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2015-03-24
「小説家になろう」に投稿している商業作家さん一覧
えー、「小説家になろう」のランキング上位にプロ作家がそのままのペンネームで載っとるぞ、という件について。
へー、ランキングトップ付近に顔を出したってのは初めてかもしれないなー、でも鷹山さんの作風なら納得かも……とか思ってたら、どうも炎上案件になっているようで。
まあ話題になるのはわかるんですけどねえ。どうも僕には周回遅れ感があるというかなんというか……確かに珍しいっちゃ珍しいけど前例はいくつもあるわけだしなんで? とか最初は思ったんですけど、よくよく考えてみたらそりゃ積極的に情報集めてる濃ゆいなろう民ならともかく、普通の人はランキング上位に載るくらい目立たないと気付きませんわなあ。
そんなわけで、僕の知ってる限りの類似案件を挙げてみようと思います。
他にいなかったとしても規約に違反しているわけでもなし鷹山さんが責められる云われはない*1とは思うのですが、「いやいや、他にも普通にいるで」ってのが知られてないから荒れてる側面もあるのかなと。
十文字青
大英雄が無職で何が悪い 01 Soul Collector (オーバーラップ文庫)
- 作者: 十文字青,エレクトさわる
- 出版社/メーカー: オーバーラップ
- 発売日: 2014/05/22
- メディア: 文庫
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まずはたぶん一番の有名どころでしょうか。オーバーラップ文庫から『大英雄が無職で何が悪い』。同出版社から発売中の『灰と幻想のグリムガル』と同一世界観のお話です。
普通に最初っから情報公開して連載していてある程度話題にもなっていたしランキングにも一時的に載っていたと思うんですが、これが問題になったという記憶はありませんねー。
赤井紅介
- 作者: 赤井紅介,植田亮
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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お次はアーススターノベルから『京都他種族安全機構』。既にかなりの出版経験のある作家さんである赤井紅介先生が、先に書籍化されることを宣言した上での連載開始というこれまた珍しいケース。
ちなみにご本人が活動報告でこのようなことをおっしゃっています。
ちょっと裏話。
WEBに投稿というものをやってはみたものの、やはり難しいなという感想でした。
実はこれ、アース・スターノベルの編集さんに、現代ものの小説でどうにか「なろう」全体の流れを突破できないか試してみて欲しい、とのお話しをいただいて書かせていただいたものでした。
しかし、やはりファンタジー世界ものやVRMMOものの牙城は強大ですね。
http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/531405/blogkey/1049987/
例えプロ作家といえども、なろうの人気ジャンルに引っかからない内容で勝負するのは一筋縄ではいかない、ということですね。そらそうだろなあ。
ろくごまるに
- 作者: ろくごまるに,九月姫
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 1994/01
- メディア: 文庫
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まさかまさかのろくごまるに先生。最初に名前見たときリアルにお茶吹くかと思いました。
いや、まあ、一話投稿後音沙汰ないんですけどね……
田尾典丈*2
- 作者: 田尾典丈,ReDrop
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/03/13
- メディア: 文庫
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- 中古でも恋がしたい 書籍化|太田岳規@田尾典丈の活動報告(※書籍化にあたり本編はなろうから削除済み)
こちらは元々はなろうに別名で投稿していたものを、書籍化するにあたりカミングアウトという特殊パターン。リアルタイムで読んでてうっめえなあこの人って思ってましたので、まあそら納得ですわと。
このケースだとばらしていますけど、わざわざカミングアウトせずに別名のまま書籍化までしてる作家さんもまあ、普通にいるでしょうなあ。
こんなところでしょうか? なろうでは超有名どころの某作家さんが一度普通にラノベ作家としてデビュー済、という話もよくあちこちで見かけるんですが、あれはソースが見当たらないんでボツで。
こんなこと言いだしたら今アニメとほとんど同時連載状態に突入しているログホラのままれさんとかどうなりますのん、とか順番が違うだけで今となっちゃなろうの累計上位作品の作家さんほぼ全てプロ作家でんがな、とか色々突っ込みたくなってきてしまいますけども。今回はとりあえず「元々商業で活動していた作家さん縛り」ということでまとめさせていただきました。
というかですね、藤孝先生*3の宣伝ツイート経由で買って読んでいるから知っているんですけど、鷹山先生の作風はもともとすっごいなろうに親和性が高いタイプなんですよ。
- 作者: 鷹山誠一,ゆきさん
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2013/07/31
- メディア: 文庫
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こちらの一巻とか読めばすぐわかると思う。
プロ作家のくせに不利なジャンルで勝負せずなろう寄せしてずるい的なことも言われてるみたいですけど、そんなんのために自分の作風曲げるのもおかしいんじゃないかなあ……。