、先ずはビールで今夜は二人お疲れ様会、21時を過ぎた辺りからバタバタするほど混み合いましたが、この時間ではまだまだそうでもありません。
お洒落(?)な店内にちなんでお洒落な料理をとバーニャカウダに〆のまぜそば1200円、これまで色々なバーニャカウダを頂いてきましたが、今までのどれにも属さない美味しいバーニャカウダです。
当たり前ですが、バーニャカウダは野菜ではなくソースが主役、如何に美味しいソースで野菜を引き立てるかが大切であり、ソースの調理においては全く心配ないどころかソースだけ味わいたいほど美味しい。
で、そのソースを活かさない手はないと言うことなのか、まぜそば付き、まぜそばだけで問題無い一品料理、味も美味しいと思うのですが、さらにソースを掛けてさらに美味しくしようという策略。
で、その策略にまんまと嵌りました、どちらかというと自ら嵌りに行ったという。
ごく自然にスルピリナが練り込まれた極細麺、当然ですが自家製麺、二口程度でしたが美味しく頂きました。
オードブルのラーメンを頂いたので、続けてアントレを思わせる汁無し担々麺800円、辛さ調整して頂けると言うことで「殆ど辛くないレベル」をお願いしました。
カメラの設定を間違えていてちょっと残念な写真になっていますが、「何でも辛ければいい」「何でも痺れたらいい」と考えているお客さんに「食材を厳選し、手間暇を掛ければこんなに美味しくなるよ」と投げかけている担々麺です。
この担々麺をどのくらい真摯に料理しているかはネット情報に譲るとして、挽肉一つ一つの味が全くと言っていいほど同じ美味しさに驚き、中太平打ち麺とスープ、挽肉の相性に驚きました。
メニューを眺めていたら日本酒がラインナップされていたでの、ついつい3杯も飲んでしまった、秋田の蔵元のお酒 新政(あらまさ)、六号酵母使用と言うことで瓶に直接「6」とプリントされています。
ラーメン屋さんに置いてある日本酒ににはあまり期待しないのですが、私のリクエストに対して「こちらでどうですか」と出していただいた一本、美味しいですね。
日本酒は食中酒として真価を発揮しますが、この日本酒は料理より美味しい、うーん、素晴らしい。
さて、二つのメインディッシュのウチ、一つ目のアボカド豆乳生キャラメルソース700円。
かき氷はシロップ製作に時間が掛かり、作り置きもそれなりに制限が掛かるので、その日にあるのとないのがあります。
多くの人が「かき氷を食べると頭がキーンとする」と思っていると思いますが、それは偽物のかき氷、本物は身体が冷えるほどは冷たくないので殆どキーンとしません(それでもキーンとする人もいますので、ご了承ください)。
氷はふんわりとした食感、食べ進むにつれて氷が溶けてしまうので、最後の方はどうなっちゃうんだろうと思いましたが、かき氷の厚さが徐々に厚くなっていって、最後までべたべたしないように工夫してあります。
シロップとかき氷はイマイチまりあーじゅしていませんが、似た様なことはラーメンでも言えますので。
二つのメインディッシュのウチ、ラストはラーメン、醤油、塩、他にも沢山揃っています。
あれこれと検討を重ねた結果、一杯目はアグー豚の醤油らーめん800円、わんたん150円、初訪のお店で初めてのラーメンを食べる時でトッピングを追加するなんて今までしたことがありません。
鶏ガラと丸鶏スープに白口煮干し出汁を合わせた、書けばなんでも無いようで、作ったらブンブンブラウでしか味わうことのできない美味しさ。
何種類かの醤油を合わせたタレ、あくまでも脇役に、それでいていつでも主役を勝ち取るぞ、と言った感じが否応なしに伝わってきます。
国産小麦100%の自家製麺は極細麺、スピルニナが練り込まれています。
アグー豚のモモ肉と、低温調理の鶏胸チャーシュー、アサイー芽、クレソン、書いても書いても書ききれないほどの美味しさ。
丁寧に仕込んだ食材と、丁寧に料理すれば、これこうして一杯のラーメンとして成立します。
さらっと食べてしまって御馳走様でした。